2016年4月に読んだ本

あっという間に5月も後半。
今月は記事もなかなか更新できず、4月の読書記事も今頃に…。(汗)

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「それからはスープのことばかり考えて暮らした」 吉田篤弘


良かったです。
吉田篤弘さんは、どれを読んでも独特の世界観があるのだけれど、私にとってはその種類として二つあり、ひとつはほのぼのと温かく、すーっと心に入ってくるもの。
もうひとつはものすごーく難しくてその世界観を理解するのに少々難儀すらもの。
これは前者だったので、すんなりと読むことが出来ました。

まずは何にやられてしまったかと言うと、あー私はどうして「安藤」と言う姓に生まれてこなかったのか、または「安藤」さんのもとへお嫁に行かなかったのかと言うこと。
この物語は映画が好きな静かな青年オーリィ君が、街のサンドウィッチ屋さんへ良く通うようになり、その後そこに勤めることになるのだけれど、そのサンドウィッチ屋さんの名前が「トロワ」と言い、なぜ「トロワ」かと言うと、フランス語の「1,2,3」の「アン・ドゥ、トロワ」。
つまり「安藤」に続くのは「トロワ」なのです。
別にそんな感じの良いサンドウィッチ屋さんを開く予定もないし、そんなこと考えたこともなかったけれど、思わず「いいわ~私も安藤だったら開けるのに!」と思ってしまうくらいにいいのよね。
月舟シネマ(つむじ風食堂と同じ街なのかしらん)やあおいさん、アパートのオーナーのマダム、安藤さんの息子のリツ君などなど。
シチュエーションも登場人物も魅力的。

淡々と進む毎日。
特に大きな事件があるわけでもなく、でもよーく考えるとそれってものすごく劇的なことなのではと思えるような、そんなオーリィ君の日常。
暮らしの手帖に連載されていたと聞けば、なるほど、それ以外にはありえなかった小説だなと思ったり。
同じ吉田篤弘さんの「つむじ風食堂の夜」が好きな人だったら、きっとこれもはまると思います。

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「あさ・ひる・ばん・茶」 長尾智子



長尾智子さんのお料理本は何冊か読んで試したことがあり、それはどれも結構気に入っていました。
なので、そんな方のエッセイとはどんなものかと図書館で借りてみたもの。

う~ん、悪くはないのだけれど、でもちょっと思っていたのとは違ったな。
長尾智子さんの肩書きである「フードコーディネーター」と言うのが、果たして料理家とは違うのか、食をコーディネートするとは何ぞや、スタイリストとはまた違うのか等々、はっきりとわからないのだけれど、平松洋子さん的なものを期待してしまった私にはちょいと物足りない感じ。
平松洋子さんはエッセイストですからね、やはり物書きなのであり、長尾智子さんは物書きではないというところが大きな違い。

長尾さんのこだわりがちりばめられているエッセイ64編ですが、これがね、写真などが盛り込まれて紹介されているのであれば、楽しみ方はもう少し違ったのかもしれません。
時々、そのエッセイの中心となるものの素敵な挿絵が入っているのだけれど、絵だとやはり弱いんですよね。
これが「こんな器です」とか、「こんな食べ物です」と、それが魅力的に写された写真があれば、そういったものの紹介エッセイとして、それはそれで楽しく読めたような気がします。
ちょっと中途半端で残念でした。


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なんだかここのところ、まるで夏のような気温ですよね。
今年の夏は暑いという予報だし、一体どうなることやら…。

そんな中、なぜか私は体調絶不調…。
先週末、突然熱が出て始まった、風邪。
まず、熱がなかなか下がらず、そして熱が下がってからもなぜだか喉が痛い…。
アレルギー性鼻炎持ちの人なので、風邪と言うとすぐに鼻にくるタイプで、喉が痛いなんてことはめったにないのですけどね。
それに熱も下がったことには下がったのだけれど、どうも本調子ではなく、上手く体温調節が出来ないようで、すごーく暑くなったり、かと思うと突然寒くなったり…。
そして極めつけは声枯れ。
今週の月曜日、朝はただ喉が痛いだけだったのですが、お昼過ぎから突然声がかれてきました。
それがね、もう一体誰だよって感じにひどくて、そして何日経っても直らない…。
もう熱が出てからかれこれ一週間経っている今日も、依然として喉の痛みと超ハスキーボイスに悩まされています。
多分風邪と関係があると思うのだけれど、数日前からは目も充血してきていて、常に乾いている感じ。

聞くところによると、どうやら今年の風邪は喉にきている人が多く、またとってもその喉が悪い状態が長引いているのだとか。
世間は暑いくらいだというのに、一体この流行はなんなのでしょう…。
なんだか何をやるにもやる気が起こらず(まぁ、これは今に限ったことではありませんけど…汗)、そんな状態で5月が終わってしまいそうで、それはそれで残念です。

そんな風邪をひかないよう、みなさまもお気をつけくださいね。


◆4月に作った保存食◆

筍のオイル煮


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Commented by まいこ at 2016-05-22 02:48 x
こんばんは^ ^
いつも楽しく読ませていただいています!
いつからと言うと、おそらく、カラスミについて検索したころだったので、かれこれ数年経つでしょうか(笑)
楽子さんの文章が大好きでブックマークさせていただいていますm(_ _)m

さて、お風邪とのこと。
私は広島ですが、ノドにくる風邪にかかって長引いていたので、全国的に流行っているのですね。
私の母も咳が長引き、耳鼻科にてアレルギーと診断され、魔法か?と思うほどすぐに治っていました。
風邪から転化してアレルギーってあるみたいですよ。
なにはともあれ、お大事になさって下さいね。
Commented by こはる at 2016-05-23 00:04 x
こんばんは。先日はかぎ編みのお魚さんの編み方を解説していてだいて本当にありがとうございました!参考にさせていただいて私なりに編んでみます!
このところ体調や気分の優れない日が多いのでこんなときは肩の力を抜いてゆっくり読書してみるのも良いですね。
これからもブログ楽しみにしてます。
Commented by rakurakurakuko at 2016-05-28 17:46
まいこさん、いつも読んでいただいているなんて嬉しいです♪♪
カラスミの検索からと言うと、確か初めて作ってから7年くらい経っているので、ずいぶんと長く見ていただいているのですね~。
ありがとうございます。
そして風邪!
そうそう、なぜかみーーーんな喉にきているようで、全国的にはやっているのですねぇ…。
おかげさまでやっと声も出るようになりましたが、でもなんとなくいがいが感が抜けず。
年かな~なんて思っています~~~。(汗)
まいこさんもお元気にお過ごしくださいね~。
Commented by rakurakurakuko at 2016-05-28 17:48
こはるさん、いえいえ、なんだかまったく役にたたず、すみません!
でもアクリルたわしは結構テキトウに編んでも意外とちゃんと形になるので、是非編んでみてください♪
私の風邪のほうはなんとか直りつつあり、少しずつやる気も戻ってきました。
こはるさんものんびりと読書でも好きなことでもして、楽しくお過ごしくださいね~。
Commented by 本が好き!運営担当 at 2016-06-09 10:37 x
突然のコメント、失礼いたします。
書評コミュニティサイト「本が好き!」を運営しております、和氣と申します。

今回書評を拝読し、ぜひ本が好き!にも書評を投稿していただきたいと思いコメントいたしました。

本が好き!では、書評をサイトに投稿していただくと本がもらえる、献本サービスを行なっております。

献本は書評を1件以上ご投稿いただけると申し込み可能となります。貴ブログの過去のエントリを転載いただいても構いませんので、ご投稿いただければ幸いです。

書評家さんの交流も盛んで、本について語れるサイトとなっております。

ご自身の書評サイトと併用で利用されている方も多いです。
(弊サイトの書評掲載画面に、貴ブログへのリンクを貼ることができます。)

よろしければ一度サイトをご覧いただけますと幸いです。

不明な点などありましたらお気軽にご連絡ください。(info@honzuki.jp)

どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by rakurakurakuko at 2016-06-10 00:23
「本が好き!」の和気さま、ご連絡ありがとうございます。
早速サイトを拝見したいと思います。
by rakurakurakuko | 2016-05-19 23:47 | 楽子の本棚 | Comments(6)