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中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡

今月のシンクロナイズドクッキングのテーマは「ねばとろ」なお料理。
納豆、オクラ、とろろなどネバネバするものは数々あれど、今回一番に私が思いついたお料理は、エジプトのモロヘイヤスープ
あ~作りたいな~と思っていたところ、tugukiさんがさっそく肉入り豪華バージョンでエントリーされてました!
ヨルダン人のお友達に作り方を教えてもらったということなので、エジプトに限らず中東地域でよく食べられるスープなのかもしれませんね~。

中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_10254.jpg
どうやらエジプトではこのモロヘイヤスープはレストランで出てくるお料理ではなく、家庭で作られる言わば日本の味噌汁のような位置づけのスープらしいので、私はそちらのシンプル肉なしバージョンを作ってみましました。(って言うか肉買い忘れただけなんだけど…)

ところでモロヘイヤって以前より頻繁に見かけることが少なくなっていると思いませんか?
10数年前に日本に入ってきた比較的新しい野菜のひとつですが、入ってきた当初は健康に良いなどと結構話題になり、スーパーでも山積みになって置いてあったと思いますが、今はそんなに置いてないですよね~。
私が一番初めにモロヘイヤを食べたのはその出始めの頃。
私のネバネバ好きを知る会社の後輩が
「最近売ってるモロヘイヤって食べたことありますか~。
いや~あのネバネバがおいしくて、私、ボール一杯ひとりで食べられるほどですよ~。
○○さんも絶対に好きだと思う!!!」
と言うので、その頃料理なんて全くしなかったくせにいそいそと買いに行ったんです。
で、茹でて食べてみると、見た目カサカサのあの葉っぱがこんなになるなんて信じられないくらいのネバネバ度。
もちろんとーっても気に入ってしまいましたよ~。

そんなモロヘイヤを先日台風が来る前に買い物しなくちゃと、行った夕方のスーパーで、1袋100円で安い!と思って手に取っていたら、翌日休みのスーパーだったので売りきりたかったらしく、1袋50円でいいよと言うので迷わず4袋買って帰ってきたのです。(それで舞い上がってしまい鶏肉を買い忘れました…^_^;)

中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_1196.jpg
パッケージをよくよく見ると王様の野菜 モロヘイヤとあります。
健康に良いのはわかるけど野菜の王様だなんてずいぶん大きく出てるわね~って思ったら、「王様の野菜」の意味がこちらに書かれていました。
エジプトの伝説でどんな薬を飲んでも直らなかった難病の王様がモロヘイヤを食べて治したという話があるんですって。
別に大げさに言ってるわけではなかったんですね…。
やっぱりネバネバって体にいいんだわ~。

さぁ、ではではスープ作りに入ります。
参考にしたのは去年のELLE a table 9月号の地中海料理特集に載っていたモロヘイヤのスープ。
私はこれを見ていつか作りたい!って思っていたのです。

中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_134183.jpgまずは鍋に水1リットルとシナモン、カルダモン、白胡椒、黒胡椒を入れて温め、沸騰したらキューブのチキンスープの素を入れて溶かし、弱火で20~30分煮込んでスパイスの香りをスープに移します。(参考レシピではきちんと鶏がらスープで作っていますが、お休みでだらりんモードの私はチキンキューブで簡単に♪)


中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_14295.jpgその間に4袋のモロヘイヤ(参考レシピの量の倍量)の葉を摘み、ひたすら細かく包丁で刻みます。
もちろんFPでやってもいいんですが、私は持ってないのでひたすら手作業。
このくらい、まったりとまとまるようになるまで刻みます。


鍋にペースト状になったモロヘイヤを入れ、そこにスパイス風味のチキンスープを少しずつ入れてヘラで伸ばしていきます。

フライパンにたっぷりのオリーブオイルとニンニクのみじん切り(これもたっぷり)を入れて弱火で香りが出るまで炒め(炒めるというより揚げるに近いくらいのオリーブオイルの量)、香りが出たらコリアンダーパウダーをたっぷり入れてさらに炒め、香りが出たらモロヘイヤのスープが入っている鍋に加えます。

強火で沸騰するまでスープを熱し、沸騰したら今度は沸かさないように(モロヘイヤが吹きやすいので)弱火で5分ほど温め、塩で味を整えれば出来上がり~。
でもなんだかイマイチ味に深みがなかったので(スープがインスタントだからかな~)、困ったときのナンプラーをちょちょいと少し加えて今度こそ出来上がり~♪

これね~スパイスを煮込んでいるときから、なんとも言えずよい香りが家中に漂っています。
他の部屋にいた夫まで「なんだかシナモンの香りがする~」とキッチンまで来たんですが…。
ちょうどその時に緑のネバネバを躍起になって刻み続けていた私の姿を見て、「あ~また奥さんが魔女になってる~~~」(この件については詳しくはこちらをご覧ください♪)とすごすごと退散して行きました。(爆)

出来上がった念願のモロヘイヤスープ。
確かにtugukiさんもおっしゃるとおりフォトジェニックじゃないかもしれないけど(汗)、でもとろとろ~んとしてスパイスの香りとモロヘイヤの香りがふわ~んとしておいしいんですよ~~~。
うむむ、それなのにそれなのに夫はあまりお気に召さなかったらしい…。
モロヘイヤの青臭い香りが駄目なのかな~。
「体に良さそうなのはよくわかるけど、そんなに好きじゃない」と言われてしまいました…。

あ~やっぱり肉入れたほうがよかったのかも。
中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_155518.jpgちょうどこの日は写真でスープの後ろに写っている通り、冷製の塩豚が食卓にのぼっていたので、これをこのスープに浸して食べてみると、これがなかなか良い感じ♪
お肉にまったりとスープが絡まるし、苦手な人には青臭さが中和されるような気がします。


そして「奥さんはどんどんおかわりするよーに」と言うので、私はお行儀悪いけどこのスープにごはんを少しずつ浸して食べてみました。
モロヘイヤねこまんまです。(爆)
これがね~めちゃくちゃおいしかった~~~。
あんまりおいしいので翌日もモロヘイヤねこまんま食べました!!!
夫はフツーに白いご飯とお味噌汁だったけどね~。

で、せっかくのエジプトの香りですからね~。(行ったことはないけどね)
それにあわせたものを食卓に載せてみたんですよ。
それは何かって?
ヒントは写真でスープの後ろの塩豚のお皿にある緑色の丸いもの!!

アップでズームイン!!!
中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_172027.jpg


そう、なんと乾燥のひよこ豆から育てたひよこ豆(言葉にすると紛らわしい~笑)が収穫できたんですよ~~~。
去年salahiさんのところで初めて見た緑の生ひよこ豆
トルコのyokocanさんのところではなんと水栽培でわさわさ育ったと聞き、私もさっそく真似して育ててみたあのひよこ豆。

無事花も咲き鞘もついてはいたのですが透かして見ても鞘の中は空っぽ。
でもどうやらひよこ豆は最初に鞘が出来、その中に実がなってくるという話なので、気長に待ってたら鞘はじゃんじゃん出来るもののイマイチ中身が大きくなっていないようで…。
そのうち沢山出来た鞘の中にも大きくプリンとなるものと薄緑色でしんなりしてきてしまうものが出てきて、ここ1週間くらいで株の根元のほうから枯れてきてしまったのです。

中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_1155927.jpg
これは大きくなってるなってないに関わらず収穫時だなとかろうじて残っている鞘を採ってみました。
振ってみるとカラカラ音がする~~~。

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じゃーーーん!
ひよこ豆収穫~~~!!!
…ってこんなに少し…。

中東の香りのモロヘイヤスープと念願の生ひよこ豆♡_f0043911_1165285.jpg
で、こんなに小さい!!!
でも緑のひよこ豆、初めて見たもんね~。
思わずこのまま茹でもせずに一つぱくっとつまみ食い!

乾燥の豆を茹でたものはホクホクとした感じだけど、生はサクサクしてます。
茹でてないけどそんなに青臭くも固くもないよ。

あまりに少量なので塩豚の間に並べて出したところ、夫はニヤニヤ。
去年の落花生のときと同じく鼻で笑われてしまいました~。(+_+)
挙句の果てに「そのまま豆食べたほうが量が多かったんじゃない?」だって~~~。
ええ、確かにそうですとも!!!!
おっしゃるとーりですが、私は量じゃなくてこの緑の生ひよこを食べたかったんだよ~~~。

一生懸命反論しましたが、ニヤニヤしながら「全部食べていいよ」と言われてしまいました…。
そーだよ、私が育てたんだからね。
そりゃー私がいただきますよ。
茹でてもシャキシャキ、へぇ~生のひよこ豆ってこんな味なんだ~~~!
こんなにちょっぴりだったけどさ、食べられて大満足のひよこ豆LOVEな私です。
秋蒔きしたらもしやもう少し実がなるかな~。

それにしても一つ豆に関して謎があるんですよね~。
ひよこ豆も乾燥のものだと日本でも1キロ500円などで売ってますよね。
でも枝についてる生のひよこ豆って言うのは、いろいろな方の話を総合してもそんなに安いものではないらしい…。
そして日本の大豆。
これも手軽な値段でキロ単位で乾燥豆を買いますよね。
ところが大豆の元となる枝豆。
これを乾燥にして1キロ分買おうとしたら結構なお値段になるでしょ。
どうして乾燥する手間も何もない生の豆の方が高くて、乾燥豆というのは乾燥させる分だけ手間がかかるのに、そんなにお得な価格で売られるのか、それが最近とっても気になります。
どなかたご存知の方、いらっしゃるでしょうか。

何はともあれひよこ豆。
まだまだ栽培中の方もいると思いますが、どうか沢山食べられますように♪


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by rakurakurakuko | 2007-07-18 01:28 | 野菜のお料理アイディア