2015年 11月 20日
2015年10月に読んだ本
ちょっと体調悪かったりしてたし、まぁ仕方がないかー。
著者の伊坂幸犬郎、幸太郎の誤植ではないんですよー。
名前に犬が入りそうな作家ばかりを集めたアンソロジーで、伊坂幸犬郎(伊坂幸太郎)、犬崎梢(大崎梢)、木下半犬(木下半太)、横関犬(横関大)、貫井ドッグ郎(貫井徳郎)の5人の作家の競演。
以前「Happy Box」と言う、名前に「幸」の付く作家ばかりのアンソロジーがありましたが、あれの「犬」編。
「Happy Box」にはなんとなく流れに共通点があったというか全体の雰囲気がまとまっていたような気がしましたが、この「犬」編はそのあたりがなんとなくばらばらだったような。
人によってはそれがいろいろ楽しめて良いとおもうのかもしれませんが、私はちょっと残念に感じたな。
無理やり作っちゃったような話もあったり、これだけで一冊になっても良いかもと思うような話もあり。
大好きな伊坂幸太郎さんの「イヌゲンソーゴ」に関しては、「ガソリン生活」な雰囲気で、人間のあずかり知らないところで犬がしゃべり話が進むというもので、これはこれで面白かったのだけれど、最後が尻切れトンボな感じで「これで終わり?」と言う中途半端さが残念。
それに対し、初めて読んだ作家ですが、大崎梢さんの「海に吠える」はとても良くて、もっともっと読みたいと思うほど。
ちょっとこの方チェックしてみたいわ~。
そういう知らない作家の方を知ることが出来るという意味でも、こういうのはいいかもしれませんね♪
なんとなくじわじわと沁みていくような一冊。
いとうせいこう氏は小説を読んだことはありませんでしたが、なんとなくバブリーな感じだったり、軽いイメージだったので、そういう意味ではちょっと違った印象を持った本。
東日本大震災を背景とした、死者と生者の間をつなぐというか、間を漂うような不思議な世界。
DJアークは電信柱の先端に引っかかっているようなのだが、その状態で想像する、想像できるものだけが聞くことが出来る想像ラジオのパーソナリティをつとめる。
いろいろな人が彼のラジオを聞き、リスナーとして番組にも登場する人もいるのだけれど、そのときには不思議だった出来事が後でつながり、そして悲しく消えていったりする。
なんとも不思議な世界で、それはとっても悲しいことでもあるのだけれど、ある種の体験をした人にとってはきっとこれって救われる物語なのだろうなぁと思う。
大切な人がこのハザマにいることは、登場人物のひとりである、冷静にこの状況を分析する彼女のいるボランティアをする若者などは幸せなのかなあとも思うが、最終的にはこんな世界がないことの方が良いのかも。
そういうことが考えるでもなくじわじわと沁みてくるような、そんな物語。
読んで良かった一冊です。
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最近、長年使っていた浄水器を変えました。
我が家が使っていた浄水器はポット型で、結婚してすぐの頃に購入したので、かれこれ10年以上も使っていたのです。
買ったときにはプラスチックだし、もしかすると蛇口に備え付ける浄水器をほしくなるかもしれないし、そんなに長くは使わないかもなんて思っていましたが、なんとも長くお働き頂いていたのです。
そしてかなり気に入っていた!
ブリタのアルーナちゃん、長年働いてくれてありがと~!
蛇口部分に取り付けるものだとフィルターを変えるのが面倒なのではないかとか、マメに変えないと衛生上良くないのではないかとか、蛇口位置が低くなったりして使いずらくなるのではないかとか、何より我が家はまだ引越しがあるやもしれず、そうしたときに面倒なのではないか、などなどの理由から、やっぱりまたポット式がいいなぁと、同じブリタのものに買い替えました。
すぐにほしくて近所のスーパーにとりあえず行き買ったので、そんなに種類もなく、容量が少なくなるのが少々心配なのと、今までのカートリッジの在庫がまだあるのだけれど、今回カートリッジが変わってしまうのがちょっと不満でしたが、こちらに決定。
早速使用してみたところ、これがなかなか良いのです。
心配していた容量については、カートリッジが水をろ過する速度が今までのものより数段早いので、都度水を継ぎ足して使用すればまったく気にならず、逆に今まではろ過スピードがあまり速くなかったので溜まるまでに時間がかかり、ちょっとそれがストレスでしたが、今回はそんなこともまったくない!
やはり新しいものは進化しているのですねー。
唯一、交換時期を教えてくれるものが電子式になってしまったのが残念かな~。
今までは蓋についている数字を手動でまわして交換日付を設定していたのだけれど、今回のものは電子式で二週間ごとに表示されているバーが1本ずつ減っていき、平均交換時期の二ヶ月になったところでバーが消えるというもの。
別に手動でも何の問題もなかったんだけどなー。
それと、蓋がしっかりと閉まるのは良いのだけれど、水を入れるときにぴったりしすぎて取り外しにくいので、もう少しはずしやすいと尚嬉しいかなー。
カートリッジについては、今まで使っていたアルーナちゃんも、新しいものは新しいカートリッジが使われているようで、在庫のあるカートリッジは古いタイプのものを使っていた人の交換用に作っているだけのようですので、遅かれ早かれなくなってしまったのだろうな。
いまどきは、電子機器なんかが故障して修理を頼もうと思っても、あっという間に「もう部品は作っていません」などと言われ、新しいものを購入しなければならないなんてことも多々ある中、10年以上も前のモデルのカートリッジをまだ作ってくれていることは感謝に値することだったのかもね。
浄水器一つのことですが、新しくなったことで、ちょっとキッチンが明るくなったようで、なんだか嬉しいです。
◆10月に仕込んだ保存食◆
大根葉漬け
紫蘇のジェノベーゼソース