2008年 07月 11日
やっぱり完熟南高梅が好き♡だからいろいろ仕込んでみました♪
青梅で梅酒と梅酵母を仕込んだのは前の記事に書きましたが、これで一段落ではなく、その後に完熟の南高梅が待っているんですよ~。
最近は青梅がまだ並んでいるうちに出てきて、「1キロ980円はまだちょっとお高いからもう少し待ってから…」なんて思っているとある日突然あの愛らしい黄色の球体は店頭から姿を消してしまうんです…。
だからもうドキドキ♪
今年の手の打ちどころは680円と見た!
一度この値段で、去年買ったようなとっても良い状態の南高梅を見かけたのですが、何とそういうときに限って週がはじまったばかりの月曜日。
とてもじゃないけど週の始まりから梅仕事してる場合じゃないわ…と泣く泣く我慢。(-_-;)
6月も半ばに入ったその週末、月曜日に見かけたものよりちょっとまだ青いんだけど、これくらいならいいかなって言う南高梅を買ってきました。
冒頭の写真は、その買ってきた梅をざるにのせて追熟させているところ。
ずいぶん黄色く色づいているのもあるけれど、まだまだ緑のものもあるからね。
この追熟しているときと言うのがとっても幸せな瞬間で、部屋中が梅の香りに包まれます。
どうしても梅と言うと梅干しを想像してしまうので香りって?と思われるかもしれませんが、この完熟の梅の香りはまるで桃みたいなんです♪
うーん、幸せ♡
そして大体こんな状態になったらいよいよ戦闘開始~♪
まずは何はなくても作らなくてはいけないもの、それは南高梅のジャム♪
一時期ジャム作りに凝ったことがあり、何でもかんでもジャムにしていたことがあったけど、そんな中でも私が一番好きなのがこの南高梅のジャムなんです。
そんなジャムを作るこの日は仕事を午後半休で帰ってきて気合も十分!(爆)
もちろん作り方はベリーさんのレシピで♪(毎年ほんとにお世話になってます"^_^")
まずは梅をよーく洗ってなり口を取り、大き目の鍋に梅を水と共に入れて火にかけて、茹でていきます。
このどこまで茹でるかと言うのが腕の見せ所!
と言うのも、あまり茹ですぎてしまうと梅の皮が破れてエキスがお湯にいっぱい流れ出してしまうし、あまり茹でなさすぎだと私の場合この後スティックミキサーで実をペースト状にするのでミキサーが上手く回らなくなっちゃうんです。
大体この程度、皮がちょっとだけ破れるくらいで引き上げます。
梅によってずいぶん差があるので、破れかけてきたものから順次ざるにとってます。
実も皮もフルフルでちょっと熱いけど触ると気持ちがいい~♪
この引き上げた梅を少々冷まして手で触れるようになったら手で種を外していき、外した実を更に手でぐにぐにしながらスティックミキサーにかけやすくします。
後はミキサーをがーーっとまわすだけ。
このくらい滑らかになればOK!
これを鍋に入れて、あらかじめ計っておいたグラニュー糖を入れ、中火から弱火にかけて温めていきます。
いつも梅の実(茹でる前の皮のままのもの)の重さのきっちり50パーセントの砂糖を入れるのだけれど、今年はかなり長いこと追熟したからか40パーセントくらいの量で十分甘くなりました。
2キロの梅から全部で8瓶のジャムが出来ました。
パンにも梅ジャム、ヨーグルトにも梅ジャム、梅、梅、梅の梅尽くし~♡
梅雨のじめじめした朝にこの酸味がたまらないんですよね。
そしてこの梅ジャム作りには更に嬉しい副産物が!
それはジャムの瓶の後ろにちらっと写っているペットボトルに入っているのが梅ジュース。
梅を茹でた時のお湯にお砂糖と私は取り除いた梅の種も入れて(種の周りにまだまだいっぱい実がついているから!)少し煮込んだ甘酸っぱい梅ジュース。
湿気が多くてバテバテの体に染み渡るのよ~。
そしてもう一つ、写真を撮り忘れてしまいましたが↑の梅ジュースとは別に濃い梅ジュースと言うのを作ってます。
これはもう貧乏性としか言い様がないのだけれど(汗)、梅ジャムを煮た鍋に↑の梅ジュースともし中途半端で瓶に入りきらないジャムがあればそれも入れてお砂糖を足して作るジュース。
この濃い梅ジュースにゼラチンを入れてフルフルのゼリーにするのです♪
今回はちょっと冷蔵庫がいっぱいでゼリーを冷やせるスペースがなかったのでここで作った濃い梅ジュースをジップロックに入れて冷凍してあります。
あ~作るの楽しみーーー!
そしてそして、今年は副産物がもう一品。
薄めの梅ジュースの半分を使って、ホワイトリカーなどに漬ける梅酒ではなく、醸造酒の梅のお酒を作ります。
もちろんお酒を造るのは禁止されてますからね~、フィクションですよ~。(笑)
目指すはシードルの梅バージョンって感じでしょうか。
別ブログ「うちのコボちゃん」のこちらの記事に載せてる作り方の、りんごジュースを梅ジュースに置き換えて作ります。
酵母はりんご酵母使用。
シードルと同じく10日ほど常温に置き、その後ペットボトルに移してグラニュー糖を加えて二次発酵。
しかし…、シードルならばここでペットボトルがパンパンになって中でシュワシュワ発酵がすすんでいることがわかるのですが、この梅のお酒の場合ボトルがくにゃくにゃしたまま…。
蓋を開けてみると全くシュワッとも言わないので、更にきび砂糖を小さじ2ずつ足して更に二日置いてから冷やしてみました。
やっぱりシードルのようにはシュワシュワしなかったけど、キリリとしてなかなかおいしいお酒が出来ました。
度数も弱いので漬け込みの果実酒の梅酒よりもさっぱりといただけます。
大体こういうものを作って夫にも勧めると「いらない」とか「いや、ちょっとだけ…」と言っておそるおそる飲むのですが、一口飲んだら「あれっおいしいね。もういっぱいもらおう♪」と言って飲んでました。^_^;
梅は発酵力が強いと聞きますが、あんまりシュワッと泡が出ない発酵の仕方なのかしらね。
確かに一次発酵のときもりんごジュースで作った時ほど泡がブクブクたってなかったし。
このシードルもどき作りもいろんなジュースでやってたみたらまた楽しいかもしれませんね~。
去年までの私なら、ここで今年の梅仕事終了~!となるのですが、今年は違うよ。
何とここ数年の懸案事項であった梅干しにまで手を出しちゃいました。
しかし、初めてと言うこともあり、味噌やらなにやらでこれ以上樽を置く場所もないので、可愛く1キロ♪
あちらこちらで見て、とても簡単でかびも生えにくいというジップロックにて仕込むことにしました。
分量などのレシピはこれまた昨年の「きょうの料理」にあった杵島直美さんのもの。
梅 1キロ
塩 150グラム
の塩分15パーセントの梅干しです。
梅をジップロックに入れてから塩をまぶし更にホワイトリカー1/4カップを入れて全体に混ぜ合わせ、ジップロックの中で梅が平らになるように並べてジッパーを閉めます。
ジップロックのLサイズを使うとちょうど良い感じ。
そのジップロックに万が一漏れた時のためにもう一枚ビニールを重ね、その上に塩で重石をしておきました。
ジップロック漬けの場合重石はなくてもよいらしいのだけれど、出来るだけ早く梅酢が出るように、そしてその梅酢が全体に回って梅の実が梅酢の中に隠れるようにしたほうがカビにくそうだと思い、800グラムの我が家の常備塩、ヨネマースを2袋のせておきました。
びっくりすることに翌日にはもう梅酢がかなりあがってきて、翌々日には塩も全部溶けてました!
そして追熟をしていたときと同様のあの桃のような香りが今もずっと続いているんです~。
玄関のすぐ横の部屋に置いてあるので、うちに帰ってくるとその匂いにまず迎えられるというこの幸せ♡
なかなか良い具合でしょ。
重石は塩ひとつに減らし、私は白梅干しにしたいので紫蘇も入れずこのまま土用干しの日を待ちます。
そう、土用干し…。
これが私の場合梅干しを漬けるのに躊躇していた一番の理由なんです。
平日はうちに居ないから干して出しっぱなしにしておくのもどうかな~と思うし、かと言って週末にそんなにお天気が良い日が続くとも限らず、しかもそんなにお天気が良かったらどこかへ遊びに行ってしまいそうなんですもの…。
でもまぁ夏本番はこれから♪
何とか良い日を見つけて干してみようかと思っています。
初めての自家製梅干し、行方が楽しみ~♪
今年は青梅とあわせて全部で4キロの梅仕事でした。
まぁこの量ではまだまだ可愛いモンでしょうけど、梅ジャム一本やりだった私が梅酒と梅干に手を染めたということだけでも自分的には進歩だわ~。
よーく考えたら梅仕事をはじめた年からきっちり1キロずつ使う梅の量が増えてるようなので、来年は5キロかな?!
2006年の梅仕事記事
2007年の梅仕事記事
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