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2013年6月に読んだ本

なんと6月は本も一冊しか読んでいなかったのだなぁ。
この頃、何だか絶不調で、何もやる気が起こらず(今も昔も大したやる気は持ち合わせていないのだけれど…汗)、通勤の電車の中でもただただボーっとして半分寝ながら過ごしていたような。(もちろん混雑電車で立ったまま(^^ゞ)
あぁ、俄然とやる気が沸いてくるような食べ物や出来事、ないかしらねぇ~。

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「小さいおうち」 中島京子


映画化決定と言うこともあり、本屋さんイチオシのようにいっぱい平積みになっていたので買ってみました。

う~ん、結論から言ってしまうと、そんなにつまらなかったわけではないけれど、でもそんなにおもしろかったわけでもない…。
昭和初期、東京のちょっとハズレの方にある赤い屋根のモダンな家の若く美しい奥様のもとへ女中奉公に出た少女タキ。
そこでの生活はおだやかで平和で、後になって振り返るも職業婦人としてのやりがいもあり、タキの人生の中で一番輝いていた日々。
その後、故郷に帰り、それからまた時を経て、現在、昔を振り返り手記のようなものを書きためようと思いつつ、そこに甥が絡んできて、その甥が大きな役割を担いつつタキ没後の最終章へと続く。
淡々と過ぎ語られていく描かれ方とか、あまりに世間離れした小さなおうちの奥様とか、そんなに大きな盛り上がりもなく進んでいく様が少々退屈で、最終章でサプライズと言うか盛り上がりはあるものの、全体的に私にはあまり印象に残らない一冊になってしまった感じ。
このおうちのある私鉄沿線と言うのが、只今の我が家の沿線なので、その頃のこのあたりを想像しつつ、何十年か後の現在にその沿線を走る電車の中で現在の景色を見つつそれを読んだというのが、ちょっとした面白みだったかも。

買ったときには気づかなかったけど(と言うか気づいていたのかもしれないけれど何ヶ月も経った今となってはあらほんと?って感じ)、直木賞の受賞作なんですね、これ。
中島京子さんと言う作家のお名前でさえ良く存じませんでしたが、これを読んでから気を付けてみると、「暮らしの手帖」でも時々文章を見かけますね。
著作をみると興味があるものもあったので、別の中島京子さんももう一冊くらいは読んでみたいなぁと思います。


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少し前に頂いて、これはいい♪とハマっていたのがこちら。
「燻製味噌」。
最近、浜松の友人が東京出張に来るたびに、新卒で働いた会社の同僚5人で東京駅に集まって飲んでいるのだけれど、そんなときに良く行く「KITTE」の中にある「美噌元」と言うところの酒呑みのための味噌
この「美味元」と言う店は味噌汁専門店で、そんな味噌汁専門で店が成り立つというのがこれまた東京駅と言う場所柄だなぁと思ってしまうのですけれど、座席数が少ないということもありいつも満席状態です。

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セロリスティックと軽く茹でたスナップエンドウに燻製味噌。
セロリの強い香りにもスナップエンドウの若々しい香りにも負けない燻製の香りと、ちょっぴり甘めの味噌の味。
旨い~~~♪♪

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こちらは生をスライスしただけのパプリカとさっと茹でたアスパラと言う、信号機カラーの三種に燻製味噌。
これまた野菜をモリモリいただけて、お酒もジャンジャン進みます。

肉にも合うとありましたが、肉にたどり着く前に、いろんな野菜に付けて食べてたらなくなっちゃいました。(^^ゞ

こちらのページを見ると、どうやらこの燻製味噌と言うものは、戦国武将 武田信玄が味噌の保存性をさらに高めさせるために山で燻してから兵に持たせたという言い伝えをヒントに開発されたらしい!
最近の新しい食べ物なのかしらんと思っていましたが、ルーツはかなり古いものだったのね。
燻製味噌の瓶に張られたラベルで成分を見てみると、味噌を少々甘くしてはあるけれど、ヘンなもので燻製の香りだけ付けているわけでもないようで、じゃあ味噌の燻製なんてどうするのかしらなんて思っていたら、こんなページを見つけました。
できるんですね~、味噌の燻製。
今年の味噌を解禁したら、ちょっと試してみるのも楽しいかななんて思っている今日この頃です。


◆6月に作った保存食◆
蕨の塩漬け
ルバーブジャム
南高梅ジャム
梅干し(塩漬け)
ヤマドリタケモドキのオイル漬け
by rakurakurakuko | 2013-09-22 16:13 | 楽子の本棚