2012年 02月 29日
中馬のおひなさん in 足助
向かった先は、愛知県豊田市足助町の古い町並みで行なわれている「中馬のおひなさん」。
豊田と言うと日本を代表する車メーカーで有名ですが、足助町は同じ豊田市でも山の奥の奥の方にひっそりとある町で、それでも名古屋の我が家から車で1時間程度走れば着くような場所。
「中馬(ちゅうま)のおひなさん」の「中馬」と言うのは、信州の馬稼ぎ人たちが作った同業者の組合のことで、一般には、伊那街道(飯田街道)で物資の運搬に従事した全ての人々のことを指し、この中馬と呼ばれる人たちが行き来したことからこの足助町を通る街道は別名「中馬街道」とも呼ばれていることから。
その頃の古い町並みがたくさん残っており、昨年愛知県で初の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
早速駐車場に車を止め、町を歩いてみると…。
商店だけでなく一般の民家でもお雛様を展示して、そして軒先や庭先から部屋の中やお店の中に飾ってあるお雛さまを見せてくれるところには番号がふられているんですね~。
こちらは足助のお菓子屋さん。
奈良でもこの餅花をお正月だけでなく雛祭りにも飾る習慣があるのですが、ここでも同じなんですね~。
名古屋の我が家にも高取で買った餅花が竹の花挿しに挿して飾ってあります♪
高取で餅花買ったお店のおじちゃんが「一年中飾っておいても良いんだよ」と言ったので、我が家にも女子がいますよ~の印♪として一年中玄関に飾ってあるの!(笑)
この辺りは竹林も多く、竹や竹炭の生産が盛んみたい!
手頃な大きさでころんとしていてとっても可愛い♪♪
それにしても、これ、ひとつひとつが巨大です!!
風情ある建物に対し、「マリリン書店」と言う名前がハイカラで、その対比がなんとも素晴らしい!
思わず引き込まれるように入っていくと…。
なんと、なんと、これはお店に入る前に写真を撮った、お店の横の小道ではありませんか!
黒の腰板と真っ白な漆喰の壁が素敵ですよね~。
正にフォトジェニックな小さな小さな道。
日曜日でしたので開いていませんでしたが、足助町限定のグッズがあったら絶対買いたくなりますよね~。
いや~ん、これまたいくらでも待っていたいほど素敵~♪
でもこんなに素敵なのに、バスは一日3本、午前中限定のようです~。(笑)
「これ、ならまちの手描きの看板屋さんの絵と一緒じゃない?」と言うと、夫もそうだ、そうだと言う!!
ならまちのあちこちのお店はもちろん、我が家御用達だった日帰り温泉「音の花温泉」の中の看板もこの方の看板だったのですよね~。
こちらのページを見ると、同じ方だったら京都にお店を持っている方らしいですが、私たちが奈良を引越す頃にはならまちのお店は閉められていたような…。
同じ方なのか、はたまた同じような絵を教えるところがどこかにあるのかよくわかりませんが、まぁいずれにせよ、こんなところであのならまちの香りを楽しめて嬉しい♪
これね、籠の中の炭、栗の形したのとか、みかんの形したのとか、ぜーんぶホンモノなんですよ~。
竹炭を焼く竹炭小屋にそれらを一緒に入れて一緒に焼いたのですって。
これが素敵で素敵で、もう離れられなくなり、それぞれが微妙に形や置いてあるものが違うので、迷って迷ってやっとひとつに絞り買い求めてきました♪
真ん中についてる竹の中にドライフラワーとか飾れるんだってー。
竹炭の浄化作用はしばらくするとなくなっちゃうけど、みかんも栗も腐ることはないので、ずっと飾っておけるのです♪
「シシコロッケ」を売るお肉屋さん。
この辺りは猪肉が有名だからね~。
そこそこ良いお値段でしたがショーケースには猪の肉も置かれていたので、きっと猪や鹿を獲ってくるマタギの方がここいらにおいでなのでしょう♪
我が夫婦の数人先で、シシコロッケは売り切れ。
ギリギリセーフで食べられたシシコロッケ、大変美味でございました♪
しし鍋で有名なお店の駐車場横にドドーーーーンと飾られていました~!
魚拓ならぬシシ拓と言っても良いのでは?!(笑)
猪の皮を見たところで、のんびり足助町散歩は終わりです。
毎年一度は訪れている、沖縄の伊是名島で秋に行なわれる灯りのイベント「しまあかり」で、私がボランティアとして参加した年に、伊是名島と交流のあった足助町から、同じような灯りのイベントで使用されている「たんころりん」と言う竹で編んだ燈籠が届けられていたのです。
私はこれに和紙を張る作業を手伝ったのだよー。
その頃はまさか私たち夫婦が足助町と同じ愛知県に住もうとは思ってもいませんでしたが、なにがなにやら、どこをどうして、ご近所さんになりました。(*^_^*)
お内裏様もお雛様も手の平に載るくらいの可愛い大きさ。
我が家にはお雛様がなかったので、早速飾って3月3日の桃の節句を待ってます♪
竹の節の部分を使った小さな置物。
これね~、かえるだか人間だか分からないけど(笑)、家族で餅焼いてるのよ~。
家族で餅焼きバージョンの他に、家族で楽器演奏バージョンもあって、棚には「おじさんの力作」って書いてありました。
手の平に載るのはもちろん、もう吹けば飛ぶよな小ささなのよ。
おじさんの力作なのよーく分かるし、すっごく可愛いです♪
ホンモノの紅葉の葉っぱに甘い衣をつけて揚げてある、なんとも繊細で風情のあるお菓子。
衣についている胡麻のプチプチもいい感じ♪
紅葉の味(どんなの?)はしませんが、お茶とともに頂くとなんだかほっこり和むお菓子です。
あぁ…、ここの紅葉、見に行くことは出来るのか、我が家…。
と言うわけで、帰ってきてからも足助の町並みを思い出しつつ楽しんでいると言う、楽しくお得な半日散歩でした♪
「中馬のおひなさん」は今年は3月11日まで行なわれているようですので、愛知県近県にお住まいの方は、是非いかがでしょう?
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