2017年7月に読んだ本

うしし、やっと月一冊からの脱却!
やっぱりさー、電車の中で読むのが苦になってきてしまったのが原因だよな。

f0043911_17065829.jpg
「エミリの小さな包丁」 森沢明夫


森沢さんのハートウォーミングストーリー。
続くとちょいと飽食気味になるのですが(あとちょっとだけ温かみ削って欲しい!)、たまに読むとやっぱり気分がほっこりとしていいです。

都会で傷心したエミリが田舎の海辺の祖父の家に転がり込み、そこで温かい人たちに囲まれて過ごしながら元気になっていく物語。
まぁね、よくある設定と言えばそうとも言えるので、その辺りがちょっと物足りないというか、なんとなく作り物っぽいよねと思えてしまうのがちょっと残念。
ただ、この祖父の作る料理と言うのがシンプルにしてとてもおいしそうで、思わず作ってみたくなるのですよー。
漁師の料理みたいな!
ドラマなんかになったら、とても良いのではないかなと思うなぁ。
おじいちゃんは、田中泯さんとか合いそう♪

最後にちゃんと都会に戻っていくのが良かった!
母も出てきてすっきりしたけど、あのウクレレをくれた父ももう少し絡んできてくれたらよかったな。


f0043911_17071700.jpg
「琥珀のまたたき」 小川洋子


これまた小川さんらしい閉ざされた世界、失われていくものを描かれている小説。
父の会社の破産により、古い別荘に母と住むことになった三兄弟。
ここで新しく、オパール、琥珀、瑪瑙と名前をつけられる子供たち。
家から一歩も出ることなく、ここで図鑑を見ながら過ごす毎日。
いいですよー。
ありえないような設定なんですが、すーっと心に入ってきまして、なんと言うか静かで、そして少し恐ろいのだけれど狂気の一歩手前の研ぎ澄まされた空気。
子供たちはここでの生活しか知らず、大きな声を出すこともないので声帯から出る音はささやきにも満たないような音となり、それでも母の教えを守り暮らしていく。

ただの作り話にならないのはきっと、母は毎日外の世界に勤めに出ていたりするなど、そんな普通の設定があったりするからかなぁ。
この母親、こうして三兄弟を外に出さないことの他に、月に一度女優になりきってみたりするなど、ちょっと恐ろしいですけどね。
この監禁状態を子供たちを守っていると思い込んでいる、心の病。
この別荘に物売りが来るようになるところなどから、少しずつ、少しずつ、風穴が空いていき、ついにこの閉ざされた世界の扉が開くことに。
あっと言う間に母親は死の世界へと旅立つ。

琥珀改めアンバー氏は施設にて生活したようですが、果たしてオパールはあの物売りのお兄さんと一緒になったのか、弟の瑪瑙はどこへ行ったのか、それはわからぬまま。
アンバー氏と寄り添う、この物語を語る老ピアニストもこれまた静かな世界に生きる人。
これはこれでみんな不幸とは思わずに生きてきた、そして生きていくのではないかなと思わせる世界が作り出されているのがすごい!

どの国の話なんだろうと思わせる設定も、琥珀等の名前、出てくる言葉などなど、全てが独特でなんとも心に残る世界です。
小川さん、やっぱり好き。


こちらのブログ村に参加しています。
琥珀にオパールに瑪瑙ってすごい名前ね!って思った方、
↓クリックしていただけると嬉しいです。(●^o^●)


ブログランキング・にほんブログ村へ


*********************************************

さて、今年の夏は一体なんなのでしょう!!
梅雨が明けてからと言うもの、東京地方はカラッとした晴れが続く日がないですよね。
それなのにやたらと暑いだけ暑くて、もういい加減にして欲しい!
おかげで我が家の梅干しもまだ干せず仕舞い…。
一体夏のうちに干せるのか…。

暑くてバテ気味になっていたら、ポメマルさんから畑のお野菜が届きまして、その中にちょっと懐かしいものがありました。
f0043911_17073833.jpg
それがこれ、おばけきゅうり。
普通に売っているきゅうりよりずいぶん大きなサイズで、ちょっと水っぽいというかみずみずしいきゅうり。
頂いたこれはまだまだおばけには到達していないかもしれませんが、ものすごく懐かしくて、でも売ってないので食べられないと思っていたので、とっても嬉しい♪♪

このおばけきゅうりは、実家の父が畑やってたときに毎回たくさん持たされたもので、最初は水っぽくておいしくないと出来ればもらいたくなかったのだけれど、途中からおいしい食べ方がわかり、それ以来楽しみにしていたもの。

f0043911_17091567.jpg
早速このおばけきゅうりを使って、きゅうりの東南アジア式。
おばけきゅうりは皮が硬いので皮を剥き、適当にごろごろと切って、お砂糖メインで塩少々、そして韓国唐辛子を加えて混ぜたものにつけていただきます。
これが甘くてちょっと辛い香りがしてとってもおいしいのです。
こればかりは水っぽいきゅうりでやるのがおいしい♪
こりこり、こりこり、いくらでも食べられてしまいます。

きゅうりを食べると少しは体も冷えるので、体も楽になります。

一体いつまでこんな天気が続くのでしょうか。
今日はずいぶん涼しいけど、それでも湿気が体にまとわりつく…。
皆様も夏バテ等に気をつけてお過ごしくださいね♪


◆7月に作った保存食◆

山形のだし
生胡椒の塩水漬け
干し梅
フレンチタラゴン・ヴィネガー
大葉のジェノバソース

[PR]
Commented by petapeta_adeliae at 2017-08-15 11:57
この胡瓜で30㎝以上でしょ。
それでまだ大きくないってことは50センチぐらいなの?

ほっこり、まったりと云う言葉を良く耳にするように
なりましたが、京都弁ですか?
Commented by rakurakurakuko at 2017-08-19 18:51
ソーニャさん、そうねー、長さもそうだけど、とにかく太くなるのよー。
フツーに料理したのでは一回では食べきれないくらい!!
水っぽいので好き好きと言うか料理を選ぶけど、上手く調理するとおいしいんだよね。
ほっこりとかまったりとか、あんまり気にしたことなかったけど最近言うようになったのかな。
京都弁ではないと思う~。
Commented by etigoya13-3 at 2017-08-26 19:13
ちょうど村で馬鹿でかい胡瓜消費に追われました。
もう消費し切ったあとにこの記事を読んで砂糖と塩と唐辛子につけて食べてみれば良かった!と思いました。
ベトナムで同じような食べ方したのが蘇ってきて食べたかった時に胡瓜なし。涙
大きくなるとつい煮物に使うけれど、楽子さんのように展開できたらもっと楽しかったかも。
Commented by rakurakurakuko at 2017-09-02 10:17
越後屋さん、村、楽しまれたみたいですね~。
馬鹿デカきゅうりもあったとは!
涼しくてもきゅうりは大きくなるのね。
私も最初は好きになれなかったオバQだけど、ホントに調理法によってはこのきゅうりじゃなくては出ないおいしさがあるよね~。
また見つけたときには是非いろいろ試してみてね♪
Commented by etigoya13-3 at 2017-09-08 00:26
村の人たちは家庭菜園なれしているので収量が多くなってしまうのに二人暮らしだったりして、食べきれない分が大きくなってしまったみたいです。
胡瓜やトマトは温室栽培の方が多いかな。
トマトは露地もの栽培する人もいるけれど、今年村は夏が東京以上に短い感じで私が村に行った時ですらまだ赤くなっていませんでした。
大きさは大きいけれど。
Commented by rakurakurakuko at 2017-09-10 12:26
越後屋さん、やはりロシアで夏野菜はなかなか難易度高そうですよね~。
それでも温室作って育てているって言うのがすごい!
家庭菜園って楽しそうだけど、やっぱり出来すぎて困るって言うのはありそうですね。
by rakurakurakuko | 2017-08-14 17:10 | 楽子の本棚 | Comments(6)