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2006年1月に読んだ本

一月の間に読んだ本を記録していくつもりです。
通勤途中の電車の中で読む(しかも帰り限定♪朝の通勤時間は私の貴重な睡眠時間の一部なのです…)ことがほとんどなので、多分文庫本中心です。

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「白夜行」 東野圭吾


2006年1月に読んだ本_f0043911_1173868.jpgとにかく分厚い本。
文庫本なのに、自立しちゃいます。
文庫本なのに、1000円です。

東野圭吾さんは、以前NHKでドラマ化されたものを見たことがあり、それからずっと読んでみたいなと思っていた作家です。
ミステリーですが、おおーーーっ!!!!、ぎゃーーーーっ!!!!ということなしに、淡々と物語が進んでいく感じ。
それなのにとっても引き込まれてしまい、二日ほどかけて一気に読んでしまいました。
いろいろな事件といろいろな人が交錯して出てくるので、何度か前に戻って確認したりしてしまいました。
翻訳ものを読むと、名前がカタカナなので覚えられず、前に戻って確認するということがよくあるけど、日本のものでもダメでした~。

今、ドラマでやってますよね。
実は一回目をビデオに撮ったのですがまだ見てません!!!
会社の同僚によると、とてもつまらなかったのだそうです。
う~ん、なぜだろう…。
配役かしら…。


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「博士の愛した数式」 小川洋子


小川洋子さんって芥川賞を受賞した「妊娠カレンダー」を読んで以来です。
「妊娠カレンダー」は実は私はいまひとつピーンとこなかったな~。

この「博士の~」は書店員が選ぶ、何年か前に第一回本屋大賞に選ばれた本。
来週くらいからでしょうか、映画も公開されますね。
(私って、ドラマ化、映画化に弱いのかしら…)

この物語、好きです。
主役の数論が専門の元大学教授が「私」の誕生日の数字と自分の時計刻みこまれた数字を見て言う。
友愛数だ。神の計らいを受けた絆で結ばれ合った数字なんだ。美しいと思わないかい?」
そう、博士が言葉にすると、数字が意味を持って現れ、しかもいとおしくなっちゃうのですよ~。
この部分で(割と最初の方です)もう私はこの本にメロメロでした~。
でも、こんな博士は、記憶が80分しか持たないのです…。

何となく心が暖かくなり、何となく悲しい、そんなステキな本でした。
by rakurakurakuko | 2006-02-02 01:20 | 楽子の本棚