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ダッチオーブンがうちにやって来た♪

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ダッチオーブンというものを知ったのは、確か結婚したての頃。
昔オランダ人が売り歩いていたというその鉄鍋は、やたらと重くてやたらと大きくてやたらと手入れも大変そうなんだが、なんだかやたらと便利でやたらとおいしいものが出来るらしい!
アウトドアには欠かせない鍋らしいけど、キッチンで使っても良いらしい!
へぇ~そんなものがあるんだ~となぜかやたらと心の片隅から離れなかったダッチオーブン。

少し前からキャンプをするようになり、そのダッチオーブンというものが欲しくなってきた!
だってこれさえあれば外なのに鶏一羽丸ごとのローストチキンが出来ちゃったり、パンが焼けちゃったりするすんだよ~。
なんて魔法のように素敵な鍋♪
…と夫にささやきかけるように日々ダッチオーブンの魅力を語ったり、さり気なくダッチオーブンの本を買って置いておいたりした努力を重ね、そのささやき作戦の甲斐あって夫もダッチオーブンに興味を持ち始めたのです。
そして、このたびいよいよ我が家にダッチオーブンがやって参りました~♪

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じゃーーーーん!!!
でかいです!
えっどのくらいかわからないって?

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このくらい大きいんですよ~。
隣のルクはペ○シのおまけのマグネットじゃありませんよ~。(笑)
22センチのココットロンドです。

ダッチオーブン本を読むと、まず買うならば鶏が丸々入る12インチを選ぶべきと書かれてあるのでそれを選んでみましたが、これがもう大きいのなんの、重いのなんの…。
ルクでさえお皿洗い係の夫は「重すぎる…」と嘆いておりましたが、このダッチオーブンはなんと蓋だけで3キロ本体全部で8キロという超横綱級でございます。
ひぃ~思った以上に重いぞーーーー!

先週末にこのダッチオーブンがうちに届き、これはシーズニングという準備をしないと使うことが出来ないので、1週間待っていよいよ先日の土曜日に初ダッチオーブン料理となりました~♪
ちなみにこのダッチオーブン、いつかはダッチ♪と決めたその日から名前がついていたんです。
うふふ、このうちのコ、○ダッチオーブンと申します~。
私の本名をご存知の方は苗字の一番上の文字を○の部分に入れて呼んでみてくださいませ。"^_^"

さて、まずはじめに何を作ろうかと悩む我が夫。
ノーテンキな私は「やっぱり鶏一羽買ってきてクリスマスの予行練習でローストチキン作っちゃう?」なんて言ってたんですが、意外と生真面目クンの夫は本を熟読した結果、一番最初に作るのは油を馴染ませるためにも油を沢山使う揚げ物が良いと言い、KFC風フライドチキンを作ることになりました。

その前にシーズニング
最初に空焚きして元々ついている塗装?油?を焼き(欲しい欲しいと言っていた割には私はよくわかってません…汗)、その後たっぷりのオイルでくず野菜を炒めて油を馴染ませます。

ダッチオーブンがうちにやって来た♪_f0043911_0383229.jpgどうせその炒めた野菜は食べるわけではなく捨てちゃうんだから普通のサラダオイルで炒めるものだと思っていたら、何と夫は気合十分にオリーブオイルを手にしてる~!
普通の油にしたら~と横から意見してみると、今までも中華鍋を使い終わった後にはいつもオリーブオイルを塗っていてそれがとても調子が良いのだそーだ。
知らなかった…。(-_-;)


ダッチオーブンがうちにやって来た♪_f0043911_0384618.jpgそしてくず野菜を入れて炒める、炒める♪
油が焼き切れるまでと書いてあったらしいけど、一体どのような状態なのか2人ともよくわからず、まぁ何となく油が馴染んだだろうというところで終了。
その後キレイに洗って、さぁ~ダッチオーブン料理の始まりだーーーーー!


今回はこのユニフレームのダッチオーブンを買ったときについてきたレシピ本に習って作ってみることにしました。
「ナツメグってなんだ?パプリカってあの野菜のこと?」と言うので、まずはその鶏の味付けは私が担当することに。
鶏手羽元を30分程度牛乳に漬けてから(なぜ牛乳に?と聞かれたので得意満面ににおい消しだよと答えた私♪)、小麦粉(薄力粉)と塩、胡椒、そしてナツメグとパプリカを混ぜたものを袋に入れ、そこに鶏手羽を入れてシェイク、シェイク♪

ダッチオーブンがうちにやって来た♪_f0043911_0402129.jpgダッチオーブンを温めてから、底から1cmくらいの高さまで油を入れ、油が温まったところで小麦粉が絡まった手羽元を入れ、そのまま蓋をして約10分。
なんだかこんなちょっとでいいの?って言う油の量だし、そんな少しの油で10分も揚げてしまってよいのかしらとちょっと心配。
しばらくするとシューシューと蓋と本体の隙間から蒸気が出てきます。
(それにしてもガス台まわりが超汚いです…。翌日一応お掃除しましたよ~汗)

あ~これって圧力掛けて揚げるってことですよね。
そうそう、昔ケンタッキーの宣伝で、圧力鍋の大きいのみたいなのに入れて蓋をして、圧力弁みたいなところからシューシューと蒸気が出てたもんね~。
ほっほー、あれと同じようなわけなんだ~。

そして途中一度蓋を開けるとなんとその下になっている面はよい感じに揚げ色がついていたので、肉をひっくり返してまた蓋をして更に10分弱揚げます。
そして最後に蓋をとってそのまま少々揚げ続け、皮をカリッとさせれば出来上がり~♪

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これが出来上がったケンタッキー・フライドチキンならぬミッキー・フライドチキン♪
手に取って齧ると、あぁ皮がこんなにカリっとしてるのに中はジューシーで正にケンタッキーのあのチキン!!!
「すごいね~おうちでこんなにカリッと揚げ物が出来たことないね~」と2人で興奮しながら食べました!(でもよくよく考えるとうちはあんまり揚げ物しないので今まで…と言ってもものすごーくサンプル少ないです^_^;)
チキンにはやっぱりポテトが付き物でしょう♪と言うことで奥に見えるのはフライドポテト。
ポテトも蓋をして揚げましたが、こちらはあっという間に出来上がりました。

あ~このカリカリ感は正に圧力の賜物と言った感じで結構感動でしたが、欲を言えば肉に味があまりついていなかった~!(>_<)
小麦粉にスパイスや塩を混ぜながら「これでホントに味がつくのかな」と疑問をもたないでもなかったのですが、一応最初なので本の通りに作ってみたんですよね。
次回はまずは鶏にスパイスをすりすりしてしみこませてから最後に小麦粉はたいて揚げてみたいと思います。
チリペッパーもすりすりしてスパイシーチキンにしちゃうんだ~♪

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さてこんな具合の初ダッチオーブン料理でしたが、夫を洗脳すべく買ったダッチオーブンの本というのがこちら。
日曜日の遊び方 ダッチオーブン
菊池仁志さんと言うJDOS(ジャパン・ダッチ・オーヴン・ソサエティ)の会長でいらっしゃる方の著書です。
そしてこの方こそ、実は私が最初にダッチオーブンを知ったテレビ番組、NHKの「趣味悠々」でダッチオーブンについて語り、使い方を説明していた鉄鍋おじさんだったのです。

そして更にこの菊池仁志さんはピエトロと言う名前でイラストレータもしています。
シーズニングのところでリンクしたページは菊池さんの絵なんですよね~。

そしてそして更に私がびっくりしてしまったのは、このピエトロこと菊池仁志さんは、なんと何とあの故・森瑤子さんのテレビ化されて人気を博した小説「デザートはあなたの主人公のモデルとなった方。
森瑤子さんがピエと呼んでいたあのお方だったのです~!!!
あの頃はまだ大手広告代理店の社員でしたが、今は独立されダッチオーブンの普及活動や著作、そしてイラストレータとして活躍中。
いや~あのピエがね~。
確かにね~、日曜日の遊び方にも書かれていますが、菊池さんはカウボーイ修行のために長期でネバタ州まで行ってますから。
そんなことマジでするのってあの「デザートはあなた」の俊介以外にいないでしょう!!!
この「日曜日の遊び方」のダッチオーブンレシピの中には、森瑤子風というそば粉のパンケーキなんていうのも載っており、森瑤子さん好きの私にはたまらないのよ~。

そんな森瑤子さんが亡くなってしばらくしてから出したという料理本、その名も「森瑤子の料理手帖」があり、確か前にsalahiさんからその話を聞くも絶版になっていて手に入らず…。
でもその料理本を去年たまたまAmazonのマーケットプレイスで見つけた私♪
しかもかなりのお値打ち本だと思うのに(森さんのファン、森さんの料理のファンは多いから)定価以下でピカピカだったのです。
今確認したらどのサイトでも入手不可となっているので、ものすごくラッキーでした。
この本のこともいろいろと紹介したいのですが、とてもここでちょこっとだけ紹介ではすまないほど素敵な本なので、そのうち別記事でご紹介したいな~。

ダッチオーブンがうちにやって来た♪_f0043911_047525.jpgそしてなぜそんな話をしているかと言うと、その本の中に菊池仁志さんが載っているのです。
森瑤子さんの周りの男性が森瑤子さんのために料理を作ると言うコーナーで、この今や鉄鍋おじさんとなっている菊池さんが森さんのために蓮の葉包みのご飯を作っているのです。
あぁ…あの小説では廻耀子のために与論島で俊介が作ろうとしたあの蓮の葉包みのご飯ですよ~。
この笑顔がね~良いのよね。
いかにも苦労してませーーーんって感じ。(笑)

あ~ダッチオーブンを機に再会してしまったピエこと菊池仁志さん。
いろんなレシピを試したくなります~♪


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by rakurakurakuko | 2007-12-04 00:59 | お肉のお料理アイディア