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2009年3月に読んだ本

3月は花粉症真っ盛り!(ToT)/~~~
漢方の薬を飲み顔の半分以上が隠れるようなマスクをし、何とか鼻ずびずび状態を回避しつつ、通勤読書にいそしみました♪
今月に入り、やっと少々楽になってきたのでホッとしています。(*^_^*)


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「その日のまえに」 重松清


実はこの本、特に読みたい本が見つからず本屋でなんとなく手にとって買ってみた本だったのだけれど、もうすごくすごく良かった~~~。
重松清さんは忘れているものがなければ過去に二冊読んでいて一勝一敗だったんですよ~。
でもこれは最近読んだ本全ての中で一番感動したと言ってもいいくらいだわ~。

いろいろな種類の死がテーマになっている7作の連作短篇集。
これが一作目より二作目と言うように最後にいくに従ってどんどんよくなる!
4作目の「ヒア・カムズ・ザ・サン」なんてもう電車の中なのに泣けてきちゃうのよ~。
お母さんの淡々としているような語りと態度がなんとも言えず切ないし、息子のさり気ない母への愛情もたまらない!
決して「どーぞ泣いてくださいね~」的な話の持って行きかたではないんだけれど、泣けるのよ~。
タイトルになっているビートルズの曲「ヒア・カムズ・ザ・サン」。
この二つの意味がね~、もうたまらなくいいです。

そして5作目の「その日のまえに」はもう読み始めたときからラストがちょっとわかっちゃうようなせつなさがあるのだけれど、これがまたいちいちずしーんと心に響いてなんとも言えない…。
文庫本の帯にあるように南原清隆と永作博美(大好き♪)が主人公で去年映画化されているようですが、その映画を見てない私もなぜか読み進みながら主人公の2人がしっかりとこの2人に重なってしまい、私の頭の中ではこの2人が動いてセリフをしゃべっているかのように思えてしまったのです。
もちろんそうそうある話ではないのだけれど、あまりに自然に頭の中で2人が動いていくのは、やはりこれは重松さんのストーリーのなせる業なのではないかと、このことにも結構感動しました。
「その日のまえに」の後に「その日」「その日のあとで」とこれは繋がった話になっているのですが、「その日のまえに」で既にうるうる状態の私は予想通り「その日」でうるうるでは止まらない状態に!
電車の中でマスクしてるし多少の涙目なら「花粉症で目が痒いのかな」って思ってもらえると思うのだけれど、もうヤバイくらいになってきたので途中で読むの中断しました…。
あー「その日のあとで」では一体私どうなっちゃうんだろうって思っていたら、この部分は結構冷静に読めたのよね。
あとがきを読んだら、重松清さんの人生を変えたともいえる恩師の仏文学者の方が、ちょうどこの「その日のあとで」を書こうとしている前に亡くなられ、その先生の死を挟んで「その日」のトーンは当初目論んでいたものと微妙に変わったのだそうです。

とにかく最近読んだ中でもピカイチと言ってもいいくらい良いです。
一つよくわからなかったのは、この「その日」シリーズの前の4作が「その日」シリーズの中で微妙に絡んでいくのだけれど、3作目の「朝日のあたる家」だけがどのように「その日」のストーリーの中に入り込んでいたのか私には分からなかったの。
この本を読んでわかっている方がいらっしゃいましたら是非教えてください。


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「海辺のカフカ」 村上春樹


以前は全く良さがわからなかったけれど、克服しつつある村上春樹。(笑)
この「海辺のカフカ」は今まで読んだ村上春樹のものとはちょっと違う種類の物語のように思えたけれど、この小説の評価がとても高く、世界各国で翻訳されて読まれているというその理由が読んでみてはっきりとわかったような気がします。
このカフカを読む前の重松清さんのその日がとても日常的にリアルに描かれているのに対して、このカフカはもっとも日常から遠いことのように描かれている、その対比がとても良かったなぁ。
読書のつながりとしては、この順番で読んだことは偶然とは言えかなり良いチョイスでした。

主人公の田村カフカ少年と言い、ナカタさんと言い、図書館で働く大島さんと言い、佐伯さんと言い…。
この小説にのめりこんで読んでいる分には不自然なことはないのだけれど、あまりにも非現実的としか思えない人物設定。
この小説の中でこんな人がいてもおかしくないと思わせるフツーの人はトラック運転手の星野青年ただひとり。
それなのに自然に読ませる村上春樹が凄い!
そして、ものすごくシリアスな展開の中で、ふと出てくる謎の人物、しかも結構重要人物の名は、ジョニー・ウォーカーさんとカーネル・サンダースさん。
ふざけている!!
あまりにふざけているのに物語を損ねないばかりか、なぜかすんなりと「ふ~ん、そんな人もありかしらね」と思わせるのも凄い!

カフカ少年とナカタさんがどこでどのように出会い、どんな風に関連性があるのかとそれがとても楽しみになりつつ読み進んだのだけれど、なんだかその部分についてはまったくわからず私にとっては謎のままだったのが残念。
ナカタさんの終わり方もなんだかあまりにも唐突だったし…。
これがこの小説の中で何度も出てくるメタファーと言うものなのかしら。
わかったような、わからないような。
それが村上小説の真髄なのかもしれないけれど、どーもこれがすっきりしないのよね~。(笑)

すっきりしないのだけれど、この小説は面白かったしとても好みのものでした。
「ダンス ダンス ダンス」を読んだときにも特に思ったのだけれど、村上作品を読むとなぜかその後「存在するだけでいいんだ、進めないときには立ち止まってもいいんだ、動き出すときと言うものが必ずくる」というような考えにたどり着く。
それが私にとってはとても読後感の良いものだったりするのです。


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この時期、春限定の野菜がいっぱい出てきて、あれも食べなきゃ、これも今食べなきゃ食べられなくなる~と嬉しい悲鳴を上げているんですが(えっ?私だけ?!)。
これもね~、毎年外せないんですよ~。

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丸のままのめかぶ♪
なんとも芸術的なフォルムを持つこの物体。
最初に見たときは「一体これはどうやって処理してどうやって食べればよいのやら…」と思ってましたが、一度処理の仕方を知って食べてしまうと、もうパック入りの味がついているめかぶなんかには戻れませんっ!!

処理の仕方は以前こちらの記事にしましたが、とにかく買ってきたら洗わず濡らさず、手も包丁もまな板も出来るだけ乾いた状態で、ただただひたすら刻むのです。
大好きなので、以前欲張って5パックまとめて買って修行僧のように無心で刻んでみたのですが、5バックは欲張りすぎでした。
刻んでいるときには気づきませんが、終わると包丁握ってた手が「じーん」としてて、グーパー、グーパーしないと手がこわばっちゃって動きませんでした…。(爆)
なのでここ数年は一度に買うのは3パックの鉄則を守っています。^_^;

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今年も先日、テレビでサッカー観戦している夫の横でひたすら刻みました。
ボールいっぱいの刻みめかぶはすぐに使う分を除き、全て小分けにしてジップロックに入れて冷凍します。
使うときに熱湯をかけると、生のめかぶと同じようにあっという間に色鮮やかな緑色になり、生とほぼ遜色なくおいしく頂くことが出来ます。
めかぶの茎の部分ももったいないので捨てずに使いますよ~。

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さっと熱湯に通しためかぶをグルグルかき混ぜて粘りを出し、器に盛ってかつお節をたっぷりかけてしょうゆをチョロッと。
このまままたグルグルかき混ぜるとまるで納豆のように糸を引き、これが旨いのなんのって!!
磯の香りがぶわーーーっと鼻腔に押し寄せ、えも言われぬ幸せな気分に包まれます。

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茎も、お酢と醤油とみりんと日本酒で煮ればおいしい佃煮に。
コリコリとしてこちらも磯の香りたっぷりで、ご飯のお供にもお酒の肴にもぴったり!

ほーんとおいしいのよね~。
ビバ!!めかぶ!!
…と思ったら、先日の夫の発言。
「楽子ってめかぶ好きだよね。おいしいとは思うけど自分はそこまで好きじゃないけど…」って…。
えーーーーっ!!!
そうだったのか…、おんなじだけ大好きかと思ってた…。(-_-;)
長年夫婦として付き合っててもまだまだ知らないことは沢山あるようです。(爆)

と書いていたら、夫からなぜかめかぶを食べたいリクエストが出ました~~~!
多分この記事にコメントくださったみなさまの「めかぶ~~~」の絶叫に影響されてめかぶLOVE気分になったみたいです。(爆)
はい、ムードに流されやすい夫です。^_^;
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今晩食べたのは前の記事でも紹介した「めひび汁」。
お吸い物のような感じに仕立てた汁にめかぶを入れた熱々汁をご飯にかけて食べるもの。
私もこの食べ方が大好きなんですが、夫もこのぶっかけご飯はめかぶの食べ方の中でもかなり好きみたい!
撮った写真がなんだかブレブレだったので、以前の記事の写真を使いまわしして載せちゃいます♪
by rakurakurakuko | 2009-04-08 00:58 | 楽子の本棚