みなさま、「シャランテーズ(Charentaise)」と言うフランスの室内履きをご存知でしょうか。
実は私も昨日の新聞コラムで知ったばかりなんですが、フランス南西部のポワトゥー・シャラント地方でフェルトを再生利用して作った、サボの中に履く柔らかい靴が起源の、伝統的な室内履きのことを言うとのこと。
近年、現代的にアレンジされたシャランテーズが人気だということだそーですが、そんなこととはつゆ知らず、私も最近何かに取り付かれたかのようになぜか室内履きをいくつも編んでいたのでした…。

パターン:
「おうちばき(きゆなはれる著)」より おうちばき基本形
使用糸:Sesia Scottino 色番420
Noro Kureyon 色番185 共に2本取りにて使用
使用針:かぎ針10号(7mm)
マイブームのきっかけは、「おうちばき」と言う図書館で借りた本。
ころんとしたとっても可愛い形に一目でやられてしまいました~!
デザイナーのきゆなはれるさんはこのまるっこい形の室内履きをニットのサボと命名されており、そんな名前を見たらますますこのころんとした履物を編まずにはいられなくなってしまいました。

これね、太い糸で、この場合は並太程度の毛糸の2本取りで、つま先の中心からぐるぐるとかぎ針で細編みを編んでいくだけなんです!
途中でぐるぐる編みを止めて、写真だと段数メーカーが止まっている位置から、ぐるぐる編みの一部を残して続けて平編みしていき、ちょうど良い長さになったらかかとのところで接ぐだけ。
この写真の状態まで糸を切ることもなく続けて編んで、本当に出来上がるのがあっという間。
この状態で十分シューズとしての用が足せますよね~。

この後ぐるりと履き口の部分からまた細編みをぐるっと編んでいき、適当な段数で止めて出来上がり。
本だともう少し長めの丈だったのだけれど、履きやすさと、3玉しかなかった糸が糸が足りなくなりそうだったので、少し短めの長さで止めて、最後に野呂ヤーン(
このネックウォーマーと帽子を編んだ糸の残り)を二段編んでアクセントにして出来上がり。

あー残り物だけれど、この野呂ヤーンがなかなか良い味を出しているでしょ。
Scottinoは編み物再開した年に、大阪の大好きな毛糸屋さん「
マスザキヤ」(すごくたくさんの種類の毛糸があって、おばちゃんも親切で編み物に詳しくて、しかもいつもセール品がある!)で、靴下編む気満々で買っておいたもの。
編む気満々だったんですが、やっぱり靴下編みは結構細かい作業が多くて、本を読んだだけで挫折してそのままお眠りいただいていた糸だったんですが、ここで役立ちました。(^^ゞ
メリノウールの他に、コットンとシルクとナイロンも入っている糸なので、かっちりとした編み上がりで、そして丈夫なはず!
こちらは奈良のMちゃんのところへお嫁入り。
職場でよく靴下重ね履きしたり、背中にカイロ貼ったりしてたからね~。
こういうの好きじゃないかと思って♪
聞いてみたらやはり市販のルームシューズも持っていたそうなんですが、こちらは足にフィットしてそして何より暖かくてとっても良いとのお言葉を頂き、編んだ本人も嬉しくなりました。

こちらはニットのサボ2号。
使用糸:
スカードウール ひつじちゃん 色番4
Noro Kureyon 色番185 共に2本取りにて使用
使用針:かぎ針10号(7mm)
毎度お馴染みひつじちゃん。
あれだけたくさんあったひつじちゃんも着々といろんなものに変身させて残り少なくなってきました。(^^ゞ
ニットのサボ1号があまりに暖かくて(ごめん、Mちゃん、先に少し試し履きしました…。でも綺麗な靴下の上からちょっと履いただけだから~~~・笑)、こちらは1号完成後、すぐに自分用に作りました。

出来上がったところ、早速履くの図。
履くとなんとな~くこうして足の形に馴染んでくるところがまたいいんだよね~。
先っちょからぐるぐる編みはじめて、筒の部分になってからは特に増減ないのだけれど、先っちょの方はぷくっと余裕があり、平編みに変わる少し手前、ちょうど足の土踏まずの部分あたりで手加減を少々きつめにして締めてあるのよ。
だからそこが少しきゅっとしてて、履いててフィット感があるのです。
少しきつめに編んでねとか、そういうことがいちいち書いてある、写真も満載の日本の編み物本は本当に親切で、ホントに素晴らしい!!

2号ひつじちゃんはひつじちゃんの特性を十分引き出すべく、フェルト化。
だから少々私の足よりサイズ大きめに作ってます。
縁編みは1号と同じあまりものの野呂ヤーンだけれど、なんだか地味な色合いのところだけが残っちゃってて、ひつじちゃんも地味だし、地味地味二連発!
でもまぁいいんだ、こういうのが汚れが目立たなくて…。(^^ゞ
毎日これ靴下の上から履いているので、最初にフェルト化したときよりも、特に底の部分は自己体重プレスで自然フェルト化進んでます!
もうほとんど編目がわからないくらい…。(笑)

こちらは3号。
使用糸:
ソフィーチェ メリノ 色番08
シルクハセガワ ワンジュ 色番18 アプリコット ソフィーチェメリノは2本取りにて使用
使用針:かぎ針10号(7mm)
ニットのサボをやっきになって編んでいたところ、ネットサーフィン中にサボにぴったりな糸発見!
この時期、毛糸がどこでもセールになっていて、気を抜くと思わず大量に買いそうになる…。(汗)
メリノ100%のむっちりとした糸で、何でもヨリが甘いところがあるのでB級品として破格のお値段になっているんだって。

さすがメリノ100%なのでさわり心地もいいし、何より編み地がむっちりむちむちで、それがこのサボには程よく形が整って良い感じ。
ただね~、色がとってもきれいなのはいいのだけれど、なんとなく可愛すぎて、そしてなんというか混じりっ気なさすぎて、少々単調なのよね。
本に載ってた基本のサボはこれに近い感じだったけれど。
まぁこの辺りは好みの問題ですが、そのままだとちょっと単調すぎるので、縁編みにシルクとウールとモヘアの混ざっている、これまた
こちらのストールを編んだときの余りもののワンジュを持ってきましてアクセントにしました。
可愛い糸なのでただの細編みではなく、ピコットつけた飾り縁編みにしました。
ちょっとプリティーすぎるので、こちらは実家の母へ押し付けプレゼント。
年取ったらね、やっぱりぱきっと明るい色合いのもの身につけたほうがいいから!
きのう送ったばかりなのでまだ反応わかりませんが、暖かいから使うでしょう♪

まだまだいきます、こちら4号。
使用糸:
ソフィーチェ メリノ 色番08
スカードウール ひつじちゃん 色番2 ソフィーチェメリノとひつじちゃんの2本取りにて使用
使用針:かぎ針10号(7mm)
3号があまりにプリティーすぎる編地だったので、もう少しニュアンスをつけるべく、ひつじちゃんのグレーの糸を添えて2本取り。

これで随分編地に変化が出て、私的にはこちらのほうが好みです。
このままだとやはりつまらないので、縁編みはソフィーチェメリノだけで編んでみました。
これまた少しアクセントがついたと思うのだけれど。
段々編み方が慣れてきて、最初の頃のは足首に向かう部分をあまりきゅっとしなかったので少々足首が開き気味でしたが、こちらは少しきゅっと締まって形的には一番良く出来たような気がします。
こちらも某所にお嫁入り。
ちょうど暖かくなってきてタイミング的にこんなプレゼントはどうよ~~~って感じですが(汗)、来年も履けるし使ってね。
というわけで、ニットのサボ、覚えたばかりの言葉を使うとおふらんすのシャランテーズにすっかりハマってしまった私。
これね、ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗えるのでその後の手間もかからず。
多分履けば履くほど、洗えば洗うほど自分の足に馴染んできそうな感じ。
ホントにびっくりするほどあったかいのよ。
で、またまたこれに向いてる毛糸を見つけてしまい、来年用にとまたまたポチッ。
これ作るまでは最近あんまり並太などの太目の毛糸に興味なかったんだけど、あー、いくつ作れるんだろう…と言うほど我が家には今並太から極太の毛糸が溜まってます。(^^ゞ
来年までどうかこの編み物熱が冷めませんように!!
でね、来年と言わず、これ、春夏用に麻糸で編んでニットのエスパドリーユ作ろうかなとも思ってます。
ちょっと細めにしてパターンを改良すればエスパドリーユ型が出来ると思うんですよね。
細編みがちょっとボコボコして、足裏にその麻のぼこぼこが当ったらなんだか気持ち良さそうだし♪
昔、エスパドリーユ好きだったんだよね~。
今はあんまり見ないけど、本家本元フランスではやはり夏にはよく履かれているのでしょーか。
脱げないような工夫が出来れば、バレーシューズ風にしてもかわいいし、なんだかいろんなニットの靴、作りたい気分が高まります♪♪

2012年冬のニットのサボはこの四点。
みなさまはどれが好きかしらん?
秋から冬にかけぬくぬくしながら編んできた、冬の編み物はこれにて終了。
いっぱい楽しんでいっぱい暖かい思いをした編み物と言うものにありがとうの気持ちでいっぱいです♪
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