2016年 11月 13日
富山へ ~白えびを食べ尽くす旅~ 1
この頃、毎日毎日降り続く雨に嫌気が差し、もういい加減自分がカビてしまいそうなほどで鬱々とし、「はぁ~天気は望めないなぁ…」なんて思っていたのですけれど。
初めて乗る北陸新幹線で、降り立ったのは「黒部宇奈月温泉駅」。
まだできたての新幹線ですからね、駅も何もかもぴかぴか。
ほーんとにこんな太陽何日ぶりに見るだろう!!
とても気持ちの良いドライブです。
黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」に到着。
ここからトロッコ電車に乗るんだよ。
遊歩道を歩いていくと、峡谷にかかる橋があり、遠く下に流れる川と山々、赤い鉄橋。
絶景です。
事前に調べると、寒いので冬の装いが必要のようで、セーターやらマウンテンコートやら、ヒートテックやら、あれこれと準備してきていたのだけれど、これだけ晴れている中、山道を歩いていると少し汗をかいてしまうくらい。
脱ぎ着出来る服装にしておいてよかった!
目の前の鉄橋を、今駅を出発したばかりと思われるトロッコ電車がゴトゴトと渡っていくではありませんか。
な~んか、遊園地の乗り物みたいで可愛い♪♪
遊園地の乗り物はすぐに終点が来てしまうけど、このトロッコ電車にはなんと80分も乗るのです。
楽しみ~!
あら、なんだか遊園地の乗り物とは違うような…と思われるでしょうか。
実はここのトロッコ電車には三種類あり、先ほど鉄橋を渡っていたトロッコ電車は、両側に覆いのない、まさにオープンエアーなタイプ(屋根はある)で、私たちがこれから乗ろうとしているのは普通の電車みたいなタイプ。
出発前にはカメラマンさんが写真撮影に来てくれたりして(えぇ、その写真買っちゃいました!)、わくわくしながら待っていると直に出発進行!
鉄橋の上には、先ほどの私たちのごとく、手を振っている方がいました。
私たちが乗車したトロッコ電車は、乗客はみーんな観光客で、この上にある温泉だとか峡谷だとか、そういうところに行くことを目的に乗っていますが、そもそもこのトロッコ電車は、ダム建設の建設作業員や資材を運搬するために作られたもの。
それが後に、観光資源として使われるようになったのです。
観光用としても使われている今も、作業員を乗せたトロッコ電車も元気に走っていて(オープンエアータイプですが観光客が乗っているのと同じものと思われます)、峡谷の上まで行くまでに何台もそんな作業員の方が乗っているトロッコ電車とすれ違いました。
しかし、そんなトロッコ電車も、さすがに雪深いここでは冬は運行することが出来ず、そんなときでも峡谷の上のほうに行かなければならない作業員の方たちは、この冬季歩道をまさに歩きで登っていくのです。
一体どのくらいの時間がかかるやら。
コンクリートの壁のところどころには明かりとりの小さな窓が空いていますが、大変小さく、またそんなにたくさんは空いていないので、きっと中はかなり暗いだろうし、狭いだろうし、本当にここを歩いていくのは大変なことだと思うわ。
この色、すごいですよね。
本当にため息が出るほど素敵。
そんないろんな景色を見ながらのトロッコ電車の旅。
80分も乗っているなんて飽きちゃわないかしらと思うでしょうけれど、これが全然飽きないんですよ。
乗車したときから降りるときまで、電車内には観光案内のナレーションが流れるのですけれど、その黒部峡谷の説明をしているのが室井滋さん。
富山出身なんですよね。
その室井さんが、このトロッコ電車のことや、黒部峡谷のこと、ダム建設の歴史などなどを楽しくお話してくれるのです。
これはとてもわかりやすくて、そして楽しめた!
終点の欅平駅に到着。
機関車の横で記念撮影。
この電気機関車が旅客車を引っ張っていて、確か私たちが乗ったのには機関車が2両連結されていたように思いますが、それで10両くらいの旅客者を引っ張る威力があるとか。
欅平に着くと、まずはお昼。
腹が減っては戦が出来ぬ…。(笑)
レストハウスに入ります。
白えびが香ばしくておいしい♪
今回の富山行き、タイトルにもありますが、一番の目的は白えびを食べること!!
富山の白えび、富山湾の宝石って呼ばれているのですって。
ほんと、私にとっては宝石以上の価値があるおいしい食べ物。(笑)
トロッコ電車の駅およびレストハウスは比較的高くなっている所にあるので、そこから階段でどんどん下って行く感じ。
河原展望台足湯です。
旅の疲れを癒すのは、やっぱり温泉だよね~~~。
って、まだほとんど歩いていないんだけど…。(汗)
あ~このまま動きたくない…。
まだ全然歩いてないのに。(爆)
トロッコ電車の途中駅にも何箇所か温泉があり、またこの終点欅平から歩いていける温泉も数件。
泊まり客以外にも、立ち寄り客も入れるところがほとんどで、黒部峡谷散策に来たのだけれど、このまま温泉入っちゃう?
なんて意見も出ましたが、まぁ初めての黒部峡谷なのでとりあえず歩いてみようと思いなおし、さぁ出発。
トロッコ電車から見た歩道よりたくさん、そして大きな明かり取りの窓が空いていても、結構暗かった~!
あの歩道を延々歩くのはいかばかりか…と。
特別名勝特別天然記念物だそうで、川幅が狭く、猿が飛び越えたことからこの名前がついたそうです。
猿が飛び越えるには結構川幅広いと思うけど、とっても運動能力の高い猿がいたんだわー。
そういえば、トロッコ電車から、猿専用の橋って言うのも見たのよね。
猿のメッカか?!
あちこち見ているうちに、あっと言う間に帰りのトロッコ電車の時間となりました。
夕方だったのでちょいと寒いが、でもやっぱりこの開放感あるタイプは、「黒部峡谷まではるばるきたどー!!」って感じがして盛り上がる!!
危ないから手も顔も出さないけどさ、トンネルの中を通るときなんか、ちょっと手を伸ばしたらトンネルの壁に当たるよ。
いくつものダムを通り過ぎていきます。
猿専用ですからもちろん手すりなどはありません。
ここを猿が渡っているの、ちょっと見たかったなぁ。
雰囲気ありますよね。
ちょっと日本じゃないみたい。
トロッコ電車で行く黒部峡谷の旅もこれでおしまい。
トロッコ電車、乗っているときにはそうでもなかったけど、特に帰りは、しんしんと体が冷えてきていたようで、この後、今宵の宿へ行くためにレンタカーを走らせましたが、暖房ガンガンかけても冷えがなかなか取れなかった!
雨だったらどれだけ寒かったかと思うと天気が良くてホントによかった♪
さて、車を走らせて向かうは、北山鉱泉の温泉宿。
もちろん、食べ尽くしますよ、白えび。
そんな話は次の記事にて♪
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