2011年 04月 14日
2011年3月に読んだ本
転勤だって夫の転勤であって私はただ場所を移すだけだし、大震災だって私自身はまったく被災していないと言うのに、ただただ流されやすくその割には私って何も出来ない人なんだ…と改めて思った今回の事。
そんなわけで先月読んだ本はたったの一冊!
主人公の北村をはじめ、東西南北の字が苗字につく4人プラス鳥井の、五人の仙台の大学生の物語。
四季に分かれて、それぞれの象徴的な出来事を中心に描かれており、とてもテンポ良く楽しく読める。
主人公は北村なんだけれど、この小説でもっとも目だっているというか、いかにも伊坂さんが描く人らしいなぁと思うのが、西嶋。
空気を読まないし、やたらと熱く、時々突拍子もない事を言ったりやったりするし、はっきり言ってこんな奴がいたらうざったいよなぁ~と思われるキャラなのだけれど、なぜか憎めないというかすごいんです。
「その気になれば砂漠にだって雪を降らせることが出来るんですよ。」とか、「目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ。」とか、やたらと自信満々に語るんだから、その場に合わない発言に一瞬は引くと思うのだけれど、よくよく考えると深い意味をもつこと言ってるよなと思うような名言の数々。
ホントに面白い。
そしてホントに変な奴なのに、西嶋に初期の頃から好意を抱く、誰もが振り向く美女である東堂もすごい!!
仙台が舞台と言うこともあり、何となく今回の震災に当てはめて考えてしまうようなことも多いのだけれど、なんかね~、これ読んだら少々滅入っているとき、人、でも何か出来そうな元気が出てくるような気がする。
その気になれば、オアシスの先にあるその砂漠にも雪を降らせることができる。
小さなことでも信じてコツコツやっていけばきっと、まずは目の前にある問題を小さくても解決していけばきっと、砂漠に雪は降ると、そう思える。
『ぼくは砂漠についてすでに多くを悟った。
ところで、これ以上砂漠を語るに先立って、ある一つのオアシスについて語りたいと思う。』
と言う、サン・テグジュペリの「人間の土地」からの一文が冒頭にも紹介されており、また小説の中でもその「人間の土地」からの引用が時々使われる。
そちらも是非読んでみたいと思わされた、そんな伊坂幸太郎の「砂漠」でした。
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まだカーテンもつぎはぎでがら~んとしていて、朝晩は暖房入れても寒いなぁ~と思っていた名古屋の我が家。
昨日辺りからずいぶん気温も上がり、暖かく感じられるようになり、嬉しい♪♪(そんなことに喜んでないで早く新しいカーテン吊るそうよ~~~(^^ゞ)
この時期は、新○○と言うピチピチの美味しそうな野菜が店頭にはいっぱい並び、そんなことからも春だなぁと感じます。
昨日、スーパーで大袋の新タマネギを買ってきて、夕食の準備にはまだちょっと時間があったので、PCに向かいポメさんのブログを覗いてみたら、新タマネギの丸焼きがとても美味しそうだったの♪
そこで私も早速まねっ子して作ってみました。
200℃で40分くらい。
ただ突っ込んでおけばいいだけなので楽チンです♪
オーブンからタマネギの甘い香りがしてきたら、オーブンから取り出してアルミホイルを開けてみると…。
塩胡椒をパラパラ、オリーブオイルを少々まわしかけて召し上がれ♪♪
一緒に焼いた丸ごとニンジンも柔らかくて甘くて最高♪♪♪
春らしく甘くて優しいお味です。
今楽しまなくていつこの気分を楽しむのー。
引越しの家の片付け早く済まして、春を満喫すぺく、外にいっぱい飛び出そう♪
がんばるっ!!!
又はほっとく!!!(笑)
さてどちらになるのでしょーかねぇ…。(^^ゞ
◆3月に作った保存食◆
わさびの葉の醤油漬け