
菊芋。
原産は北アメリカ北部から北東部。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来した。栽培されているもの以外に、第二次世界大戦中に加工用や食用として栽培されたものが野生化したものもある。別名はアメリカいも、ぶたいも。(Wikipediaより)まだあまり聞きなれない、見慣れない野菜かと思いますが、私はこの野菜が大好き♪
それにしても、江戸時代末期と言う昔から日本で栽培されているのにこんなに浸透していないことにびっくり!
それは飼料用作物として伝来してきたからなのか、だとしたら「こんなにおいしいのに飼料用にしちゃうなんてひどい」って思うし、しかも別名の「ぶたいも」っていくらなんでもひどすぎやしませんか…。(-_-;)
近年、この菊芋に多く含まれているイヌリンと言う成分が糖尿病に良いと言うことで、健康食品として急激に脚光を浴びているようですが、その割にはあんまり売っていないのが残念ですよね。
私がこの菊芋を知ったのは、
はじめてのお味噌交換会の時に
メープルままさんから頂いた味噌漬け。
味噌に漬かった菊芋はその食感と香りが印象的で、一口でこの野菜のファンになりました。
その後、この菊芋の英名がエルサレム・アーティチョークと言うことを知り、「あ~なるほど~!アーティチョークに香りが似てるわ~」と思ったり。
見た目は生姜を白くしたような感じですが、香りはごぼうに似てます。
火を入れると少しはホクッとした食感になるので芋なんだなぁと思うけど、生で頂くとコリッと言うかシャキッとした食感で芋とはとても思えない、そんな野菜。
今年はうちの実家の父が家庭菜園で菊芋作ったので、ちょこちょこと送ってもらったりしていっぱい食べてます♪

私にとってのファースト・菊芋である、菊芋の味噌漬け。
数年前から手に入ると自分で漬けているんですけれど、これが簡単でとってもおいしいんです♪

菊芋はよーく洗って土が落ちないところや皮が硬いところなどだけ皮を剥きます。
皮はアクがあるのでなれないうちは剥いたほうがいいと書かれた菊芋の食べ方レシピをちょっと前までは結構見かけましたが、私は皮の部分に特にアクを感じたことないし、最近あまりそう書かれているのを見かけないように思います。

↑の菊芋を丸ごと味噌に漬けるんですが、その味噌に一工夫♪
今年は、味噌に
「踏み込み粕」と言う奈良漬用の酒粕を混ぜてます。
こうしたものを混ぜ込むことにより、味噌の固さを柔らかく調整して漬けやすく出来るし、何より発酵食品を混ぜ合わせるので早く漬けることが出来、また味噌の塩辛さを軽減してマイルドな漬け上がりにすることが出来ます。
去年までは「踏み込み粕」と言うものを知らなかったし手元にもなかったので、
自家製酵母液を少々加えることにより味噌を伸ばしていました。
こちらでも同じ効果が得られますので酵母を育てている方の利用法としても良いと思うし、酵母の代りに市販のプレーンヨーグルトを加えても良いみたい♪
ヨーグルト入りは
meloさんが試されておいしかったよ~って言ってました♪♪
味噌に混ぜ合わせるそれらの発酵食品の量は、味噌の固さによりけりで、漬けやすい程度に柔らかくなれば良いと思います。

そしてその伸ばした味噌と菊芋(洗ったときについている水分をよーく拭いてから)がジップロックの中で重なるように詰めるんです。
味噌の量は容器で漬け込むよりはずっと少なめ。
写真のように菊芋が味噌床からちょっと顔を出していたりしていてもあまり気にせず、出来るだけジップロックの中の空気を抜いて菊芋と味噌床が密着するようにしておきます。
このジップロックを冷蔵庫の野菜室にて、野菜室にちょっと重めの野菜が入っていればそれを重石にするようにして保存します。(なければそれでもOK)

下漬け等をしていないので、2,3日もするとこんな感じに水分がかなり出てきてお味噌が更に緩々になります。
こうして万遍なく漬かるので少なめ味噌でも大丈夫なんですよね!(まぁモノには限度がありますのであまり少なすぎると漬かりが悪かったり腐りやすくなったりするかもすると思いますが…)
そのまま大体1週間ほど漬けておけば、菊芋の味噌漬けの出来上がり♪
写真の菊芋は1ヶ月くらい漬けっぱなしにしてあった菊芋なのでかなり中までしっかりと色も味も沁みてます♪
でも味噌だけで漬けているわけではないので、そんなに塩っ辛くないしコリコリとしてホントにおいしいんですよ~。
ごぼうのような、アーティチョークのような香りを感じられて、ご飯のお供にもお酒のおつまみにもなかなか良いのです。
余ったゆるゆる味噌はお味噌汁などに加えるなどして使うことが出来るので、無駄にならないのも嬉しいです♪
今年初めて実家で作った菊芋は、実は最初はかなり不評と言うか、食べ方がよくわからないので父が畑から採って来ても母がそのまま放置していたりして、作った本人は「せっかく作ったのに使ってもらえない…」、調理する側は「いきなり知らない野菜を持って来られても…」と言うジレンマに陥っていたようですが(笑)、この味噌漬けを教えたらなんだか一気に人気野菜への階段を駆け上っていったようで、菊芋好きとしては何よりです。(爆)

菊芋からはちょっと話がズレますが、この味噌漬けを作るのにも使用しているジッパー付き袋。
今までずっと「それが一番メジャーでどこでも売っている」と言う理由でジップロックを使ってましたが、奈良に引越してきてからはリード製を使用。
まぁ探せばないことはないのでしょうけれど、一般的に売られているジッパー付き袋はリード製で、ジップロックが売ってないのです。
サイズなどにはほとんど問題ないのですが、使い比べてみてジッパーの部分の閉まり具合がジップロックの方が優秀。
ジップロックだとピーってあまり気にせずにジッパー閉めてもキッチリと閉まるのに、リード製だとかなり気を使って端から端までしっかりと指で強く押してジッパー閉めないと、よく閉まらないままのことが多いの…。(-_-;)
アバウト人間の私は冷蔵庫の中で何度もジッパー閉めたはずの袋から水分が漏れ出てきてしまい、どよよん気分になってます。
リード社の方、もう少しこのあたり改善して欲しい~~~!
そして話はまた菊芋に戻り…。

こちらは菊芋含む根菜の日本酒蒸し。
蒸し物と言うと蒸し器をわざわざ出すと言うのが面倒で、またその面倒臭さからあまり蒸し物をしなくなり蒸し物下手の私。
でもこの日本酒蒸しは簡単でおいしいので、冬の食卓には登場回数多いです。

野菜は、このときは菊芋とじゃがいもと人参使用で、皮を剥いて5㎜位の厚さにスライス。
それをルクルーゼのような厚い鍋に並べて、上から塩をパラパラと少量振り、野菜の量にもよりますが1cmくらいの高さまで日本酒を注いで蓋をして、弱火でじっくりと野菜が柔らかくなるまで蒸し煮。
2人分くらいのこの量でこの野菜だと、大体15分もあれば柔らかくなると思います。
蒸しあがったら、鍋のまま食卓に出して蓋を開けて、それぞれ好きなだけ取って召し上がれ♪
これね~、日本酒の旨みが野菜の甘さをよく引き出していてとってもおいしいんですよ~。
日本酒の他は塩しか使ってないから何かタレなどをつけないと物足りないんじゃないかと最初は思っていたんですが、これだけで十分なおいしさなの♪
日本酒はその時一緒に飲むお気に入りの日本酒で蒸すって言うのも贅沢で良いですし、もう少し普通の料理に使うために買い置いている日本酒(「料理酒」を除く)でも十分おいしく出来ます。
蒸す根菜は一種類よりは数種類取り揃えたほうがよく、うちではじゃがいもとにんじんはほぼいつも加えているなぁ。
その二つのほか、ちょっと香りに特徴のあるものなどを加えるとグッとおいしくなるので、ごぼうなどもお薦めなんですが、このごぼう代わりに今回は菊芋を加えてみたと言うわけです。
写真だとじゃがいもと菊芋の違いがほとんどわからないのが難点ですが(笑)、この菊芋の存在がとっても活きてるおいしくて簡単な日本酒蒸しです。

こちらは菊芋の豚肉巻き。
略すと菊芋の失礼な別名である「ぶたいも」になっちゃいそうな料理ですがおいしいです。(爆)
菊芋は汚いところだけ皮を剥き千切りにして、ラップで包んで電子レンジでチンして軽く火を通します。
その菊芋を薄切りの豚肉(ロースでもバラでも♪)でちょっときつめにくるくると巻いて、巻き終わりが下になるように油をひいたフライパンに並べて時々優しく転がしながら焼き付けます。
巻き終わりの部分がしっかりと焼けてきてから転がすようにすると、肉が縮んできて肉同士もくっついて巻きが崩れずに上手く出来ます。
肉に火が通ったところで塩胡椒少々をふり、更にお醤油とバルサミコ酢を加えて絡めるようにお味をつければ出来上がり!
最初の菊芋の火の通し具合でかなり食感が変わりますので、シャキシャキ好きな方は軽めに火を通し、もう少しホクッとした食感が好きな方はしっかり目に火を通しても♪
私はシャキシャキ派なので軽めです♪
冷めてもおいしいし、つまみやすくていいですよ~。
これ、ベーコンで作ってもおいしく出来るかもしれませんね!

こちらは菊芋入り豚汁。
これもごぼう代りに菊芋入れてます♪
豚バラ肉をごま油で炒めて、そこに大根、人参、里芋、菊芋を入れて炒め合わせ、濃くひいた出し汁を加えて煮込みます。
このときはこっくり感を出すために、
塩豚を茹でた時の茹で汁(冷凍保存していたもの)をダシと一緒に加えてます。
なければちょろっとラードを加えても同じようなおいしさに♪
ある程度野菜が煮えたところで、我が家では沖縄の万能調味料「
沖縄そばだし」を少々加えて更にガツーンと豚とかつおの風味を加え、味噌を加えて味を調えてから手で崩した豆腐を加え、器に盛ってから「
石垣島ラー油」を少々垂らしていただきます♪
ごぼう代わりの菊芋の風味がなかなか良いんですよ~。
菊芋は煮たり茹でたりすると煮汁や茹で汁のほうへその成分が溶け出してしまうと言いますから、汁物で頂くというのはその成分を逃さず頂くという意味でも優秀かと思います。

そしてこちらは
以前にも紹介しました菊芋のスープ。
海外での菊芋の食べ方としてはスープと言うのが一般的のようです。
バターで炒めてからポタージュにしても勿論良いのですが、リンクしてある以前の記事のようにオリーブオイルで炒めてニンニクも加えた菊芋のポタージュは特にお薦め♪
おいしいです!
今年は、実家からもらった他にも、去年よりは菊芋が売っているのを見かけることが多くなりました。
これから少しずつ浸透していく野菜のひとつなのかなぁ。
みなさんも見かけたら、菊芋試してみてはいかがでしょう♪
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