京芋って知ってますか?

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こちらが京芋。
縞々加減が似ているとのことから海老芋などと呼ばれてもいるらしい、そんなお芋。

表面の感じからも分かるように里芋系のこのお芋。
関東では出回ることも、見かけることもほとんどないこのお芋さんですが、奈良に住んでいたときには冬になるとデパートの野菜売り場でよく見かけました。
「デパートの」…と限定したのは、町の八百屋さんではほとんど見かけることがなかったので、そして思い出して見るにお値段的にも結構お高いものだったので、比較的高級食材なのだと思います。
今回のお正月に実家に帰った折りに、父の実家である島根から送られてきたこの野菜。
父曰く「食べ方わかんないんだけどなんとかして…」と。
「これ、京芋だよ。奈良で時々食べたよ~。」と得意顔で答える私。
あちこち転勤で移り住むのも、こういうときに物知ったような振りできるし悪くないものです。(笑)

ちょうどこのあと荷物を送ってくれた島根のおばさんと電話でお話したら、京芋は島根ではそんなにメジャーな野菜ではないらしいのですが、近くで作っておられる方がいて、その方からもらって以来この京芋のおいしさに魅せられてしまったのだとか。
どうやって食べているのか聞いたら、少し茹でてから片栗粉つけて揚げて食べるのがお気に入りだとか。
ホクホクしてクリームコロッケみたいになるんだって♪
今までただ炊いたことしかなかったけど、揚げてもおいしいんだー!

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この京芋、大きさはこのくらい。
結構大きいでしょ。

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断面はこんな感じ。
これまたこのあたりだとあまり見かけることがありませんが、里芋の親芋に似た、見た目的にはちょっと筋っぽい感じ。
親芋は関西や名古屋でも結構よく見かけましたが、あれは基本的に昔は捨てていたようなものらしく、ちょっとゴツゴツしているというか筋筋感が気になるお芋。
調理法次第ではこれがまた美味しいんですが、この京芋は見かけは似ているけど、実際に調理して食べてみると全く筋筋もゴツゴツもしてなくて、むっちりホクホクで美味しいのです。

写真撮り忘れましたが、「よくわからないのでとりあえず帰る前に調理して出してくれ」と言われて実家で食べた京芋料理は、おばさんから聞いたレシピを忠実に、京芋の揚げたん。
2~3cmくらいの厚さの輪切りにして皮を剥いた京芋をまずは塩少々を入れたお湯で少々炊いて(京芋はすぐに柔らかくなって表面がぐずぐず気味になるので炊く時間に注意)、その京芋の水気を切ってから片栗粉をまぶして油で揚げてみました。
油の温度は比較的低温で、じっくりと、そして最後は少々火を強めて表面がほんのりきつね色になるまで。
揚げあがってから塩胡椒して食べたところ、ほーんと、周りはカリカリ、中はむっちりホクホクでコロッケみたい♪
子供も大好きと言うのがよくわかります!

1本お土産にもらってきたので、帰ってきてから作ってみた京芋料理。

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京芋の一口揚げ。

実家で食べた京芋の揚げたのがとっても美味しかったので、それをもう少し食べやすく、そして簡単に、おつまみ風にしてみました。

京芋は厚めに皮を剥いてから乱切りにして表面に薄く強力粉をまぶし、鍋にその乱切りにした京芋、そして京芋が半分隠れるくらいの高さまでサラダオイルを入れて火にかけ、冷たい油から低めの温度でじっくりと揚げ、最後に少々火を強めて表面をきつね色に仕上げてから油から引き上げて油を切り、塩を振って混ぜ合わせ、器に盛り付けてから最後にスモークドパプリカを少々振って出来上がり。

小さめに切ることにより、最初に茹でる行程をはぶいてみましたが、このくらいの大きさだったらしっかりと中まで火が入り、表面はカリッカリなのに中はむっちりホクホクですごーく美味しく仕上がっています。
この京芋はホントにむっちり締まっているのにホクホクの食感で、他のお芋にはない食感。
だから特にマッシュしているわけでもないのにコロッケみたいな感じになるのよ~。
表面にまぶしてある塩と、スモークドパプリカの香ばしい香りが、ビールに合うのなんのって…。
危険すぎる…。(爆)
炊くという手順がひとつ少なくなっただけで、ささっと作れる感がアップして、おつまみとして調理するにも最高♪
(私基準ですが、美味しくて定番になるおつまみの条件の一つはすぐに作れると言う事がはずせない!)

炊くだけよりも揚げたほうが私的には好みであることがわかり、それでは焼いたらどうかと試してみたのがこちら。

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焼き京芋のキノコ添え。

これは実家で作ったとき同様2~3センチの厚さの輪切りにしたので、さすがに生のままから焼くとしたらかなりの弱火でかなりの時間をかけて焼くことになると思われたため、輪切りにした京芋をラップで包んで電子レンジに軽くかけてからオリーブオイルをたっぷり引いたフライパンで焼きました。
出来るだけ弱火でじっくりと、表面がカリッとするまで。
焼けたところでお皿にのせ、同じフライパンにヤマドリタケモドキのオイル煮を瓶詰め保存しておいたものを入れて温めて、最後にお醤油を香り付けにたらしたものを京芋にのせて出来上がり。

う~ん、焼いても揚げたとき同様、中がホクホクでおいすぃ~~~♪
こちらの方が存在感ある切り方をしているので、ムチムチ感もより楽しめる感じ。
おつまみと言うよりは、メインに近い前菜の位置づけでしょーか。
ちょっくら豪華な感じ。

ヤマドリタケモドキは大好きな野生のキノコで、今回の瓶詰めは、秋にわらびさんの山荘でお会いした時(このきのこの会もまだ記事に出来ていない…汗)にFujikaさんから大豊作だったと言うヤマドリタケモドキをおすそ分けしていただいたもの。
レシピはいつものFujikaさんのこちらのレシピ
どんな風にして食べても美味しいキノコですが、より長く楽しめるようにオイル煮にして瓶詰め保存し、ここぞと言うときに食べていたのです。
まだ残っててよかったー!
京芋のホクホク感にあの香りが絡まって、更に更に京芋がグレードアップしました♪

この二回で、大きかった京芋も完食!
久しぶりに食べることが出来て、大変おいしゅうございました。

それにしてもこの京芋、どうして関東あたりでは出回らないのかしらね~。
Wikipediaで見てみると、主に関西地方で消費されている京野菜のひとつと書かれてあるけれど、全国シェアの8割が静岡県で収穫されているんですってよ。
決して関西で多く作られている野菜ではないのに、静岡県から中部地方を飛び越えて関西にだけ行ってしまっているのか~~~。
静岡と東京は、静岡と関西よりもよほど近いし、東京の人はなぜかやたらと「京都」と言うのが好きなので、京野菜と言っただけで結構需要があると思うのだけれどねぇ…。
なぜ売ってないのか、京芋。
ふたり家族では食べ切れない大きさが、東京当たりには向かないのか…。
食べ方を書いたものと一緒に置いておいたら、新し物好きなこちらの人にも結構受けると思うのだけどなぁ。

是非是非、静岡から北方面の開拓もしていただきたいものだと、京芋生産者及び販売網を考えている方々にお願いしたいものです。
京芋がメジャーになる日まで、応援したいなぁと思う私なのでありました♪


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Commented by melocoton1 at 2013-01-15 00:07
京芋、こちらではキプロスあたりからやってくるkolokasiというタロイモ系のものと同じ種類なはず。 見かけも同じ。

さっそく買ってきて素揚げにしてみます!
スモークパプリカ味、おつまみにいいですね。

焼くだけでもいいとは朗報です!
Commented at 2013-01-15 01:40
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Commented at 2013-01-15 01:40
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Commented by etigoya13-2 at 2013-01-15 03:29
里芋に片栗粉をまぶしてあげたのが好きだから、絶対京芋も好きだと思う。
けど本当にそこらで見かけるお野菜じゃないよねー。有ったら絶対買っちゃうと思う。笑
Commented by ポメマル at 2013-01-15 11:17 x
女子会楽しかったですね。
京芋みかけますよ。わりと大きいお芋ですよね。(ここまで大きいのはあまりないけど)
京都名産のえび芋はこれと違うのよね。えび芋の産地は今は静岡県なんですってね。
京芋もそうなのね。
こういうものって含め煮にするものと思ってましたが(煮てから揚げるのはやったことあり)素揚げもいいんですね。
まだ売ってるかしら?さがしてみます。
Commented by ira1027 at 2013-01-15 22:32
こんばんは♪

知ってます~!
去年の秋 京都の柊屋別館 という旅館に泊まって 京料理がすごく美味しかったんですが、そのなかでも一等賞が「海老芋の揚げたの」でした。コロッケみたいに クリーミーでほくほくで 友だちと どうやって作ってあるんだろうね、と言い合ったんですが なるほど、謎が解けました。
この辺では このおいもさんは 見かけないのが残念です。
Commented by senbeis at 2013-01-15 23:09
こんばんわ~☆
ここ10年くらいはこちらでも意外と八百屋さんやスーパーに並んでます^^以前は無かったような。。
(一個200円位です←JAとか近所の野菜屋さん価格)
私も炊いてホクホクを食べるのが好きでしたが焼き京芋のキノコ添え
の方がかなりオシャレ~☆
 今度見つけたら作って見ますね(^_-)-☆
Commented by kt at 2013-01-16 00:04 x
京芋、食べたことはたぶん無いけど
見たことありますよ。
堀川牛蒡で肉の牛蒡巻きを作ったことがあります。
京野菜は東京では、なかなか見ないので残念です!
Commented at 2013-01-16 00:53
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 00:05
meloさん、そちらでもこのお芋が手に入るのですね~。
京野菜を初めとして最近はその土地のブランド野菜が流行りだけれど、キプロスあたりからこのお芋がやってくると言うことは、決して京都発祥とか京都独自の野菜ではないってことですよね。
そう考えるとなんだかおかしい。(笑)
多分一度茹でるなりしたほうがよりむっちりするのだと思うけど、手順が少ないほうが好きなので(爆)小さいサイズのいきなり揚げにしました。
これでも十分美味しいので一度お試しを~♪
お陰さまでスモークドパプリカ大活躍中です!!
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 00:14
2013-01-15 01:40の鍵コメさん、私は食べたことないのですけれど、このお芋、棒だらと一緒に炊く京料理が有名みたいですよね~。
頭芋と言うのは知りませんでした!
見たことあったかなぁ。
ルーツも同じあたりと言うことで、とっても親近感感じてます♪
年も近い~!!
ちなみに私は大台まであと爪の先ほど。(^^ゞ
なので3つほどお姉さん(?)になります~。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 00:15
越後屋さん、里芋を揚げて食べる美味しさを知ったのは、私はここ数年なのだけれど、結構目からウロコの食感ですよね。
あれが好きだったらこれも絶対に好きだと思うなぁ~。
もう少し緻密なむっちりさで、ネバネバ少な目にしたような感じです。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 00:17
ポメさん、なんと京芋、近所で見かけるんですか?
さすがポメさんちの辺りはおしゃれな地域だからですよ~。
庶民派のこの辺りでは全く見かけないもの。(笑)
京芋もえび芋も同じものです。
だから静岡でいっぱい作っているらしいのに、どうしてこのへんには出回らないのでしょう?
里芋みたいに触ってても手が痒くならないし、このむっちりホクホクさは結構うけると思うのだけどなぁ。
Commented by タヌ子 at 2013-01-17 07:01 x
海老芋のお料理は食べた記憶がありますが、こんなに大きなお芋だったとは知りませんでした!
練り物っぽくなってたので、本当の食感はわからなかったけれど、あげるだけでコロッケみたいになるって素敵!
コロッケが大好きだけど、作るのが面倒だと思っている私にぴったりのお芋。
でも、東京でも入手が難しいんだからパリでは絶対無理よね。
仕方ないからタロイモを揚げてみようかな。
ヤマドリタケモドキがニョキニョキ生えてる写真に感動。
ポルチーニ狩りに行っても、こんな光景にお目にかかったことはありません。
こんな光景が目の前に広がってたら狂喜乱舞しそう(笑)
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 23:33
いらさん、海老芋、ご存知でしたか~。
これ、ホントに揚げるとホクホクしていて美味しいですよね。
まるで潰したお芋を揚げたような感じになるのが不思議な感じ。
何もしないで揚げているのに~。
いらさんのあたりだったらもしかしてこのお芋あるかもって思っていましたが、ないのですか。
あの食感は誰にでも受けると思うので、もっといろんな地域で出回るようになるといいですよね~。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-17 23:35
sanbeisさん、そちらでは出回っていますか!!
しかも1本200円くらいだなんて、すごーくリーズナブル♪
炊いてホクホクも美味しいですが、揚げたり多めの油で揚げ焼きみたいにしても、まるで潰したお芋みたいにホクホクむっちりでおいしいです。
キノコをのっけるとちょっとおしゃれにもなるでしょ。
是非お試しください♪
Commented by bourreesam at 2013-01-18 16:09 x
揚げたん、とか、炊いたん、とかって、「揚げたの」と「炊いたの」
ってことですよね~。
関西の方のネーミングって面白い。
夫が京都人なので、2年に1度は京都に行ってたけど、
このお芋、実物は見たことが無いです。
でも、お芋は、素揚げと素焼きが一番美味しいですよね~。
楽子さんオススメの、バターナッツかぼちゃの素焼きも試してみました。
ホント、甘くて美味しかったです。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-20 21:55
ktさん、京野菜、東京近辺だとまだまだ見かけることないものも多いですよね~。
でもよく考えると、水菜だって何年か前まではあまり見かけなかったのに今では普通に売っていることを思うと、使いやすい京野菜は需要があれば浸透してくるような気がします。
実はこの後、家の近所の時々焼き芋をおまけにくれる八百屋さんで京芋を見つけたのですよ~。
里芋をちょっと大きくしたような感じで、この時のものとは随分違いましたが、でも地場産だったのです!
近日中に調理予定ですが、お味が同じだといいけれど。
堀川牛蒡ってあの太いやつですよね~。
奈良で時々見かけましたが、そのうちそのうち…と思っているうちに引越してしまいました。(笑)
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-20 21:58
2013-01-16 00:53の鍵コメさん、吉田君、蛙商会、残念ながらわからず…。
何を隠そうあまりテレビを見ないため、世間のそうした流行からは遅れている感のある私。(^^ゞ
今度検索してチェックしてみます♪
そうですか~そのような事情で今のお住まいに!
詳しくお聞きしたらますます素敵に生活されているご様子、うらやましいです!!
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-20 22:01
タヌ子さん、海老芋食べられたことありましたか!!
大抵が輪切りに切ってあって炊いてあるかと思いますので、それだけだと大きさを想像しにくいけれど、結構大きなお芋です。
あの緻密感は確かに練り物に通じるところがあるかも~。
マッシュせずとも練らなくてもあのような状態になるのですから、なかなかやるなぁと思わせる食材です♪
ヤマドリタケモドキ、すごいでしょ~。
今年は大豊作だったそうで、見る人が見ればいくらでも採れてしまう状態だったらしいんですが、きのこ目でもなく、またきのこの違いを見極められる知識もない私なので、なかなか知っている人に採ってもらったものでないと食べられないのが悲しいです~。(^^ゞ
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-20 22:06
bourreesamさん、「揚げたん」は実は私が勝手にそう呼んでるだけなんですが(汗)、「炊いたん」は良く京料理で使われる言葉で、ホント可愛らしい表現ですよね~。
関西に住むまでは今ひとつ分かりませんでしたが、やはり東京の言葉と言うのは言いきり系の語尾がはっきりとキツイ感じのものが多く、それに比べて関西の言葉は言葉尻がやんわりとしていて、聞いているのもしゃべるのも楽チンで好きです♪
京芋はこの辺りでもあまり見かけないので、もっと寒いそちらだと更に見かけないのでしょうかね~。
でもバターナッツかぼちゃは北海道にもあり沖縄でも採れ、そして出回ってきているので、京芋も関西以外の地域に出回るのは時間の問題かもしれませんよね~。
期待してるんです!
Commented by ポメマル at 2013-01-25 15:45 x
京芋(多分お正月の売れ残りだと思う)あったので買って来たんだけどちょtっとスジっぽいです。写真のは太くて美味しそう。売ってるのはもっとスリムよ。えび芋というのも売隣にあったけど小さて可愛いの。中えびくらいの大きさです。
スジッぽいのをレンジかけて揚げたけどやっぱり筋がきになります。
楽ちゃんに送ろうかと思ったけど食べてみてからにして良かったわ。
残りはゆでてバーミックスかけて和風ポタージュにしたら美味しかったです。
それなのに今日他でまた見つけてゲットしてきたんだえけど・・どうでしょうね。
とりあえず京芋にTBしていきます。
Commented by rakurakurakuko at 2013-01-27 00:09
ポメさん、京芋、すじっぽかったのですか~。
実は私も、先日近所のいつも行く八百屋さんで地場産の京芋を見つけて買ってきたところなの。
先週はひとりご飯の日が多くて手抜きばっかりだったのでまだ使っていないのだけれど、果たしてどんなお味やら。
私が買ってきたのも小さくて、細長くもなくて巨大里芋みたいです。(笑)
新たに買ってきた京芋、おいしいといいですね~。
我が家も明日、京芋食べてみたいと思います。
後ほどブログに伺いまーす!
by rakurakurakuko | 2013-01-14 23:24 | 野菜のお料理アイディア | Comments(23)