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2013年9月に読んだ本

あと数日で2013年も終わろうとしていますが、わがブログの上では今は昔、秋に読んだ本のレビューです…。(汗)

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「さようなら、猫」 井上荒野


猫が出てくる9つの短編集。
以前新聞のコラムで見たのだけれど、井上荒野さんはご自分でも猫を飼っていらっしゃり、その愛猫と一緒に写っていた写真の井上さんはとても幸せそうな顔で笑っていらしたので、相当な猫好きと思われます。

で、短編。
どれもが猫への愛であふれているというわけではなく、井上さんっぽいクールな視線やちょっと怪しげな感じが出ていておもしろい。
猫を飼ったがために恋人との逢瀬もままならなくなり、そんな自分にイラつくも、さて誰かにもらわれていくかもしれないとなると猫と共に逃亡を図りたくなる人、勤め先の店長の留守宅にて、その店長の留守の理由は実はそんな話ないんじゃないかと思われる頓挫しそうな結婚話を進めるためと言う怪しげな理由の留守中に、なぜか人のうちでくつろぎ猫の面倒を見る人などなど。
な~んかね、出てくる人の心の中というのがほんの少しドロドロしていて、それがちょっぴり意地悪そうだったりもして、生身の人間って感じがしてとても良いです。

うふふ、あの新聞で見た猫を抱いてる井上荒野さんの人の良さそうな笑顔との対比がいいです。


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「かなたの子」 角田光代


角田光代さんらしくないわ~なんて言えるほどこの方の作品をたくさん読んでいるわけではないんですが、今までのイメージとちょっと違ったなぁ。

生まれてきた子供、生まれてきたかもしれない子供、死んでしまったのかもしれない子供などなど。
何となく昔話的な語り口及び設定で、姥捨て山ではないけれどやむにやまれずどこかへ葬らなければならない、または葬られてしまった人、そしてそれを追い求めていく人。
なんだか全てが異次元に繋がっているようなそんな話8編。
何だかちょっとおどろおどろしくて、私はイマイチ好みではなかったな。

私は好みでなかった「かなたの子」ですが、このお正月にドラマが放映されるようですね~。
これは確か一番最初のお話。
う~ん、でもやっぱりちょっとおどろおどろしい…。


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さて、冒頭でも触れましたが、ほーんとあと数日で今年も終わってしまうのね。
まだ終わってないこといっぱいでどうしよう…。(汗)

なんだかいつにもましてバタバタしていて、普段ならもう少し早くからはじめることもまったく手つかずのまま今年最後の週末を迎えたのですが。
この土日、目一杯やるぞーと思いきや、土曜日朝起きたらなんと13時過ぎでした…。
えぇ、正確には朝というより昼過ぎです。(爆)
「やること一杯あったのにどうしよう~~~!」とあせる私に、「でもそんなに寝ちゃうってきっと疲れていたんだから、疲れが取れたと思えばいいんじゃない?」と割と寛大な夫。
でもね~、疲れは取れても結局何もできない一日となってしまったので、やることは倍返しになってやってくる!!
今日は朝から年賀状を書き、昨日漬けておいた黒豆を煮、キッチンの大掃除を無理やりさっさと終えて、何とかつじつま合わせました…。
いつか一度でいいから余裕のある年末を迎えたいものです。

お正月準備もまったくだな~と思っていましたが、少し前に仕込んで冷凍しておいたこれ、
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これ、
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はお正月に使えそうですよね。

あぁ、やはり何でも多めに仕込んでおくべきだわ~~~。(嬉)


◆9月に仕込んだ保存食◆

なめたけ
にら醤油
かつおのオイル漬け
山形のだし
ヤマドリタケモドキのオイル漬け
ヤマドリタケモドキの塩水漬け
by rakurakurakuko | 2013-12-30 00:38 | 楽子の本棚