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2016年 梅干し出来ました♪

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今年も梅干しできました♪

しかし…。
今年は梅の土用干しをいつにするか、結構悩んだ人いるのではないかなー。
7月はそんなに暑くなく、また、一日中快晴と言う日があまりなく、昼間は晴れても朝とか夕方とかに雨が降ることがあったり、そして8月に入ってからもものすごーく暑いものの、やはり集中豪雨的なものがあったり。
安定した晴れの日が続くことが少ないように思います。

さて、そんな中、我が家の梅を干したのは8月6日。

干し始めたときは曇りのような状態で、雨の予報は出ていなかったものの、快晴が続く予報でもなかったこの日。
しかし、勤めている身では干し始めるのは週末でなければ出来ず、7月中は前述のようなお天気であったし、後半は旅行で留守であったし、8月もお盆は実家に行かねばならない等々、天気がどうであれ、その週末しか出来る日がなかったのが実情。
そんな事情でしたけど、そこそこ良い天気が続いてくれてよかったー!

そうそう、良かったことには良かったのですが、そんなに良くなかったこともあり…。
梅干しを漬けた記事でも触れましたが、今年、我が家の梅干しに初めてカビを発見したのですよ。
そのカビ(産膜酵母かもしれないけど)が生えた梅一つを取り除き、その後、なかなかに順調だったジップロックにて漬けられた梅ですが、7月後半、ふと見ると、さらに5,6個の梅に同じようにぷるんとした白いカビモドキ発見!

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この間はひとつでしたが、今回はもっとたくさんの梅に生えてしまったし、この後旅行で一週間以上家を空けると真夏の日本のマンション内は熱帯地方のようになってしまうだろうし、ここはひとつきちんと手当てしなくてはと、カビモドキの生えた梅を取り除き、にごってはいないものの梅酢も漉してから更に一煮たちさせ冷まし、残りの無事な梅をひとつひとつホワイトリカーで拭いて、きれいなジップロックに戻しました。

これで何とかなるかしらと思ったものの、実は旅行から帰ってきたら、やっぱりまた同じくらいの個数の梅に同じようなカビモドキが生えていた…。
もうあまりにがっかりしてやる気が失せ、「もういいや、この一袋だけはこのまま捨ててもいい!」と、そのまま何も手当てせず、そして迎えた8月6日。

捨ててもいいと思っていたジップロック1袋分は、結局カビた梅だけを取り除き、残りは無事っぽかったので干しました。
貧乏性ですねー、いざとなると捨てられない。(笑)

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それでもいつもなら5キロの梅は竹ざる4枚にきっちり並ぶ量なのですけれど、今年は3枚で余裕で収まりました。
結局5キロを4袋に分けた、その中の1袋の半分くらいを処分して、半分くらいはなんとか梅干しになりました。
お楽しみの梅酢に関しては、カビたジップロックの分は処分。
おまけになんだかあわてながらの作業で、きっちりとジッパーを閉めていたはずのジップロックの一袋のジッパーの閉まり具合が甘く、それが倒れて梅酢が床にこぼれていて、大好きな梅酢がずいぶんと少なくなってしまったのが残念!

土曜日、日曜日と、日当たりの良いところで2日干し、月曜日は日中留守なので、キャンプの食器干し用網の中にざるを入れて軒下に干しました。
干していた間では日曜日が一番天気が良く、かなり乾き、月曜日は天気はそこそこだったものの、風かかなり吹いていたため思いのほか良く乾き、もうここで終わりにしても良いくらいだったのだけれど、瓶に詰め替える気力が沸かず(汗)、もう一日干しちゃおうと火曜日まで網の中で干して出来上がりとしました。

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都合4日。
今までも大抵3,4日程度干してますが、今年はとても良い乾き具合で、例年よりも干しあがりのしわしわ感多いかも!
粉が吹くまではいかないのが我が家の梅干しでしたが、今年は粉が吹いているのも会ったくらい!
カビに悩まされたりいろいろありましたが、なかなかの出来上がりに満足です。

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干しあがった梅干しは、良く洗いホワイトリカーで吹き清めて消毒した瓶にきれいに詰めて保存。
量が少なくなってしまったため、3リットル瓶に余裕で収まりました。
このまま常温で保存しますが、あんなに干したのにこれからどんどん第二の梅酢(こうして瓶にて重ねているうちに梅の中からまた水分が出てくる)があがってきます。
そこに漬かった状態の梅は更に柔らかくなって上等な梅干しになる!

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3リットル瓶いっぱいに出来た梅干しですが、実は去年の梅干し5キロ分がまるまる残っており、

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またおととしの梅干しも実は少量残っています。

最初の頃は、作っても作っても足りなくなったりぎりぎりで、干しあがるとすぐに食べ始めていた梅干しですが、今年はこれだけあるので、1年ものの熟成した梅干しから食べ始めることが出来ます。
来年は、漬け始めるときに残量を考慮して、漬ける量を減らすことも検討してよいかもしれません。
何年でももつ梅干しだけど、やはりそのままいただいておいしいのは3年くらいと聞きますからね。
その分、梅ジャム増量や、梅シロップ(夫が大の梅ジュース好きなので♪)を作成してもいいかも♪

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そして、取れた梅酢はこれくらい。
1リットル瓶の半分強ですかね。
いつもはこの瓶いっぱいに取れ、今年は梅酢の上がり具合はとても良かったので、更にもっと取れると予測していたのだけれど、初めてカビ問題に直面し、思いのほか少なくなってしまいました。

この梅酢は、このまま常温保存。
来年の赤紫蘇の時期に揉み紫蘇を入れて赤梅酢にするか、またはこのまま白梅酢のままにするか、こちらも在庫量を見ながら検討。

こんな具合の今年の梅干し。
仕込みはじめて8年で、初めてカビに直面しびっくりでしたが、何とか出来上がってよかった!

12%と言う塩分量も変えていないし、その他手順も例年とまったく同じに仕込んだのだけれど、なぜこうなったのかはわからず仕舞い。
でもこの間実家に行ったら、実は実家は7月後半から二週間ほど留守にしていて、これまた室内は熱帯注意報になっていたのだけれど、父に聞くと、タイプが我が家とまったく同様(ぷるんとしていて白いカビ)のカビが3,4個に発生し、それだけを取り除いたとのこと。
同じく梅酢ににごりはなく、今まで何度も甕で漬ける梅干しにカビが生え失敗していた(そもそも完熟になる前の青っぽい梅で漬けてしまっていた!)父曰く、そのときに生えたカビとはまったく違う状態だったらしい。
やはり産膜酵母かもしれないねとなったのだけれど、でもやっぱり気分の良いものではありませんよね。

どうしてなのかは結局のところわからずじまいだけれど、まぁこの異常な暑さもあったのでしょうか。
今までまったくカビることはありませんでしたが、実はこの暑さではこのくらいの塩分量はギリギリ限界なのかもしれませんね。
それでもジップロック漬けですと、被害が広がったとしてもその一袋で済むので、ジップロックに助けられたわ~と思いました。

いろいろあった今年の梅干し、大切においしく食べていきたいと思います。

みなさまの梅干しはいかがでしたか?

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◆2016年我が家の梅干しの覚書

仕込んだ日  6月13日(月)
干した日   8月6日(土)
干し終えた日 8月9日(火)

和歌山県産完熟南高梅  5キロ
塩(ヨネマース)   600グラム(塩分12%)
ホワイトリカー 150cc

出来上がり  3リットルのガラス瓶いっぱい
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今までの梅干し出来上がりの記録
2008年の梅干し
2009年の梅干し
2010年の梅干し
2011年の梅干し
2012年の梅干し
2013年の梅干し(記録に残すのを忘れてしまっていたらしい…汗)
2014年の梅干し
2015年の梅干し


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by rakurakurakuko | 2016-08-20 12:49 | 保存食作り