2016年7月に読んだ本

7月中は、「あれ、意外と今年の夏はすごしやすいかも~」なんて思っていましたが、8月に入り、ちょっと危険なほどの暑さになってきましたよね…。
朝ニュースを見ていると「昼間用事がないときには出来るだけ外に出ないように、家の中に避難していてください」なんてことまで言われ、避難って非常事態か?!なんて思ったり。
ええ、きっとこの暑さは非常事態なんでしょうよ。
これが日常にならないように、そう思いたい…。

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「笹の舟で海をわたる」 角田光代


久しぶりの角田さんの長編。
主人公は60代の女性、左織。
60代の現在から物語は始まるのだけれど、この物語の始まりの始まりは、戦時中。
疎開先で一緒だった左織と風見子。
大人になり銀座で偶然(ここがまた偶然ではないらしいのだけれど)再開し、そこから義姉妹になるほど近しくなっていく。
自分の思ったままに生きているように思える風見子と、いつも自分の意思ではなく誰かの考えで動いているような左織。
対照的な二人。

左織目線で物語は進んでいくのだけれど、こういう左織みたいな心をまったく持っていない人っていないのではないかな。
なんか、こう、自分で決めてさえいなかったのに、物事が芳しくない方向に向かっていってしまったときに決めた人のせいにしてしまうような人、常に誰かをうらやんでばかりいる人。
だから同調は出来ないけど、左織の気持ちもわからないでもなく、だから最後まで読みすすめたような気がします。

最後に自立した左織に、読後感よし。
読み応えのある一冊でした。

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「ソラシド」 吉田篤弘


1986年に存在していた、ソラシドと言うデュオを探す、そんな物語。
主人公の男性は、ほぼ私と同じ世代と思われる、その頃のバブル期を青春として過ごした人で、その母親違いの妹はソラシドがいた頃に生まれた人。
ソラシドを探す途中で出会う人、場所、エピソードなど、すべてが吉田篤弘さんらしい設定。

ちょっぴり不思議なんだけど、なんだか知らないうちに引き込まれてしまうような、そんなストーリーもいかにも吉田さん。
吉田篤弘さんの小説は、私の場合二つのタイプにわかれ、とてもわかりやすく読んだ後にやさしい気持ちになれるもの、独特の文体とか設定に着いていけず、なかなか物語りにのめりこめないものの二つがあるのだけれど、これはぎりぎり前者。
それなりに楽しく読むことが出来ました。
少しずつ慣れて行きながらでも着いて行きたいなーと思う作家の方の一人です。

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「リストランテ アモーレ」 井上荒野


弟と姉が営むレストラン、その名も「アモーレ」(夫はおおっ!と今をときめくアモーレと言う言葉(少し古いが…)に反応してました)を巡る物語。
井上荒野さんはお料理とか食べることとか好きなんでしょうね。
結構おいしいものが良く出てくる小説が多く、そういうものは食いしん坊の私の場合、より楽しく読むことが出来るのだけれど、これもそういう意味でもとても面白かったです。

物語は短編ではなく続いているものなのだけれど、「本日のメニュー」と言う形で11の章から成り立っていて、それぞれにメニューと主軸となる登場人物が出てくるもの。
そのメニューと言うのがイタリアンの店(と言ってもカウンター形式の気軽な店っぽい)ならではで、意外と食材も料理も本格的で、たとえば第一章の本日のメニューは、プンタレッタのサラダ、カリフラワーの赤ワイン煮、蛙のフリット、猪のラグーのパスタと白トリュフ、仔牛のカツレツ、カスタニャッチォ。
カスタニャッチォなんて何ぞやと思うよね。(イタリアの伝統菓子)
もう少しメニュー絞って、物語にもう少し絡ませていたら、もっと面白かったかも。

登場人物は、シェフの弟はとってもモテモテでいろんな女の子と寝てしまうし、不倫をしている女の子とか、弟にはきれいと思われているとわが道を突き進んでいるような姉とか、今は家を出ていて時々戻ってくるその姉弟の父親とか、姉が心を寄せる弟の師匠のシェフとか、いつも一人でやってくるこれまたわが道を行く女の子とか、謎の女Mなど。
なかなかにみんな個性的。
井上さんの小説に出てくる人は魅力的だけれどね、私は今回は一番弟が普通と言うかあまり魅力を感じなかったかなー。
その代わり、姉と、師匠のシェフがとても良い感じで、そして嫌なやつではあるけれど、そのシェフとなんとかなろうとしていて偽装妊娠していた女もそれはそれで結構あっぱれで良し!

ろんなものが盛りだくさんで楽しく読めました。

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「キャロリング」 有川浩


いきなりのバイオレンスシーンの冒頭に、ちょっと有川浩さんらしからぬものを感じ、「むむっ、なんとなく伊坂さんっぽくないか…」とさえ思いましたが、なんだかそこから突然普通の有川さんに戻り…。
最初のシーンにどうやって行きつくのかちょっと最初の頃はわからず、唐突な感じがあったけど、読み進んでいくとそこは有川さん、やはり引き込まれていってしまった私。

子供服メーカーに勤める主人公の大和、そして社長の西山英代、そのメーカーに勤める同僚たち、子供を預かるサービスを利用している田所親子、借金取立屋と言うかやくざの事務所の赤木たち。
そんな人たちが登場人物。
いまどきの割と好感の持てるタイプの大和には忘れたいような過去があり、それだからこそ人の心が良くわかるようなところとか、借金取立屋なんだけれどもなんとなく憎めない人として描かれている赤木らとか。
やっぱりそういう描かれ方が有川さんなんだよなーと。

ハードボイルドではまったくないし、またそういうものを求める人にはまったく物足らないと思うけど、有川さん好きの私としては途中少々涙しそうになったりしながら楽しく読みました。


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さて、ここのところ何かにつけて、疲れただの、面倒くさいだの(これはもともとの面倒くさがりと言う性格によるもの多し!)と言っている私ですが…。

ここのところなんだかちょっと調子が良いの!
少しだけだけど、なんとなくやる気がみなぎってきたような。

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今月からこれ、飲んでいるのです。
サントリーのセサミン。
 
朝からだるくて元気がない人へ…に思わず反応!
無料で一か月分もらえるというのに応募してみたら、早速送られてきたのです。
早速、翌朝から飲んでみると、今まで仕事から帰ってくると結構ぐったりしていて、ソファーに沈み込み、そしてなかなか浮かび上がれず…だったんですけど、なんとなく途中で浮上できるのよ!!
そして夕食作りなんかも、ちょっと新しいものでも作ってみるかーと思ったり、作り置きついでに作っておこう♪と思ったり。
なんだかホントに調子が良い♪♪
思い込みだけかしらんと思っていたけど、でも飲み始めて10日以上経ちますが、やっぱりずーっと調子が良い!!

なんかとっても年寄り向けのサプリかしらと思ったり、果たして効くのかしらと思ったり、意外と飲み続けるには高いよなと思ったりしていましたが、ただ飲むだけで(しかもどれも自然の成分だし)こんなに疲れ知らずでやりたいなーと思っていたことが出来るのだったら、もっと早く試してみればよかったわって感じです。
効果が持続すればいいなー。


◆7月に作った保存食◆

巻き柿
山形のだし
梅酢でしば漬けもどき
きゅうりのピクルス

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Commented by syo-kunin at 2016-08-16 14:21
楽子さん、こんにちわ。。。

ご無沙汰してます!(苦笑)
最近、本は読んで無いんですが
読みたいなぁとは思っているんです・・・
電子書籍よりやはり紙の方が好きなので!

セサミン、酒を飲んでる時期(2012年まで)飲んでたんですが
結構、高いので止めたら腰痛が悪化!
また飲みだしたら若干和らぎましたよ。やはり効くのかな?ww
Commented by rakurakurakuko at 2016-08-20 11:24
赤飯番町さん、こちらこそご無沙汰です~!
私も番町さん同様、紙派!
便利とはわかっていても、紙の本とか新聞とかが好きです。
セサミン、ちょいと高いとは思いましたが、何しろホントにやる気が起こらないでいたので、ちょいと飲みに行ったと思えば安いもので、それで元気が出るならお徳だわ~と定期注文してしまいました。
やる気がギラギラ漲るといいなぁ。(笑)
by rakurakurakuko | 2016-08-11 14:13 | 楽子の本棚 | Comments(2)