2015年 01月 31日
2014年11月に読んだ本
日々精進、こつこつ、こつこつ。
人生の途中で、そんなに出会いたくもないのになぜか再会してしまうひと、そんなに好きでもないのになぜか関係を持ってしまうひと、そんな人たちを描いた長編小説。
「愛ではないけれど、愛よりもかけがえのない関係」を描いているとBOOKレビューにはあるけれど、やっぱりこれは恋愛なんじゃないかな。
親同士の密会の道連れとなり、情事の間それとは知らずに階下で同じ時間を過ごしていた桐生駿と野田夏。
その出会いは5歳のとき。それから小、中学校、そして大人になり結婚してからなど、たびたびなぜか二人に接点が訪れ会うことになったりする。いろいろとね、すさんだ思いもいっぱいした二人なのだけれど、そんなにいやらしくない大人になっているところが(まぁ取り立ててまっとうであるともいえないけれど)、よい。
お互いにそれぞれ傷つけられたことも少なからずあるのだろうけれど、お互いのことはそんなに憎んでもいないし、妬んでもいないし、かと言って、周りを巻き込んで迷惑をかけるほどくっつきもしない。
なんとも淡々とした関係が良い感じ。
それぞれにしかわからない好意の形と言うものがあるのでしょうね。
特に掘り下げてその人たちの心の奥底が語られているわけではないのだけれど、それだからこそいろいろな想像が出来るのかもしれません。
二冊目の森沢さん。
やっぱりいい!!
「限界集落」である蛍原集落を元気にしようと画策するムーさんこと村田二郎とその幼馴染の直子と大吉。
父から受け継いだ養鶏場を営むムーさんは、ある時、ヒカルの卵と言う卵かけ料理専門店を開く。
のんびりとした、そして限界集落にありがちな閉塞感を描いた冒頭の部分から、ヒカルの卵をオープンしてからの集落が活気付いていく様や、その後の更なるツイてる展開などは、まぁ他の小説などにもありがちですが、でも、この方が描くそれはぺらぺらなありがち感ではなく、なにやらすんなり心に沁みてくるのですよ~。
描き方なのか、はたまたこの方の性格によるものなのか(ご本人のことは詳しく存じ上げませんけどね)。
あえてありがちな言葉を使わせていただきますが読んでてほっこりとしてくるハートウォーミングなお話。
まだ二冊目ですが、森沢明夫さんにはハート・ウォーミングと言う言葉がぴったりだ。
読み進みながら、この卵かけ料理専門店等にはモデルがありそうだなぁと思っていたら、やはり巻末に、卵かけ料理専門店は兵庫の「但熊」、養鶏場には青梅市の「たまご倶楽部」をモデルにしましたとありました。
読んでいるとおいしい卵と卵かけご飯が食べたくなります。
「たまご倶楽部」、ちょっと検索しちゃおうかな~。
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先日、夫が福島に出張に行くというので、こちらを是非買ってきて欲しいとリクエスト。
ほやの乾燥珍味。
東北新幹線のワゴン販売にて購入できると聞き、是非あるだけ買ってきてくれと頼みました。
これは大箱。
レトロな箱に「風味無双」「滋味豊富」のキャッチコピーもなかなか渋い。
小箱の大きさはキャラメル箱くらい。
こういう何かを開けるとまた何かが出てくるって、なんだか好き♪
かみしめると漂うほやの香り~♪
こりゃー酒がすすんじゃうよ。
食べ切りサイズと言うのも、新幹線の中じゃなくてもとてもいい。
日本酒にはもちろん、スモーキーフレーバー全開のウイスキーなんかにもあうお味。
寝酒に一杯なんてときには特にぴったり。
夫をはじめ、誰か知り合いが東北新幹線に乗るというときには、是非またお土産に頼もうと思ってます。
とりあえず、来月、宇都宮時代の友人と会うので、そのときにも頼んでみるかー。
この「ほや酔明」を知るきっかけとなったのは平松洋子さんの本。
12月に読んだ本ですので、次回の記事に出てきます♪
平松洋子さんラブ~♪♪
◆11月に作った保存食◆
蕪の葉の塩漬け
いくらの醤油漬け
バーニャカウダソース
ブロッコリー、カリフラワー、蕪のピクルス
大根葉漬け
赤蕪の桜漬け
イカの塩辛