2008年 07月 09日
青梅狂想曲2008
私の梅仕事と言えばここ数年、南高梅ジャム一筋!だったのだけれど、今年は青梅にも手を染めてみました♪
夫が梅干し屋さんで聞いてきたところによると、神奈川県小田原産の梅と言うのは少々皮が硬いらしいのだけれど、まぁ今回は梅干しにするわけではなし、和歌山産よりも格段にお安かったのでこちらに決めました。(笑)
青梅と言えばやはり梅酒ですよね~。
実家では私が小さい頃には毎年梅酒を漬けていて、子供なのに飲んでごらんと言われたり、梅酒の梅を食べさせられそうになったりして、もうお酒臭くてそれがホントに嫌いだったんですよ~。
そんな私を見て母などは「あぁ…この子はこんなにお酒が飲めなくて社会に出たらどーするんだろう…」と密かに案じていたらしいんですが(?)、なんのなんの、知らぬ間にしっかり酒飲みな大人になってました。(爆)
今でもそうだけれど、要は甘~いお酒と言うのが苦手だったんですよね。
しかし、春に筍と一緒にフィノさん特製の苺酒を頂いて、飲んでみたらとってもおいしくて、これは梅酒作るしかない!と俄然ハリキリモードになってしまったわけなんです。
青梅 850g
ホワイトリカー 1500cc
氷砂糖 340g
で仕込んでみました。
青梅はさっと洗って30分ほど水に浸し、その後また表面をこすって洗いそのまましばらくざるに置いて水気を切り、竹串を使いヘタを取り除き、最後によーくキッチンペーパーで水分を拭き取ってから熱湯消毒した瓶に氷砂糖と重ねるようにして入れて、最後にホワイトリカーを注ぎます。
梅仕事と言うくらいですから梅酒ってもう少し手間のかかるものなのかと思っておりましたが、なんだかあっけないほど簡単にできてしまって拍子抜け!
こんなに簡単だったんですね~。
ずーっと見ていたいくらいでしたが、この日は別の仕込みモノもあったので早々に暗い部屋に置いてきました。
もちろんまだまだ固まりはあるけれど、それも全部底に溜まっているだけ。
梅はと言うと、これ以上はないだろうと言う絶妙なバランスでぷかぷか瓶のど真ん中に浮いてます!
なんとなくグルグルとグルグルと瓶を揺すってまた置いておきました。
梅酒の出来上がりの写真を見ると大体梅が瓶の底に沈んでいるんですけど、私のはまだ真ん中にぷかぷか浮いてます。
一体これでいいのでしょうか…。
本によると、3ヶ月後から飲むことができ、飲み頃は6ヶ月以降、1年経ったら梅を取り除くこととあります。
最短の3ヶ月までまだ時間があるので、その頃には梅が全部シワシワになって沈むのかな。
何はともあれ楽しみです。
梅酒に関し、仕込み終わってからこんなサイトを見つけ、終わったにも関わらず「ほっほー」などと感心しながら見ています。(順番逆だっちゅーの!)
梅酒の作り方、材料の選び方にもいろいろあるんですね~。
今回おいしく出来たら、来年はお酒にもいろいろ凝って作ってみたいなぁ。
早ければ2~3週間後から飲めると書いてあったのでもう十分飲めるはずなんだけど、もう少し熟成させてから飲んでみようと思ってます。
サイダーで割ったりするとピンクのシュワシュワになって可愛いしおいしいんですよね~。
来月の夏休みには昼間から飲んでしまいそう!
ちなみに何かを作った後の副産物についてはやたらと執着心のある私(!)なので、漬けていた色が抜けちゃった苺も捨てずにしっかりと苺ジャムにして食べてます!^_^;
さて、話は戻って青梅。
梅酒を仕込んだのが850gと半端な量だったのは、梅酵母を仕込むため。
(注:コボると言うのはalteaさん作の造語で、酵母を仕込むと言う意味)
青梅と蜂蜜、そしてちょうどその時元気だったトマト酵母エキスを少々と水を瓶に入れました。
そのまま冷蔵庫へ入れて、一週間後に常温に出すと翌日には地味ながらブクブクと泡がたってきました。
しかし、この頃やたらと暑い毎日が続いており、私が酵母作りのお手本にしている「新しいごはん」と言う本によると、梅はとても発酵力が強いと書いてあるではないですか!
熱帯注意報の締め切り我が家に昼間出しっぱなしにしておくのはその後瓶を開けたときのことを考えるとちょっと怖くて、少し発酵した時点で冷蔵庫に戻し、またしばらくしたら出してみたり閉まって見たりしてたら、なんだかあんまり元気良く発酵しなかったのです…。(+_+)
それでもまぁ何とか使えそうではあったので、この青梅コボちゃんを使ってストレート法でパンを焼いてみました♪
梅の香りを十分味わいたかったので、私にしては珍しく全粒紛は加えず北海道産「はるゆたか」のみで仕込んでみました。
ちょっと水分過多のベタベタ生地になってしまい丸めるのさえも大変だったので、クープがガバッと開いてませんね…。
焼き上がりは甘い香りでそんなに梅、梅してません!
やっぱり水分多すぎたみたいで、穴が均等ではなくやたらと大きく開いてしまってる部分があります。
お味は梅だけあって少々酸味がある感じですが、そんなには香らなかったなぁ。
麺つゆと青梅酵母液を混ぜてあります。
梅酵母と行っても酢のようには酸っぱくないので、これはなかなか良いかも。
この後、蜂蜜と水を足しておいたら、一度はシュワシュワとやたらと元気になったのですが、その後なぜか梅の表面がカビではないのだけれど水泡みたいに膨れるものが現れてしまい、ちょっと使うには不安だったので処分してしまいました。
やっぱり最初にしっかりと発酵していないのに冷蔵庫に入れたり出したりしていたのが敗因かなぁ。
そして仕込むときに梅の表面に楊枝などで穴を開けてエキスが抽出しやすくしたほうが良かったのかもしれません。
今年は極めるとまではいかなかった青梅コボちゃん。
来年はもっと楽しみたいな。
そして青梅の次はいよいよ完熟の南高梅にTo be continued~~~!!
はぁ、忙しい…。^_^;
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