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島らっきょうと青パパイヤ

あっという間にもう6月で、ゴールデンウイークなんて、もうはるか彼方の出来事のようになってしまいましたが、毎年恒例で今年も沖縄に行って来た我が家。
今年の沖縄は梅雨に入るのも遅く、連休中はとっても天気が良くて、快適にダイビングをして毎日楽しく過ごしました。
今回は那覇泊はしなかったものの、名護バスターミナル近くのファーマーズマーケットにはしっかりと寄って、あれこれと新鮮野菜等を仕入れて(商売人かっ!)きました。

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そんな中のひとつ、島らっきょう。

島らっきょうの旬は結構長く、月から9月に植え付けを行い12月から6月頃まで収穫が出来るそうですが、この時期の沖縄に行くと、どこのお店でも島らっきょうがいっぱい売っているので、一番出回るときなんじゃないかなー。
今が盛りの本土のらっきょうよりも小振りで辛味も強く、またにおいも強いです。
今回は宅急便で送りましたのでそんなことはありませんでしたが、以前持ち帰っていたときには、飛行機の座席の都合上一緒の荷物入れに入れることになることになる方に、「ごめんなさい、らっきょうがあるのでちょっと臭いです…」と一言断ったりするほど。
我が家はこれが大好物で、ファーマーズマーケットに寄ることができたときには必ず買ってきます。

買うのは必ず土付き。
沖縄の市場などは大変親切で、もやしもヒゲ根を取ってくれたもの(手作業!)が売っているくらいで、この島らっきょうも土を落として皮を剥いてくれてあるものも売っていたりするんですが、やはり送ることなどを考えると土付きのほうが鮮度が保たれますので、面倒でもこちらを購入。
買うときには出来るだけ膨らんでいる部分が大きいものを選んでいます。

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最初のころはね、一体どこまで剥いたらいいものやら…と、剥きすぎてなんだか食べる部分が少なくなってきてしまったりしていました。
剥いてるうちに中が2分割になっていて、また更に剥いてしまったり。(笑)
まぁそういう意味でもふくらみが大きめのもののほうが何かと効率的です。
最初に土を洗い流してから剥いていたこともあったけど、このまま洗いもせずにちょっと乾いている状態の皮を剥き、そして茎の部分を切り離し、それから洗って仕上げるのが一番きれいに、そして短い時間で処理できるような気がします。
とは言え、2袋分でも30分以上かかったんじゃないかなーと思いますので、面倒くさいことには変わりない!
好きなものだからできるけどね~。

この島らっきょうで作るのは、塩漬け。
きれいに剥けた島らっきょうの重さを量り、その重量の3%の量の塩とともにビニール袋に入れ、ビニールの上から少々揉み揉みしてからできるだけ空気を抜くようにしてぎゅっと口を縛り、そのまま冷蔵庫に入れておけば翌日から食べることが出来ます。

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いただくときにはたっぷりのかつおぶしをのせて。
これがね~、もうなんとも言えず旨いんですよ。
漬け始めの頃は特に辛味もかなり感じるんですが、その辛味をかつおぶしが中和してくれるの!
ビールだって日本酒だってぐびぐびいけちゃう!!(ワインにはイマイチ合いません…)
塩漬けは2週間程度は持ちますので、ちびちびとずいぶん長く楽しめます。
私は、フツーのらっきょうはあんまり好きじゃないんだけどね、これは本当に大好き♪

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そして、島らっきょうの塩漬けはぷっくりとした根の部分で作りますが、買ったときには茎の部分も結構長くついていますよね。
その茎もカサカサと乾いた部分を剥いてからきれいに洗い、炒め物や汁物に使うことが出来るのです。
ニラに似た香りがあり、この風味がまたおいしいのよ。

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今回は卵と一緒にお味噌汁に入れてみました。
汁物に入れると余計に香りが引き立って、ご飯もどんどん進みます。

いつももう少しいっぱい買えばよかったーと思うのだけれど、あーまだ食べたいな~と思うくらいで止めておくのが、また来年が楽しみになってよいのかもしれません。

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そしてもう一つ、この時期の沖縄らしい野菜。
青パパイヤ。

パパイヤって果物じゃない~って思うでしょうが、沖縄ではこの熟す前の青いパパイヤを野菜パパイヤなどとも呼び、普通に料理に使います。
青パパイヤと言えば「青いパパイヤの香り」と言うベトナムの映画があったり、タイでも青パパイヤはソムタム等たくさん食べられていますので、こうしてみると沖縄は東南アジアなのだな~と。

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今回はまずは何はともあれ、ソムタムを♪
レシピはタイ料理を習っている橋本先生のレシピで、千切りピーラーで細切りにしたパパイヤの他、干し海老、ピーナッツ、プチトマト、パクチー、そしてもちろん辛~い、プリッキーヌー(タイの小さな唐辛子)もたっぷり入ります。
今回は近くのお店にパクチーがなく、カルディの乾燥パクチーになってしまったのがちょっと残念!
あ~でもとっても辛くて海老の風味もあっておいしいです。
日本人用にアレンジしたタイ料理屋さんなんかに行くと、あまり辛くないソムタムに出会ったりもしますが、やっぱりソムタムは辛くなくちゃね。
と言うわけで、我が家では特にアレンジもせずしっかり辛くしたけれど、ちゃんと夫はついてきた!!
えらいぞー、夫♪♪

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こちらは翌日に食べた、青パパイヤと豚の煮物。
未熟のパパイヤには酵素がいっぱいなので、一緒に料理するとお肉が柔らかくなるのです。
味付けはかつおだしに沖縄そばだし少々、塩少々、最後にナムプラーひとたらし。

ソムタムがキリリとしたお味だとしたら、こちらはとってもやさしいお味。
本来は豚の固まり肉でだしを取り、その塊肉を細く切ってパパイヤと一緒に煮るものだと思われますが、私は時間と手間省略のため、かつおだしの中に小さめに切った豚バラ肉を入れて煮立たせてあくを取り、そこに千切りのパパイヤと調味料を加えて少々煮て作ります。
あまり煮すぎるとパパイヤも柔らかすぎてぐずぐずになってしまうし、肉もなんだか柔らかすぎてほろほろになってしまうほどで、だから割と短時間でささっと作るほうがおいしく出来る!

ほっこりとおいしくいただけます。

青パパイヤはこのほか、漬物にしたりしても良いですが、今回はこの二つの料理で食べきってしまいました。
この若いパパイヤ、種に独特の香りがあり、このおもしろい香りを活かして食べられないものかと、以前ピクルス風のものを作ったりしましたが、なんとなくイマイチでした…。
でもなんかおいしくなりそうな予感がするのよねー。
いつかこの種でおおっこれは!!と言うおいしいものを作るのが夢!

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この島らっきょうと青パパイヤを買った名護ファーマーズマーケットはこんなところ。
今回は入り口の一番良い場所は、スナックパインで占められていました!!
パイン専用の送る箱も常備されていたくらいですから、たくさんの人が来て買って、そして本土の知り合いなどに送ったりしているのでしょう。
夏になるとここはマンゴー一色に!!
ものすごーくおいしいちびマンゴーなども並んで、それはそれは魅力的なのだー。

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これだけアピールされちゃいましたからね、我が家も買って来たスナックパイン。
これはその中でもピーチパインと言うもの。
ポップには「ピーチの香りがするパイン」とあり、皮の色も少々ピンクがかっていてとてもきれい。
が…、今まで何度か買っていますがピーチの香りがしたことはありません…。
もしやいままでのははずれだったのかと今回も試しに買ってみたわけなんですけど、やっぱり普通のおいしいパイン。(笑)
第一、ピーチが食べたいのだったら、ピーチの香りがするパインを食べるのではなくて、ピーチを食べればいいのでは?と思い、その話を昨日タイ料理教室でしていたら、「沖縄にはピーチがないからピーチの香りのものを食べたいんじゃない?」と言う結論に!
そういうことであったか…。
となれば、もう少しちゃんとピーチの香りがするように改良の余地あり!!(爆)

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そしてここでお買い上げの野菜一式!
相変わらずこういうところに来ると、何でも買いたいモードが全開になり、留まるところを知りませぬ…。
宅急便で送ることができるのをいいことに、二人家族だというのにこんなに買ってしまいました!!

連休明け、ひどい風邪を引いてご飯を作れなくなってしまった日もあるなど、ちゃんと全部消費できるのかーとピンチに見舞われたりしましたが、うふふ…、ほぼ食べきりましたよ。
ほぼと言うのは、まだパッションフルーツなどは食べられる状態で冷蔵庫の中にあるからなんですが、我が家一体どれだけ大食いなんでしょう…。

そんな沖縄の野菜の記事、これからしばらく続くかもー。
乞うご期待!!


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by rakurakurakuko | 2016-06-05 16:52 | 沖縄食材でお料理