2015 山栗三昧 ~栗ご飯とか渋皮煮とか~

ここのところ、9月になると実家の父より近くの林で拾った山栗が送られてきます。
以前はすでに茹でたものを「冷凍しておけ」と送ってきたのですけれど、茹でたものを冷凍するのも場所を取るし、いまひとつ使い道にバリエーションがないため、生のまま送ってほしいと頼み、去年からは生の山栗が大量に送られてくるようになりました。

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今年もスーパーの袋いっぱいに送ってきた山栗。

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嬉しいのは、山栗にしてはかなり大粒だということ。
何でも昨年より拾う木を変えたそうで、その木の栗はかなり大粒なんだとか。
これだったらいろいろ作れそう♪とちょっとテンションがあがりました。

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到着したその日に、まずは栗ご飯を作ろうと栗剥き剥き。
まずは栗剥き専用のナイフ(はさみと言うべきか…)くりくり坊主を使って、鬼皮剥き。
ざっと洗った栗をボウルに入れてそこに熱湯をかけて冷めるまで置き、多少鬼皮を柔らかくしてあることもあり、鬼皮剥きはとっても簡単。
それに、渋皮煮にするのとは違い、栗ご飯用の場合には渋皮まで剥けちゃったってまったく問題ないので気楽です。

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実は、鬼皮を剥くよりも、この後渋皮を剥く方が何倍も大変。
渋皮を剥くのはくりくり坊主から包丁に変えて。
大きいと思っていた栗も、渋皮まで剥いてしまうと思いのほか小さくなります。(笑)
そして剥いた栗本体よりも、皮などのゴミのほうが圧倒的に多いのがなんだかねー。

大きい大きいと思っていた今回の山栗には一つ問題点がありまして、鬼皮の外からではまったくわからないのですが、鬼皮を剥いてみると中で実が双子のようになっていて、それをばらして渋皮を剥こうとすると、更に小さくなってしまったり、ボロッと実が崩れてしまったり。
結局面倒で、双子の間に渋皮が付いたままですが、このまま栗ご飯にしてしまうことにしました。

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栗ご飯にするときには、いらさんのところで知った、砂糖をまぶして一度冷凍する方式にしています。
そのようにすると、栗の色がきれいに出るの。
それに、一度にたくさん剥いて、使い切れなかったときにでも、こうして冷凍保存しておけば好きなときに栗ご飯が食べられると良いこと尽くし。

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出来上がった栗ご飯。
我が家の栗ご飯は白米ともち米が2:1くらい。
ちょっと栗の冷凍時間が短めなので黄色が薄めですが、それでもそのまま普通に炊くよりはきれいに色が出ています。
ほくほくとしておいしい~♪

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難を言えば、やはり双子の間の渋皮のもぞもぞ感が少々気にはなります…。
あーどうしてこんなに双子ちゃんになっちゃったのでしょう。
でもね、山栗はタダだから。
しかも私は拾ってもいなくてただもらっているだけ。
それでほくほくの栗ご飯が食べられるのだから、それで良しとするかー。

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そして翌日、栗ご飯を作った残りの栗を一気に剥きました。
全部渋皮煮にするつもりで剥いたのですが、勢い余って渋皮が盛大に剥けてしまったものもあり。
小さなボウルに入ったほうがそんな栗ですが、こちらは翌日、渋皮を剥いて砂糖をまぶしてビニール袋に入れて冷凍庫へ。
これで栗ご飯が一回食べられます。

さて、残りのちゃんと剥けた栗で渋皮煮を作るべく、まずはこの鬼皮を剥いた栗を重曹を溶かした水とともにボウルに入れて、そのまま冷蔵庫へ。
平日の作業ゆえ、鬼皮剥いた段階で夜中だったので、何日かに分けて渋皮煮を完成させる計画です。

この数日かけて作る渋皮煮はFujikaさんのこちらのページを参考にしてまして、去年もこの方法で作りました
さて、仕事から帰ってきてから二日目の作業。
栗を漬けておいた水ごと鍋に移し、栗を加えて一煮立ちするまでは中火くらいで、その後は弱火にして5分強ほど煮ます。
一回目はアクがいっぱい出てくるのでこまめに取り除き、5分強たったところで煮汁を捨てて、ちょろちょろと流水を出しながら栗を冷やし、触れる位になったところで渋皮を手でこすりとっていきます。
実は、昨年、ここで渋皮がすいすい剥けるのは楽でよかったのですが、剥けすぎて栗の黄色い実が見えてしまうものまであり、また、なんと言うか栗の実と渋皮の間に空気が入っているような感じと言うかふかふかしているというか、そんな心もとない状態になってしまったのです。
もしやこれは重曹の量が多すぎたのではないかと、今回はかなり少なめにしたのですが、そうするとやはり去年よりは渋皮が剥けにくい。
去年は茹でるのは一度でいいかもと思ったほどでしたが、今年は二度目でもまだちょっと渋皮が剥けきっていないものもありました。
やはり重曹はある程度の量を入れたほうが良いのかも。

そして何より、今年大変困ってしまったのは、やはり双子ちゃんになっていること。
渋皮を剥いているとボロッと栗の実が双子部分から割れてしまい、それぞれに渋皮がちゃんとついていればいいのですけれど、ボロッとなった瞬間に双子の片割れはずるっと渋皮が取れて、黄色い実が出てきてしまうのです…。
あーあんなに渋皮剥かないように注意して鬼皮剥いたというのに、もうまったくそんな努力もどこへやらです。
あまりにたくさん双子栗があるものだから、その割れてしまってぼろぼろになってしまった栗の数といったらかなりのもの。
それを全部避けていると渋皮煮がちょっぴりしかできなくなるので、少しくらい(と言っても結構剥けてしまったものもある…)剥けたものはそのまま渋皮煮にすべく作業を続行することにしました。

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盛大に剥けてぼろぼろになってしまった栗は渋皮を全部剥いてみました。
栗自体は茹でて食べられる状態になっていますし、まだシロップで甘みをつけている状態ではありませんので、この茹で栗を冷凍しておき、後でペーストにするなり利用しようと言う算段。
そういうものに使うものが渋皮煮を作るのと同時に出来たと思えば、一粒で二度おいしいというべきかも。
あまりにぼろぼろ栗の出現が多く、こうして前向き思考で突き進んでいかなければやってられないー。(爆)

何とかぼろぼろに崩れずにいる栗はきれいな水とともにボウルに入れて冷蔵庫へ。

翌日、水と砂糖(グラニュー糖)が1:0.4くらいの割合になるようにシロップを作り、栗を入れて一煮立ち。
ホントはこのまま数時間冷まして瓶詰めまで行き着きたかったのですが、ここでもどんどん渋皮がぼろぼろになっていくものあり、テンションがぐっと下がり、シロップに漬けたまま冷蔵庫に入れて瓶詰めは翌日に持ち越し。

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最終日(四日目)、今一度栗とシロップを温めて、最後にラム酒をちょいと入れ、ジャム瓶に詰めて完成。
今回出来たのは5瓶。
栗自体はもっといっぱいあったのになー。
どんどん割れていき、最後に残ったのはこれだけ。

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写真でもわかるように、右側の瓶の栗はかなり渋皮がぼろぼろ。(汗)
でも何とか割れずにここまで来たので、これはこれとして食べることにしよう。

そもそもね、市販の大粒栗の渋皮煮だと、素敵な小皿にでも一粒のせて、秋の贅沢なお茶請けになりますが、山栗だと小粒なので一粒のせてもなんとなく贅沢感がないし、かといって数粒のせるとなんとなく風情がない…。
そこで、これはお上品なお茶請けとしてではなく、ワインのお供として食べようと使用方法を変更!

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ちょっとぼろぼろの渋皮煮と、ローストした胡桃、ゴルゴンゾーラに蜂蜜かけたのを一緒に盛って、さぁ酒盛りの始まりだー♪♪
これがね、なんだかなかなか良いのですよ。
上品なほの甘い栗にゴルゴンちゃんの塩っ気、胡桃の香ばしさともベストマッチ。
なんとなくこうなっちゃうと渋皮がぼろぼろだろうとあまり気にならなくなってくるし(酔って気が大きくなっているからか…笑)、何より大粒栗がドーンと載っているよりは、こうした小粒渋皮煮がころころと載っているほうがおつまみとしては良いよね。

へへん、今年の渋皮煮は全部このようにしていただきたいと思います。

ちなみにこの瓶詰め渋皮煮は常温保存。
脱気もしっかりしましたので、一年後でも大丈夫、と言うか、時間が経ったほうがしっかりとシロップが沁みておいしくなります。

そして、ペーストにでもしようと思っていた途中で渋皮煮脱落した栗。
KIKちゃんが良く行くイタリアンの店で食べた栗リゾットがおいしかったというので、そういう使い方があったカーと早速作ってみました。

教えてもらったところによると、栗のほかにベーコンが入っていてトマト味らしい。
と言うことで、タマネギみじん切りとベーコンをオリーブオイルで炒め、そこにお米を加えて更に炒め、赤ワイン少々をまわしかけ、水分がちょっと飛んだあたりで水を加え沸いてきたらコンソメキューブとトマトペースト、そして渋皮煮脱落栗を加えて、お米がアルデンテになるまで煮て、パセリを加えて出来上がり。

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あぁあの脱落栗がこんなにおいしくなるなんてー。
栗が入ることでリゾットがもったりとし、風味も良くてとてもおいしい♪
夫は「これ、チーズ入り?」なんて聞いてきたけど、確かにチーズたっぷり加えたようなもったり具合。
あと一人分位はあるので、もう一回この栗リゾットが楽しめそうです。

こんな具合の今年の栗仕事。
意外と面倒だったりもするけどね、秋のおいしい味覚ですもの、一年に一度くらいはこうして時間をかけて楽しむのも良いかもしれません。
渋皮煮もまだまだあるし、栗ご飯もまだできるしね。
おいしいもの貯金がまた増えました!!
あとは忘れないうちに使いたいと思います。(笑)


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Commented by Abi at 2015-10-25 07:14 x
読んでるだけで手が痛くなってきました、、、
栗、甘栗、マロングラッセ、出来上がった物しか、、、
手が痛くなるのもイヤだし、ムシが嫌。こちらでは丹波栗とか銀寄せとか
ブランド栗有名なんだけど。
Commented by petapeta_adeliae at 2015-10-26 12:45
私は栗芋南瓜を食べないので、栗芋南瓜の大好きな母は、
自分で栗ご飯を作り、ご近所の老人世帯にお裾分けしています。
せめて栗に砂糖をまぶす等、母によんであげなくちゃ。
楽子さんはホント豆ですね。
Commented by yamazou13 at 2015-10-27 21:11
おお〜良いですね秋の味♪
我が家も連合いの実家から大粒の栗が送られて来たというのに…何を間違ったか全て茹でてしまい。涙
栗ごはんは私の実家へ届けた栗を分けてもらって作る予定です。
この一度冷凍方式で作ってみようと思います。
Commented by rakurakurakuko at 2015-10-28 23:54
Abiさん、私も実は栗に目覚めたのは最近で~~~。
でも、うちから送ってこなかったら多分あれこれ作ることはなかったように思います。
やっぱりちょっと面倒だからね。(笑)
ブランド栗、一度はそんなので渋皮煮作ってみたいけど、割れたときにショックだろうなぁ。
Commented by rakurakurakuko at 2015-10-28 23:56
ソーニャさん、芋栗南京嫌いで、羊羹からも栗を抜いてもらうなんて笑っちゃいました。(笑)
お母様は栗がお好きなんですね。
近所の方の分まで作られるなんて、お元気で何よりですね。
是非砂糖まぶしの技を伝授してください♪♪
Commented by rakurakurakuko at 2015-10-29 00:00
越後屋さん、大粒の栗は連れ合いさまのご実家に生っている栗なのでしょうか。
言いなぁ、大粒。(笑)
全部ゆでてしまったのは残念ですが、いろいろに使えるしね。
是非、砂糖まぶし冷凍方式で栗ご飯作ってみて。
色がきれいで嬉しくなります。
Commented by yamazou13 at 2015-10-29 20:02
そうです、大粒栗は実家の畑に有る物だそうです。
私は畑見た事は無いのだけれど。
栗近所の八百屋に有ったので買って来ました。
これで冷凍方式試す事できそうです♪
Commented by rakurakurakuko at 2015-11-03 14:11
越後屋さん、ご実家の畑にこんなに立派な栗の木があるなんてうらやましい~!
いろいろ採れていいですね。
栗はまだもう少し店頭にならぶかな。
是非冷凍方式試してください♪
by rakurakurakuko | 2015-10-25 01:37 | いろいろなお料理アイディア | Comments(8)