2012年 01月 24日
おでん食べ尽くし!
ここ名古屋でも今日は最高気温は一桁らしいですが、東京あたりは雪でしょ…。
やっぱりそんな寒い日にはこれ。
おでん♪
関西での経験を活かし、関東系スーパーに買出しに行きましたので無事「ちくわぶ」もゲット!(あら、写真には載ってませんが…笑)
我が家のおでんはダシがっつりが特徴。
一番だしなんていうのではなく、たっぷりのお水に大きな昆布を入れ、沸いてきたところで花鰹をこれまたたっぷりと加え、そのまま火を止めるでもなく弱火でグツグツと煮て(蓋はしませんが)、これでもかと酸味が効くほどガッツリと昆布と鰹の風味を移した黄金色のダシ。
そんなダシに塩、醤油、砂糖、日本酒でお味を付けて、コトコト、コトコト、おでんの具を煮込みます。
おでんの具は下煮した大根などの煮えにくいものから鍋に入れ、弱火で10分ほど煮てから鍋セーター。
お昼頃に仕込み始めたのでそのまま1時間ほど置いて、その後はんぺん以外の練り物系なども加えて更に10分ほど煮て鍋セーター。
食べる少し前にはんぺんも加えてもう一度あたためて出来上がり。
おいすぃ~~~♪♪
私的にはこれで十分なんですが、夫に言わせるとはんぺんが半分白いと…。
もっと煮込んだものが好みらしいけど、私はこのフワフワ感が好きなのよ~。
ところで、おでんネタとして、関西では「ちくわぶ」が全く認知されてなくて売ってないことにびっくりしましたが、ここ名古屋ではこの「はんぺん」がおでんに入れられるようになったのは比較的最近のことらしい。
普通に「はんぺん」と言うと、名古屋ではさつま揚げのようなもののことを言うらしく、この真っ白フカフカのはんぺんのことは「紀文のはんぺん」と言わねばならぬらしい…。
たとえそれが紀文のものではなくとも。(笑)
と言うような話のときに、「えーっだってはんぺんなんて紀文のものしかないよね?」と言う名古屋人もいらっしゃり(爆)、なんともはんぺんの認識度が随分と低いのです。
えぇ、確かに今回スーパーで買い求めたときには、この正真正銘「紀文」のはんぺんしか売り場にはなかったけどね。(^^ゞ
最近こそ、この「紀文のはんぺん」をおでんに入れるようになったとは言え、例えば居酒屋メニューのようなはんぺんをさっと焼いてお醤油ジュッみたいな食べ方は全くやらない、と言うか、多分知らない。
こんなに東京に近いのに、まだまだ知られざる名古屋の食文化!
うちで一番大きな鍋にいっぱい作ったからね、いっぱい食べれ~~~。
関西風に牛すじも入ってるよ♪
おかわりもしちゃってもうおなかがいっぱいで、この日はご飯までたどり着かず…。(^^ゞ
翌日も、もちろんおでん♪
食べる数時間前に再度温めなおして鍋セーター。
あんなに真っ白フワフワだったはんぺんもおでん色になってしんなり。
「おーはんぺんも沁みてる!沁みてる!」と夫が言うので、「でもふんわり感がないのが残念なんだよね…」と言い返すと、それには夫も同意。
挙句の果てには「オレはおでんの具で言えば「はんぺん」のようなヤツ…。あっちを立てればこっちが立たずで、リクエストに答えて味を染ませようとすると、回りに合わせているうちに自分のよさであるフワフワ感もなくしてしまうんだ…。あぁ悲しい…。」と言う。
「じゃあ私はおでんの具に例えると一体何?」と聞いてみたところ、「楽子は練りもの。じんわりダシが沁みても練り物は練り物。全く回りに頓着せず楽子は常に楽子。」と言う「はぁ~~~?」な回答を得ました。(笑)
私いちおう協調性のあるA型なんですけど…。(^^ゞ
ちなみに随分前に夫とふたりでドライブ中にラジオを聞いていて、ちょうどゲストで出ていた石田衣良さんが「奥さんにするならおでんの大根みたいな人」と言って、アナウンサーから「意味わかんない」と返されていた。
今にして思えば、じゅわっと芯までダシを吸い込んで大根自らはおいしくなり、また更に大根の旨みを周囲のに放出しダシをも更においしくするという、そういうことを言いたかったのか。
まぁそれはそれで大変そうなので、私は練り物でいいわ…。(笑)
と思わぬおでんの具談義に花が咲き、おでん二日目も食べ過ぎましてまたまたご飯なしのおでんが主食。
一体どんだけ作ったんだー、私!!
で、いつもであればこの先残っただし汁を使用しあるものを作るんですが、今回は鍋セーターで保温しながら作ったでしょ。
普段より煮込み時間少ないので、だし汁が煮詰まる量というのがとてもわずかで、なんだかだし汁がいっぱい余っているのよ…。
おでんのだし汁で煮た野菜とカジキ煮。
前に確か洋風に煮たカジキがおいしかったよな~と思いつき、和風版ですがやってみました。
周りから使い始めてずいぶん小さくなってた白菜をざっくり縦に四分割したのと、ニンジン厚切り輪切りとカジキの切り身使用。
えー、少々余ってたおでんの練り物も無理やり仲間入り。
協調性ある練り物なので多分白菜ともカジキともうまくやっていけるはず!(笑)
柚子胡椒をちょいとつけながら食べたら、これまたとってもおいしかったです。
いよいよやって参りました、本日はおでんご飯の日~♪
おでんご飯と言うのは、おでんの残った具を細かく刻み、残ったおでんだしとお米ともに炊いたもの。
大抵おでんって具がチョコッとだけ余ったり、おでんだしに関して言えば、結構な量が残ったりするでしょう。
その有効利用なんですが、これが余り物とは思えぬおいしさで、まぁいろんな具材から旨みがいっぱい出てますからね。
我が家の夫はこのおでんご飯が大好き♪
今回は大好きなもち米も少々加えました。
あ~~~、おでん味4日目ですが(爆)やっぱりおいしい♪
これでおでんの具、ダシともに完食!
これだけ食べればおでんも本望と思われるでしょう。
しかし…まだある…。(^^ゞ
だしをとった後の鰹節を鍋に入れ、日本酒とみりんと醤油を同量くらいずつ加えて、弱火でかき混ぜながら煮ます。
汁がなくなってきたら、耐熱容器に平らに並べ、ラップをせずに電子レンジにかけて、更に水分飛ばします。
電子レンジは数分程度、何回かに分けて熱を加えます。
その後しばらくそのままにして更に水分を飛ばし、胡麻と粗引き韓国唐辛子をたっぷり加えて混ぜ合わせたら出来上がり。
カラカラのほうがもそもそ感なくておいしいし、長持ちします。
たっぷり作れたのでしばらく楽しめます♪
で、まだある…。(^^ゞ(^^ゞ
実は私、ダシをとった後の昆布はこのときに限らず冷凍しながら貯めてまして(汗)、ある程度溜まったところで当座煮にしています。
昆布を1~1.5cm角程度に切り、ひたひたの水とともに鍋に入れ、しばらく放置。
その後、火をつけて昆布が柔らかくなるまで煮て、更に日本酒と醤油と砂糖、唐辛子を加えて10分程度煮て、煮詰まってきたら出来上がり。
夫曰く「あーずいぶん働いちゃいましたよ~と言うような昆布だね」と言うけど、でもこれだって箸休めの一品としては更に良い働きしてるのよー。
やわらかくて滋味深くおいしい一品。
はぁ、これですっきり!
なにやら最後はビンボーくさくなってますが、でもこういう使いきりがなぜだか好きなんだから仕方ない…。(^^ゞ
とにかくおいしく無駄なく食べるのがいいんです!!
みなさまも、おでん食べ尽くしてすっきりしてみませんか~。(爆)
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