2010年 12月 18日
贅沢な色の祭典!てくてくと歩く晩秋の奈良公園♪♪
先月の最後の週末、最後の紅葉を見に奈良公園周辺をブラブラと歩いてきました。
四季それぞれによいことはありますが、この時期の奈良はもうただただ美しく、お散歩していると本当に心が満たされるような気分。
真偽のほどは定かではありませんが、青森から転勤してきた会社の人が言うには、関西の紅葉と言うのはその色の鮮やかさが特別らしく、同じもみじの紅葉でも、他の土地にもともとあったもみじと関西のもみじがその地に移されてきて根付いたものとでは、明らかに色の鮮やかさが違うのだとか。
さて、そんな色鮮やかな紅葉をみなさまもしばし楽しんでみてくださいませ♪
大抵近鉄奈良駅から東向き商店街を通り抜け、猿沢池に出てお散歩ルートは今後のお散歩ルートを考えたりします。
緑の柳の中に艶やかに輝くもみじ。
真紅と言う色はこんな色をさすのでしょうね。
五十二段の横にも五重塔をバックに輝く真っ赤なもみじ。
この少し前に薬師寺など西の京散策へと出かけていた我が家なんですが、やっぱりこの重厚な興福寺の五重塔はいいなぁ。
久しぶりに来た興福寺の境内は大変なことになってました…。
なんとも壮大な興福寺の整備事業。
今から十年以上、ずーっと整備事業が行なわれるらしい…。
う~ん、保存修理のためには仕方がないとは言え、五重塔を見るにもこの工事中の景色と共に見なければいけないというのはちょっぴり悲しい。
こんな工事中だらけの興福寺ですが、駐車場は観光バスでいっぱいで、阿修羅さまがおられる国宝館には長蛇の列が出来ていました。
大仏殿にはこちらも人がいっぱい!
八角灯篭のない大仏殿の姿を見ようとカメラに収めてみましたが(八角灯籠はこのとき東京の東大寺展に貸し出し中)、人が多すぎてあってもなくてもあまり代わり映えしないように見えます…。(笑)
我が家の本日の目的は紅葉を見ることなのでこちら大仏殿内には入らず。
池に移りこむもみじの赤が美しい♪
鹿も美しいものがわかるのね~。
ホントに艶やか。
遅い午後のだいだい色がかった光に照らされて、お揃いのだいだい色に輝くもみじ。
階段にもだいだい色の絨毯。
思わずわぁ~と声が出るほど美しかった…。
だいだい色から黄金色のグラデーション。
たどり着いたのは、正倉院の門の前。
こちらもまた深い深い真紅のもみじ。
ここまで来ると大仏殿の喧騒が嘘のように人がおらず、本当に静かなのです。
古の空気を感じられるようなそんな場所。
かさかさと踏みしめるその音も優しく、そしてちょっぴり物悲しい秋の夕暮れ。
水面の色と文様にこれ以上ないほどの鮮やかな葉が移りこむ。
なんて静かで、なんと美しい景色。
大仏殿と赤と黄色と、若草山の枯れ草の色までが輝いて見える。
水面に移るそれらもまた美しく、しばし見とれてしまうのでした。
ひときわ大きくて真っ赤なもみじの木がお出迎え。
みんな空を仰ぐように見上げては、携帯やカメラを取り出しパチパチと。
カメラには収まりきらないそんな燃える赤。
奈良のお散歩はホントに贅沢。
二月堂の裏参道は、奈良の中で私が大好きな道のひとつ。
石畳を踏みしめて上る道。
ゆっくり、ゆっくりと歩こう。
大きな舞台にたくさんの吊り灯籠。
灯籠に灯りが灯される前のお堂全体が橙色に輝く時。
ここ、二月堂はいつでも開放されており、毎夜灯籠には灯りが灯されるのです。
夜の二月堂もそれはそれは美しいのですよ~。(こちらとこちらの記事に夜の二月堂を載せてます)
我が家はあの辺りかな~。
夕日とお揃い。
いっぱい歩いた紅葉散歩。
下世話なことですが、このお散歩で訪れた場所全てが、みんなが自由に、無料で入れる場所だというのも奈良の懐の大きさを感じます。
果たして関西の、そして奈良のもみじは本当に特別に輝く赤なのか。
私の答えは勿論…。
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