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2015年6月のタイ料理教室

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猛暑の厳しい今年の夏。
35度以上の猛暑日の連続記録が何日も更新され、本当に危険を感じるほどの暑さですが、このタイ料理教室の頃には、もう嫌ってほど雨が続き、体が重い湿度の膜で覆われているような感じさえしていました。
そんなじめじめ感を吹き飛ばすような方法もあるでしょうが、そのじめじめ感と言うか閉塞感を見方に付け頂くおいしいものとおいしい会話の楽しさいっぱいの、そんな季節感あふれるメニュー構成。

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テーブルには、お庭で摘んだ紫陽花が二輪。
もうこれだけで雨も素敵って気分になります。

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1品目は、カオポーット オーン ヤーン(焼きヤングコーン)。
カオポーットはとうもろこし、オーンはヤング、ヤーンは焼くの意味。

ヤングコーンは皮ごと魚焼きグリルで焼きます。
ヤングコーンが大好きでテンションあがるわ~と思っていたら、私も大好き♪って言う人がいたり、私は食べたことない!って言う人もいたりしてやたらと盛り上がり、その盛り上がりに乗じて、橋本先生も「えーい、多いけど食べられるよね。こっちにあるのも全部焼いちゃおう!」とレッスン用ではなかったものも動員され、ひとり何本なんだーって位焼きました。
いつもいつもずうずうしい生徒ですみません…。
焼き具合はこのように皮にしっかり焼き目が付くまで。
中は蒸し焼きでほくほく~♪

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そのまま食べてもおいしい焼きヤングコーンですが、なんと言ってもタイ料理教室ですから、タイ風ソース添え。
ソースは、すりおろしカティアム(ニンニク)、チリソース、マヨネーズ、砂糖を混ぜ合わせたもの。

とろーりソースが香ばしい焼きヤングコーンに絡んで、ホントに後を引くおいしさ。
ヤングコーンを始めて食べるというSさんも、「なんておいしい!」と感動。

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プラー ヌン マナオ(蒸し魚のレモンソースがけ)。
プラーは魚、ヌンは蒸す、マナオはライムの意。

お魚は白身魚使用で、今回は鯛。
鯛に塩を軽く振り、10分ほど置いてから蒸気が立った蒸し器で蒸します。
みじん切りの、カティアム(ニンニク)、プリッキーヌ、パクチーの茎と、レモンの搾り汁、ナムプラー、砂糖を合わせてソースを作り、器に鯛を盛り付けてソースをかけ、レモンの薄切りを飾って出来上がり。

鯛皮目の赤、レモンの白、パクチーの緑が鮮やかで美しい1品。
さっぱりとした鯛にさっぱりとでも辛いソースが絡まって、こういうじめじめ時期にはぴったり。
あぁキンキンに冷えたワインが進んでしまう、恐ろしい食べ物とも言えるかも…。(笑)
簡単に出来、見栄えがするのでおもてなしにもいいですね。

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ヤム パッカーナームサラット(タイ風クレソンのヤム)。
ヤムは和える、パッカーナームサラットはクレソンの意味。

カジキマグロを1cm角に切り、シーズニングソースをかけてしばらく置き、油をあたためたフライパンで焼いてから人肌に冷ましておき、クレソンは長さ3cmに、赤タマネギは薄切りに、柑橘(今回は美生柑を使用)は1cm角に切ります。
ドレッシングは、プリックタイ(黒胡椒)をクロックで潰し、プリッキーヌポン(唐辛子の粉)、レモンの絞り汁、ナムプラー、砂糖と混ぜ合わせたもの。
それらすべての材料をボウルに入れよく和えて器に盛り付けてパクチーの葉をトッピングして出来上がり。

クレソンの香りと美生柑の酸味、油で焼いたカジキマグロの旨味がたまらない1品。
食べ応えもあるご馳走サラダ。
さわやかなお味がこれまた雨の日にぴったり。

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今回のワインはこちら。
フランス・アルザスのエデルツヴィッカー。
ケヴェルツトラミネールが使われているので華やかなお花のような香り。
あーキンキンに冷えたこれがたまらない!!
おいしいお料理とともにいくらでもお腹に入っていってしまい、怖いです。
このワインは、ヤム パッカーナームサラットに合わせて選ばれたもの。

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そしてジャスミンライスも。
どれだけ食べるんでしょう、私たち。

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で、こちらは「ワインに合うかと思って~」とAさんがお土産に持ってきてくださった、セ・ジュールのアンチョビパイ。
えぇ、えぇ、とっても合います。
サクサクで、黒胡椒もたっぷり効いてて、間にサンドしてあるアンチョビの風味がなんとも言えない!
いつもご馳走様です。

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デザートは、ココナッツの紫陽花ゼリー。
この色、素敵でしょ~。

このゼリーはココナッツゼリーと青いゼリーの二つから出来ているのですけれど、ココナッツゼリーはココナッツパウダーと水と砂糖を小鍋に入れて火にかけてパウダーを溶かし、水に粉ゼラチンを入れてふやかしたものを加えざるで越して方に入れて冷やし、もうひとつの青いゼリーは、アンチャンの花(バタフライピー)をボウルに入れて熱湯を入れて色を出してざるで漉し、小鍋に入れて砂糖を加え加熱し砂糖を溶かし、水に粉ゼラチンを入れてふやかしたものも加えてざるで越して方に入れて冷やしたもの。

あぁ、アンチャンの花、写真に撮っておくのを忘れましたが、確かに豆の花だわ~と思わせる花びらが乾燥されており、お茶のようにして飲むものらしいです。
そのアンチャンを熱湯に入れて色だししたものにレモン汁を加えると青からほんのり紫色になり(リトマス試験紙の実験を思い出す!)、青いのも紫色のもきれい~♪とみんなで大騒ぎしていたら、「じゃあ、グラデーションで二色のゼリーを作ってみる?」との先生の提案で、二色作りました。

ココナッツゼリーは大きめに切り皿に盛り、青いゼリー2種はダイスに切りココナッツゼリーの上にかけ、一番上にパッションフルーツをかけて出来上がり。

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とっても美しくて涼しげなゼリーにみんなうっとり。
しかしねー、青いゼリーにレモンを加えて紫色にした方は、柑橘の汁の影響で柔らかめにしか固まらず、ダイスに切ることが出来ずとろーんとかかっているような状態に。
多分先生が意図したひとつひとつのダイスが紫陽花の花のひとつひとつに見えるようにと言うのとは違う仕上がりになってしまったものと思われますが、これはこれでグラデーションが美しく、目で愛で舌で愛で、なんだかとっても贅沢な気分になったのでした。

今回もとっても楽しくおいしいレッスン。
日本のお料理には季節感のあるものが多いけど、タイ料理にもこうして季節のエッセンスを加えると、その季節季節を楽しめて豊かな気分になりますねー。

タイ料理教室の橋本先生のHPはこちらブログはこちらです。


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by rakurakurakuko | 2015-08-11 22:00 | タイ料理教室