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暑い季節の救世主、赤紫蘇!

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今年、久々に赤紫蘇を買い求めました♪(多分前回買ったのはこのときです♪)
梅干しを自分で漬ける方にとってはこの時期外せないものなのでしょうけれど、我が家の梅干しは白梅干しのため赤紫蘇は使わないんですよね~。

しかし、あまりにも立派な赤紫蘇が大変お買い得になって八百屋さんに売っていたので、つい手に取ってしまいました。
とにかく奈良は、と言うか関西はこの時期信じられないほど暑く、また湿度が高く、酸っぱいもの、さっぱりとしたものを体が欲しているのですよ~~~。
思わず「私って妊娠しちゃったかも…」と思うくらい、酸っぱいものが美味しいのです。(笑)
なので今年は是非この赤紫蘇を使って赤梅酢とゆかりを作りたいと思った次第。

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そんなときに出逢ったこの赤紫蘇は、ものすごく背の高い赤紫蘇で、このまま袋に入れてもらったのですがぶら下げて歩いていると地面にくっついてしまうくらいの背の高さ。
根っこも付いたままで、このまま根っこに近い方の茎を切って植えたらまた育つのではないかしらと思わず植えようかなと真剣に考えたほどでした。^_^;
ちなみにこの赤紫蘇は一束158円!!
スーパーで袋に詰めて売られているものの、多分倍くらい入っていると思うのでかなりお得な紫蘇ですよね~。

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一生懸命茎から葉っぱを外したら大きなボール二杯分にもなりました♪
ちなみに赤紫蘇は、葉っぱがチリチリで表と裏が出来るだけ同じ色のものを選ぶのが良いそうで、痛みが早いので出来るだけすぐ処理するほうが良いのですって。
痛みが早いからこんな風に根っこ付きで売っていたりするのでしょうね~。
こんなに大きなものを置いておく場所もないので私はその日のうちに早速葉っぱを外しましたが、量が量だけに葉っぱを外して洗うところまでで1時間以上かかったような…。
結構泥はねもしていたし、ちゃーんと洗わなくちゃね~。

そんなこんなで思いのほか時間がかかってしまい、ふと顔を上げてみると…。

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わーーーー♪♪
いつの間にか空が赤紫蘇色に染まってる!!
真っ赤な夕焼け空はよくあるけれど、これは真っ赤と言うより見たこともないほど鮮やかな赤紫の、赤紫蘇色♪
お揃いだーーーーー!
久々に赤紫蘇を買ったこの日にぴったりの暮れ行く空。

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思わず赤紫蘇処理の手を安め、ベランダに出て赤紫蘇色のきれいな空をただただうっとりと長いこと眺めてしまいました。
ホントに綺麗だったのですよ~。

が、いつまでもボーっとしていると赤紫蘇の処理どころか夕食の準備にも支障が出るので、名残惜しいですがキッチンへ戻り、続きを行ないます。

今回、私はこの赤紫蘇を梅酢に漬けてゆかりを作る予定なので、まずはあく抜きをしなくては!
洗ってざるにあげて水を切った赤紫蘇をボールに戻し、粗塩大さじ2くらいを振って全体にざっくりと混ぜた後、ワシワシと両手のひらで揉んでいきます。
このとき、ものすごい紫色の汁(あく)が出て、それが手を赤く染めてしまうのでゴム手袋が必需品!
ワシワシ、ワシワシと揉んで泡のようにたくさんのあくが出てきたら赤紫蘇をギュッと搾ってアクを捨て、更にもう一度同じように塩を振ってガシガシと揉んでキュキュキュッとアクを一握りずつしっかりと絞ってあくを捨てます。
ここまでは手袋をした手が赤紫蘇色になっているので写真はなし…。^_^;

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さてここで取り出しましたるは、冷蔵庫で保存してあったこちらの梅酢。
去年梅干しを作ったときに取れた梅酢2瓶のうち1瓶がまだ残っていたのです。
これにアク抜きをした紫蘇を加えれば、赤梅干しは漬けないけれど赤梅酢が出来、そして漬けた赤紫蘇を干した後にはゆかりが出来上がると言うわけです。

あーそれから、この梅酢ですが、去年tugukiさんから梅酢利用法として教えていただいた「甘くないアイソトニック梅酢水」と言うのが、今年暑くなってから大活躍♪
水にこの梅酢をほんの少し入れると○カリスウェットの甘くない版のようなお味になり、外で働くときなどにとてもよいと言うのです。
この時期、関西では外であまり動き回ると死んじゃいそうなので動き回った訳ではないんですが、暑いところから帰ってきてこの梅酢水を飲むと体がシャキンとしてちょっぴり疲れも解消され、ずいぶん御世話になりました♪
梅酢がお手元にある方は是非お試しを♪

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さて、アクを絞った赤紫蘇をボールに入れ、↑の白梅酢を少々回しかけて紫蘇をほぐすと、あっという間に梅酢がまるで先ほどの空のような綺麗な紫ピンク色に染まります♪
それを消毒した保存瓶に詰めて、残りの白梅酢を回しかけてざっくり混ぜ合わせます。
それにしても、ちょっと保存瓶が大きすぎですね…。
あまりに大量の赤紫蘇だったので大きいものを準備しましたが、揉んだ後にはかなりカサが減りまして、こんなに大きな瓶は必要なかったのでした。^_^;
この後、あまりにもこの大きさでは冷蔵庫で場所取りなので、もう少し小さい瓶に詰め替えました。

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そんな梅酢に漬けた赤紫蘇。
その綺麗な色の赤梅酢を使って作った即席しば漬け。

白瓜を半分に切ってから薄切りにし、千切りの新生姜と薄切りの茗荷も加えてビニール袋に入れて混ぜ合わせ、その重量の3%弱の塩を振ってビニール袋の中でもみもみ。
ギューッと出来るだけビニール袋の中に空気が入らないように口を縛って、そのまま冷蔵庫で一晩。
野菜から出てきた水分をギューッと絞って、またビニールに野菜を入れて、今度はそこに赤梅酢を少々加えてモミモミし、冷蔵庫で数時間置けば、自家製即席しば漬けの出来上がり♪

これがですね~~~、重くて暑い関西の空気にやられている体に効くんですよ~~~。
さっぱりとして美味しいのなんのって、もう梅酢さまさま、赤紫蘇サマサマなんです♪♪
多めに漬けてもあっという間になくなっちゃう!!

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この赤梅酢を作る前までは、白梅酢で即席しば漬けを作っていたのだけれど、その場合には白梅酢を加えるときに一緒にゆかりを加えて作ってました。
こちらのゆかりは前にカイエさんに頂いた自家製のゆかり。
これがね~、このような即席しば漬けは勿論のこと、ご飯に混ぜても売っているゆかりよりも更に酸味が効いててほんとに美味しいの!!
暑くてあまりご飯食べたくない…ってときも、この時期ちょっと心配なお弁当にもぴったりなんです。
このゆかり作りたさに赤紫蘇買おうって思ったんですよね~。

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そんな梅酢で作った即席しば漬けはそのまま食べるほか、こんな風にお豆腐にかけて変わり冷奴にしても美味しいです!
このときのお豆腐は、豆腐屋ジョニー
まったりとしたジョニーと酸味の効いた夏野菜のしば漬けの組み合わせもバッチリ♪

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そして、とにかくさっぱりしたものが食べたい私。
ご飯にも梅酢を入れて炊いてみました♪
お米2合に対して赤梅酢大さじ1.5、みりん大さじ1.5を加えて後は水を足して普通のご飯を炊くときの水の量にし、千切りにした新生姜をたっぷりと加えて普通に炊飯器で炊きます。
ピンク色がとっても綺麗♪♪

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さぁ召し上がれ♪
あら~~~もっと酸味が効いた、酢飯のようなご飯になるかと思いきや、炊いてしまうと意外と酸味を感じなくなっちゃうのですね~。
まぁこれはこれで美味しかったけれど、やっぱり関西の梅雨を乗り切るには酢飯のほうが良かったかも…。
色もピンク色は退色してしまいビミョーな色になってしまったし。(汗)
お弁当のご飯にするには悪くなりにくくてこれも良いかとは思いますが、やっぱり今度は炊き上がった後に梅酢を混ぜよう♪♪

今年も梅干しは漬けましたが、何しろ雨続きでまだ干すことは出来ないので、梅酢も梅が漬かった状態のまま。
昨年の梅酢が残っていてほんとーに良かったと思う今日この頃。
しばらくはこの赤梅酢でさっぱりしば漬け他、いろいろ楽しみたいと思ってます。

後は、梅を干すときに一緒に赤紫蘇も干して、ゆかりを作るよ♪
楽しみ♪楽しみ♪
早く梅雨が明けますように♪♪


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by rakurakurakuko | 2010-07-15 00:58 | 保存食作り