2009年 08月 31日
自家収穫のエゴマでエゴマの葉のピリカラ漬け~♪

エゴマって関東に住んでたときは普通のスーパーなどではほとんど見かけず、新宿、大久保界隈の韓国食材屋さんなどに行かないと買えなかったけれど、奈良に来てから結構いろんなところで売っているのを見かけました。
関西のほうが需要があるのかしらね~。
でも今回料理に使っているエゴマは買ったものではなく、ベランダの鉢で育てたものなの~♪
引越してきた直後、遊びに来てくれたフィノさんが「エゴマ好きだったら苗持ってくよ~」と言ってくれたので遠慮なくいただきました♪

早速鉢と土を買ってきて育てることにしました。
が、実はこのエゴマ、この後虫にかなりやられてしまいまして(そのお話は記事の最後にね)、一時期はもう収穫は無理か…と思ったのですが何とか復活!

これで是非作りたいものがあったんだよねー。

ちょっと切りすぎたかも…。
苗がとってもみすぼらしくなってしまった…。(汗)

良さそうなものを取り分けて約50枚。
エゴマの葉ってこんなに大きいんですよ~。
紫蘇と見た目はかなり似ているけれど、大きさはこちらのほうが断然大きい!
これから仕込むのは、エゴマの葉のピリカラ漬け。
この苗を頂いたときに一緒にフィノさん特製のピリカラ漬けを頂き、ご飯が進みすぎるほど危険においしかったのです。
虫の被害を乗り越えやっと収穫できたエゴマで作るので(この後またどれだけ収穫できるか分からないし…)出来るだけ日持ちさせたくて、ちょっとレシピを改良して作ってみました。

エゴマ50枚ほどに対しての量のその内訳は…
醤油 大さじ3
みりん 大さじ1
これを耐熱容器に入れて電子レンジでチンして一度火を通します。
それが冷めてから、
胡麻油 大さじ1
白ゴマ 大さじ2
おろしニンニク ニンニク1かけ分
韓国唐辛子(フレーク状) 大さじ1.5
を加えて混ぜ合わせれば出来上がり。

エゴマの葉の全面にタレが付かなくても、時間が経つと段々馴染んでくるのでこのくらいでOK。
交互に漬け終わったら、最後に表面を空気が入らないようにぴちっとラップで覆って保存容器の蓋を閉め、冷蔵庫にて1週間ほど寝かせれば出来上がり。
その出来上がりが冒頭の写真です。

タレもじんわりとご飯に沁みて、こりゃー食べ過ぎ注意だね。

おにぎり握ってエゴマの葉のピリカラ漬けを貼り付けて(タレが足りないようだったらちょっとお醤油を加えて貼り付けやすくする)、胡麻油をひいたフライパンにのせて、両面がこんがりするまで焼いたら出来上がり。
普通にご飯にのせるより香ばしさが加わって、これまたおいしいのよ~。

あはは~ご飯じゃないけど米だね…。(^^ゞ
トースターで焼いたお餅に少々お醤油をたらし、その後エゴマのピリカラ漬けを貼り付けてその上に海苔をのせて出来上がり。
エゴマの葉だけだと噛んだときに葉っぱが切れずにいっぺんに口の中に入ってきちゃうので、海苔を巻いてちょっと噛み切りやすくしてみました。
このエゴマのピリカラ漬け、ひとりご飯でさっと済ませたい時や、飲んだ後にちょっとご飯を一膳って時にとても便利で美味しいです!
まだ試してないけど、豚肉を冷シャブにして、それを包んで食べてもおいしそう♪
日持ちですが、只今仕込んでから1ヶ月ほど経っているけどまだ全くOK!
冷蔵庫に常備しておくと便利です。
ピリカラ漬け以外にも、紫蘇の代りにトッピングしたりと結構役立つエゴマですが、どちらかと言えばこってり味と合うような気がします。

お味噌の濃いお味に負けないエゴマの風味と、皮がカリッとした新ジャガがとても美味しかったです。
さて、このエゴマが虫の被害にあったといいましたが、その虫とはベニフキノメイガの幼虫。(名前クリックするといきなり幼虫の写真が出ますので、虫が苦手な方はクリックしないでね~)
とにかく柔らかい新芽の部分が軒並みやられてしまい、全く株が大きくならない!
と言うよりどんどんみすぼらしくなるのです…。
こういった虫といえばヨトウムシとなぜか思っていた私は、夜に懐中電灯持って捜索するも、見当たらず…。
あっと言う間に葉っぱが食べられ、ところどころにくもの巣みたいなのがあってベタベタすると言う話を、青虫大好きなduckbillさん(笑)にしたところ、それはヨトウムシではなくベニフキノメイガだと教えていただきました。
これでは夜に探してもいないはず!
このベニフキノメイガはヨトウムシよりも小さくて、ちょっと黒い模様があり、何よりその動きが早いんですよ~。
ヨトウムシはじめ他の青虫ならば割り箸でつまんで駆除できるけど、これはちょっと割り箸が触ったりちょっと葉っぱが動いただけでツツーーーッと糸を貼りながら下に落っこちたりどこかへ行ったりしてしまうのです…。
割り箸作戦も無理だし、第一やられてしまっているところが蜘蛛の糸モドキでベタベタでそれ以上育たなくなっているので、とにかくやられている主に新芽の部分を軒並み余裕を持って下の方からはさみで切り取りました。
ちょっと気を抜くとまたどこからともなくやってくるので、気がついたときにとにかく切り取る!
そんなことを繰り返し、何とか収穫できたエゴマの葉なんです。
一時期かなりそのベニフキノメイガの害も落ち着き、葉っぱもまたたくさん茂りそろそろ二度目の収穫か~!と思っていたところ、ある朝見たら、なぜか一気にまたベニフキノメイガにやられてとんでもないことになってました…。
結構活動期間の長いしぶといヤツです。
ここでまたまた丸坊主…。(泣)
紫蘇系の植物を無農薬で育てるって大変だなぁと実感してます。
今またちょっと回復して来たので、今度は少し早めに使うぞー。
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2009年 08月 29日
2009夏休み モルディブ~エンブドゥ・ヴィレッジ~2 ボートダイビングは楽しい♪
エントリーや施設などの詳しいことはこちらの記事にありますのでダイビングについて詳しく知りたい方はご参考ください。
今回の滞在では、午前はボートダイビング、その後元気があればそのままビーチダイビング、昼食を挟んでビーチダイビング、その後ビールぐびぐび&夕日タイムと言うパターンが多かったように思います。
そんなエンブドゥでのボートで行ったダイビングでの様子はこんな感じ。

個体も大型で、このようにペアまたは数匹で泳いでいるものもあれば、さーっと通り過ぎていくその様に思わず見とれてしまうほど大きな群れにも何度か遭遇しました。
ブルーのちょっと蛍光色のようにも見える模様が、海のブルーの中で輝いています!

これも日本でよく見かげるものよりは大型のような気がします。

実はこのときもっと小さなカメを追いかけてドイツ人ダイバー軍団がまっしぐらに進んでいたのですが、ちょっと離れたところにこんな目線を投げかけてくるカメがいたので独り占めできました♪

あごがしっかりとしていてちょっと強面のウツボだけれど、なんだかコイツはニヤッと笑っているみたいで可愛いですねぇ。

穴はたくさんあるのに、どーしてもくっついていたかったのかしらねぇ。

とても可愛いクマノミがいてもバックがきれいではなかったりすることも多いのだけれど、これはイソギンチャクの色も形も後ろに水を感じるように撮れるというところもかなり理想的♪

ホントの色は、プクプクの部分がもう少し蛍光っぽい紫色をしています。

このイソギンチャクもなんだか触手の長さがばらばらで色も珍しい透明の薄いレモン色で、とてもきれいでした。
ダイビングポイントはボートで20分程度で行けるところから50分くらいかかるところ、もっと遠いので一日がかりで行くマンタポイントのようなところなどと様々。

たくさんのイルカたちがボートの周りをまるで遊ぶように泳いで近づいてきます。
デジカメだと特に時間差があるのであんまりたくさん写ってないけど(汗)、それこそホントにたくさんのイルカがあちこちで飛び跳ねていたんですよ~。
時には水から飛び出して空中一回転してくれるサービス満点な子もいました!

島へ帰る前の楽しいプレゼントのようなひととき。
今回はかなりの確率でイルカに遭遇したような気がします。

とにかく潜ってから上がるまでずーっと魚のカーテンに囲まれっぱなし。
流れが速かったので、出来るだけ泳がないようにして、適当にオーバーハングになっているところで流れをよけたりしながら進まないとピューッてあっという間にリーフが終わっちゃうので気をつけてねと言われて潜りました。
確かに流れビュンビュンだったけどその分透明度もよかったし何より魚がいっぱいで楽しかった~♪

このほかグルクンのとんでもない大きな群れが何度も横を通り過ぎて行きました。

「Rainbow!!」の声でみんなまたカメラをつかんで立ち上がる!(笑)
夕方の日が暮れる前の優しい光が刺す青空にくっきりと浮かぶRainbow。
さえぎるものが何もない海上で見るのはまた格別♪

虹とは反対側の空に見えるのは雨雲。
写真の真ん中あたりに太い棒状に灰色がかっているのが見えますか?
今このとき、ここだけはとんでもない雨のシャワーに見舞われているはず!!
そしてその棒状のシャワーはこの後、私たちのボートのところにやってきてあっという間に周囲を真っ暗にし、見事に嵐のような風と雨を降らせてまた去っていきました。(爆)
エンブドゥに帰ってみると桟橋もビーチの砂もかなり湿っていたから、あの灰色の棒はここにもやってきていたのですねぇ。
そして1週間の滞在中、一日だけボートで島を離れっぱなしのマンタポイントへ遠征の日がありました♪
空港のあるマーレも越えた北マーレにあるマンタポイントへのツアーは、ダイビングの合間に観光客が立ち寄る島での休憩があります。

はっきりとは分からないけど不況の波がこんなところへも波及しているのでしょーか…。
呼び込みの声ははっきり言って鬱陶しかったけど、これはこれでちょっと淋しい…。


パンを頬張りながら、「さっさと戻って来ちゃったけど、やっぱりこういうときこそお土産の一つも買ってくるべきだったのではないかなぁ…」とちょっとした後悔の気持ちが出てきました。
次回訪れるときはまた賑わいが戻っていることを願いつつ、今度は好きなパレオなど買い求めたいと思います。
さて、話を戻してマンタポイント。
前回は、もういいよーってほどの数のマンタが避けないとぶつかってしまい危ないほどの距離で狂喜乱舞。
首をすくめて写真を撮ったりしていたものですが、今回はマンタが現れるクリーニング・ステーションの前でじっと待つも、全く現れず…。
ガイドのArjanなどは横で思わず祈りのポーズをしてるし!
うーん、やっぱりここはマンタが出てなんぼのポイントだからね~、ガイドとしてのその気持ち、わかるわ~。
やっとたったの一枚だけマンタが現れたときのその嬉しさ!
なんだか私までほっとしてしまいました。(笑)
その後ガイド付きツアーの面々は早々にその場を離れ、ファンダイビングの続きを、ガイドなしツアーの面々はしばらくはそのままそこで粘ってましたが、いよいよ現れる気配はなかったので、私と夫はその場を離れリーフ沿いに移動することに。

さっきのクリーニングステーションでは遠かったけど、今度は私たちの目の前、そして頭上を通り過ぎるルートで二枚のマンタがやってきました♪
体の下にコバンザメを引き連れて、なかなかりりしい姿ではありませんか~!

沖縄やその他の海外でもマンタは何度か見てますが、2人っきりで独り占めして見たのは初めて!!
思わず2人でガッツポーズ!!
そのままダイビングの続きを楽しみ、1時間ほどしたところで海上に上がり、ボートに乗るのももどかしく海面に浮いたままボートの上のArjanにすっごく自慢げに「あれからマンタ2枚見たー!」と言ったら、「こっちは4枚!ふふーん♪」と言われてしまいました…。
あ~やられた~~~。
やはり場数踏んでるガイドにより運が向くということでしょーか。(爆)
いずれにせよ、ボートダイビングはワクワク、ドキドキ。
何が出てくるか、はたまた出ないのか、なかなか楽しい海上と水中の旅なのでありました♪
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2009年 08月 26日
2009夏休み モルディブ~エンブドゥ・ヴィレッジ~1 今年も島にやってきた!

今年は引越しもしたし夫も転勤で職場が変わったばかりだし、夏の旅行はないかなぁ…と思っていたのだけれど、何とか休みもとれると言うので8月に入ってすぐ、ここ数年恒例となっているモルディブのエンブドゥ・ヴィレッジに行って来ました!
これは最後に詳しく書こうと思いますが、関西からモルディブまでの道のりは遠かった…。(-_-;)
エンブドゥ・ヴィレッジについてはこの記事の一番下のTagsの「モルディブ」のところをクリックしていただくか、またはこちらの記事にインフォメーションを設けてありますが、とにかくのんびりしたい人、素朴な昔のモルディブが好きな人、ダイビングが好きな人にはぴったりの島なんです。
今こちらを見て知りましたが、"Doing Nothing"がコンセプトだそうです。
ぴったりだなぁ。
夜にモルディブのマーレ空港に着き、そのまま空港前の桟橋からボートに乗れば30分程度でエンブドゥに到着。
夜のシーンとした桟橋に降り立つとなんとも言えない嬉しさと懐かしさがこみ上げてきます♪

まだ太陽が十分上がりきってなくて、空気がちょっとひんやりしてて、静かに打ち寄せる波、そして砂。
同じようにちょっとだけ早起き軍団が思い思いに散歩してたり、このビーチで毎朝太極拳のポーズを繰り返すドイツ人(多分…)がいたり、ラジオ体操もどきをやけにしっかりとしている韓国人(多分…)がいたり…。
私たちはもっぱら朝食前にお腹を空かせるための散歩と、今日の天気と今日の空気を知りたくて空を見ながらボーっとしてました。

いつもクールな鷺。

そうだよ、そのあたりで方向変えないと波に押されてビーチに上がって干からびちゃう…。(笑)

ゲストを迎える看板もそのまんま。

もちろんパンもあるけれど、毎日カレーの種類違うしね、おいしいんだよ!
エンブドゥってかなりのゲストが泊まっているはずなのに、なんだかどこに行っても人がまばら。
特にプールもない島ですから、みんな好きなところで好きなように過ごしているようです。




この猫は家族みたいで何匹か連なって島のあちこちを歩いてました。


毎晩ここで月を見てたりしたんだよなぁ。
あのときにはなかったのに、いつの間にかイスが吊るされてる~!

ここのところ世界中で天候不順が続いており、モルディブも例に漏れず雨期なのにそうでもなかったり、乾季なのに雨が降ったり。
去年、おととしと同じ雨期に訪れましたが、その時は「本当に雨期?」って疑いたくなるほどの良い天気。
でも今回は朝の散歩でビーチに出たら、今日はもしかすると雨振るかも~って言う厚い雲。

島全体が白く煙って、もう一歩も外になんて出られない!!
すごいね~と玄関先で見つめながら、こういうのも結構嫌いじゃないことに気づくわが夫婦。
とにかく視界がさえぎられるほどの雨なので、そのスコールが島全体を覆ってしまい「私たちって雨の島に閉じ込められてる」感と、ジャングルみたいな木々の匂いが強くなるのがいいんですよね~。
それになんと言っても雨期なんだもの、雨期らしさを感じるのもいいじゃない♪

多分、今日の午前中のダイビング・ボートには、そして集合時間には誰も現れないと思うよ~。
だってこんな雨の中潜ったって楽しくないもの。
ここエンブドゥでのボートダイビングは予約の必要はなく、行きたくなったら集合時間にダイビング・サービスに行けばいいだけなのです。
こんなときはやっぱり部屋で読書に限るわ~。(と言いつつ、あっという間にお昼寝モードになってたけど…笑)

でもそんなに長い時間降り続くことはないので、あっという間に晴れ間が見えてきます。
そうなれば、そろそろ行くか~と水着に着替えてダイビング・サービスへ。
自由気ままが良いのです。


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2009年 08月 25日
今年も梅干し完成、梅酢そして梅味噌も♪

記事にもしましたが、引越し直後ではあったものの、「今年は梅干し仕込めないかもなぁ」と思っていた私に、良い具合に熟した南高梅が「買って~」と呼んでいたんですよ~。
ちょっと遅めの仕込みではあったけれど、7月後半になって梅雨が明けたら土用干ししようと、その日を楽しみにしてました。
が…。
ご存知のように今年の梅雨明けはちょっとイレギュラー。
早めに明けた関東地方でさえ、梅雨明け後にぐずつく天気が続いていたと言いますが、ここ、関西にいたってはとにかくいつまで経っても梅雨が明けない…。(泣)
8月の声を聞くと同時に一週間ほどの旅行を予定していたのでその前に白黒つけたかったのですが、とうとう梅雨明けの声を聞くことは出来ず、ジップロックに入れて漬けたままの梅を残して日本脱出。
さすがに帰ってきたら梅雨は明けてたけれど、それでもなんだか天気がぐずついてるー。
一体どうなっちゃってんだよ、今年の夏!!

他の保存食仕込みにはイマイチ興味がないようで、特に気に留めることもなくもちろん大して協力的ではない夫も、好きな梅干しのこととなると気になるらしい!(笑)
「梅ってさー、もし干せなくても梅干しになるのかな?」とやたらと聞いてました。(爆)

軒下になり雨も当たらないベランダなので、ザルのまま干してもよいかとも思いますが、ネットに入れておいたほうが虫や、万が一すごい風が吹いたりしても吹き飛ばされないと思うので、何も気にせず外出も出来、夜もそのまま戸外に吊り下げたままにしておけるこの方式が一番手間なし。
大体狭いベランダに洗濯物と共存させて干さなければならないので、こちらのほうが場所も取らないしね。
とにかく梅干しの作り方は作り手の数だけ方法があると言ってもいいくらい様々で、去年は夜は取り込むのかとか、取り込んだ場合には梅酢に戻すのかとか迷ってしまっていましたが、今年は迷わず去年同様一番手のかからない方法をとりました!(爆)
すなわち、一度干したら夜も取り込まず、まぁ翌朝梅の上下をひっくり返すことはしますが、その他は全く放任主義の梅まかせ~♪
ずっと晴れる予報だったのに今年は干して3日目が曇り空だったので、平均的に3日3晩と言われている土用干しを4日4晩しました。

ものすごーくシワシワではないけれど、これくらいがふっくらとしていて好みの梅干し。

う~ん、見ているだけで生唾出てくるよねぇ~。(笑)
一粒お味見してみたら、昔ながらの梅干しの酸っぱくてしょっぱい、顔が「きゅーっ」ってなっちゃう好きな味に仕上がってました。

しばらく熟成させるべくマンションの玄関側の比較的涼しい部屋に置いてます。
しっかりと第二の梅酢(なんと呼んでいいのかわからないけど干した後の梅から出てくるエキスみたいなもの)も上がってきています。
今ある梅干し(残りわずかです…)がなくなったら、ちょっと早いけどこちらの梅干しを食べ始めることになりそう♪

今回はちょっとジップロックの上下を返すなど動かしたときにつぶれてしまった梅が何粒かあったため、梅酢は漉してから瓶に詰めました。
これも料理に使えておいしいんだよねー。
副産物万歳♪

茄子と茗荷をそれぞれ適当な大きさに切って少々塩をしてビニール袋に入れ、ギュッと空気を抜くようにして口を縛り、冷蔵庫に入れて一晩。
水分が出た茄子と茗荷をギューッと手で搾って、それをまた新しいビニール袋に入れ、千切りにした紫蘇と出来たて梅酢を適宜注いでまた一晩。
うちの梅干しは白梅干しで赤紫蘇使ってないので梅酢も紫蘇の香りがしないんですが、漬けるときに紫蘇を加えても十分しば漬けの風味になりますよ~。
ただの一夜漬けよりも酸味が効いてて暑い時にはホントに嬉しいお漬物です。
後は何に使おうかなー。
お薦めがあったら教えてください♪

仕込んでから20日、発酵してから10日ほど経った時に完成させました。
完成させる作業は、まず味噌に漬けてある梅を取り出して種を取り除き、取り出した梅の果肉と少々の漬けた味噌を入れてスティックミキサーにかけて潰し、残りの味噌と共に潰した梅を鍋に入れて中火でしばらく練りながら煮ます。
参考にした本によると煮はじめにかなりのアクが出るようだったのですが、なぜか私の梅味噌は煮てもほとんどアクが出なかった~~~。
とろみ加減もそんなに緩くなかったので、煮る時間は短めでほとんど火を通して発酵止めをすると言った感じの作業となりました。

500gの梅と味噌で仕込んだ梅味噌は、、酵母(最近すっかりブログ更新も出来ないのですが…汗)を仕込む際に使っている400mlくらいの容量の瓶にちょうどいっぱいになりました。

甘酸っぱくてなかなかよいけど、きゅうりが大量の場合には味噌をつけて食べるのと比べるとちょっと飽きるなぁ。
一番役立ちそうな使い方だと思ったのだけれど、好みとしてはただの味噌をつけて食べるきゅうりのほうが好きかも…。^_^;

このパンは胡桃とドライフィグ入りのパンなのだけれど、こういった木の実入りのパンにこの梅味噌は合うと思うわ~。
クリームチーズをのせてその上に梅味噌って言うのも多分いけると思う!!

ゴーヤは薄くスライスしたものをさっと湯通しし、しばらく水に放ってからギュッと絞り、そこに適量の梅味噌を絡めれば出来上がり!
これがですね~実に美味しいのですよ。
不思議とゴーヤの苦味が柔らかくなり、甘酸っぱ味とゴーヤのキュルッとした食感が最高♪
うちの実家のデカゴーヤでもこの食べ方ならぺろりとたくさん食べられます♪
もしかしたら、思っていた程ではなくイマイチの組み合わせだったきゅうりと梅味噌も、スティックにつけて食べるのではなく、スライスしてちょっと塩もみしてからギュッと絞ったきゅうりを梅味噌で合えたらおいしいかも~。
これは後ほど試してみたいと思います♪
この梅味噌、特に夏の暑いときにはさっぱり感が最高で、まぁおすそ分けも少々しましたが既に瓶の1/4くらいしか残ってない…。
来年も梅干し仕込みの時には必ず作ろうと思ってます。

味噌も結構絡んでて実もまだまだくっついているので、小さな瓶に詰めてこれは肉などのさっぱり煮物や麺類の汁などに使用予定♪
あはは~貧乏性なのでどこまでも捨てずに使い切るわ~。(笑)

それにしても今年の天候は本当に変ですよねぇ。
この空、梅を干し始めた8月15日の空なんですが、なんと早くもウロコ雲!
この時期、特に今年は梅雨明けたのが8月に入ってからなんだから、どう考えても真夏中の真夏、真の真夏の時期だと思うのですが、入道雲はどこにいったのかー。
そして我が家では、この間の日曜日を境にして、夜になると異様に涼しすぎるんですが…。
昼間はさすがに暑いのですけれど、夜になると涼しいのを通り越して半そで短パンだと寒いんです…。
全部の窓開けてると寒いので、夜になると半分閉めたりしています。
暑くて眠れないのも嫌だけど、こんなに早く涼しくなっちゃってもねぇ。
これってもしかして、私の住んでいるところって冬はものすごーく寒くなるのかしら…とちょっとおびえている今日この頃です。
みなさまもどうぞ冷えにはご注意を♪
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2009年 08月 22日
真夏の野菜ピクルス工房♪

なぜ大量の野菜かと言うと実家の家庭菜園野菜が我が家にやってくるわけなんですが、今夏からは関東と関西に離れてしまったのでなかなか取りに行くと言うわけにもいかないよな~と思っていたら、なぜかあの台風の被害で東名高速が不通になったときを含め(なぜわざわざあのときに、しかも2日連続で送ってきたのかは理解不能…笑)数回送ってくれたので、うちの冷蔵庫が小さくてひぃひぃ言いながら処理するのですが、まぁありがたいことでもあります。
そんな野菜でピクルス作り。

これは私のピクルス液の基本、酢(りんご酢):水を1:1のもの。
ピクルス液は鍋にりんご酢と水と、塩、きび砂糖、そして月桂樹の葉と、大根や蕪系の野菜には相性がいいな~と思っているクミンシードを入れて、弱火で少々温めて作ります。
温まって砂糖が溶けてからもしばらくの間火をつけておくと、酢のツンツンした感じがとんでマイルドな食べやすいピクルスが作れます。
ラディッシュは、実家のは馬鹿みたいに大きなサイズなので、適当に4分割くらいにしたものを煮沸消毒した瓶に入れておきます。
小さな可愛いサイズのものだったら丸ごと、ちょっとだけ茎の部分を残した状態で漬けても可愛い♪
ラディッシュを入れた瓶に熱いピクルス液を注ぐと、あっという間にラディッシュの赤さが酢に溶け込み、液が赤くなるのが楽しいです。
ラディッシュも中までしっかりと赤く染まり、可愛い♪
粗熱が取れたら冷蔵庫保存で翌日から食べられます。
カリカリとして、クミンシードがちょっとエキゾチックな香りで、ビールのおつまみにとても合います。

meloさんのところでスパイシーインゲンピクルスを見て、夏になったらこれは一度作ってみようと思っていたら実家からインゲンが届いたんですよね~。
赤タマネギもたくさん届いたので、それも加えることにして瓶の中で層になるように作ったピクルス。
スパイシーではないけれど、去年このタイプのピクルスを作って食べやすかったので今年も野菜を組み合わせて層にするタイプで♪

とても肉厚で立派な唐辛子です。

ありがとうございます♪

赤タマネギは繊維に直角になるように薄くスライスしてボールに入れ、そこに熱湯を注いで触れる程度に冷めたらお湯を切りタマネギをギュッと絞っておきます。
そして仕込む量にもよりますが、1~2片程度のニンニクを薄くスライスしておき、ハラペーニョは2個ほど縦に二つに切っておきます。
煮沸消毒した大き目の瓶のいちばん下にいんげん、その上に赤タマネギスライス、そしてニンニクのスライス数片と黒粒胡椒を数粒のせ、またいんげん、赤タマネギ…と言うように繰り返し、最後に赤タマネギがくるように詰めます。
途中で瓶に接する部分に月桂樹の葉と縦に切ったハラペーニョを差し込みながら作ります。
ピクルス液は、今回はりんご酢125cc、水250cc、砂糖大さじ1強、塩小さじ1/2を鍋に入れ、基本のピクルス液と同じようにしばらく温めます。
熱いピクルス液を野菜を重ねた瓶に野菜が隠れるまで注いで、最後に気泡があれば竹串で野菜を動かすようにして潰せば出来上がり。
粗熱が取れたら冷蔵庫保存で、2日くらい経ってからが美味しい!
かなり酢の割合が少ないピクルス液ですが、冷蔵保存ならば2ヶ月くらいは十分持ちます。

ハラペーニョはピクルス液と一緒に煮ることなく生のまま加えただけなのでそんなに辛くないかな~と思ってたけど、かなりな感じにスパイシー♪
ビールのつまみには勿論のこと、朝のトーストにサラダ代わりに添えたりしていたのですが、朝から「シャキーン♪」てな感じになります。(笑)
このまま頂いていもいいし、食べるときにチョロッと美味しいオリーブオイルを垂らしていただいてもおいしいです。
酢の割合が少ないので、ツンツン感が気になる方でもサラダ感覚で食べられるのがこの配合のピクルスのよいところ。

覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、きゅうりは去年から急に株が上がった実家のオバQです。(笑)
ふつうのきゅうりならそのままスライスしますが、オバQなので皮を縞々程度にピーラーで剥き、縦半分に切って中心の種の部分をスプーンでくり抜き、それからスライス。
そのきゅうりスライスに塩少々を振りかけて混ぜてしばらく放置の後、流水できゅうりをすすぎギュッと搾っておきます。
赤タマネギはいんげんの時と同様、繊維と直角になるようにスライスしてボールに入れ、そこに熱湯を注いで触れる程度に冷めたらお湯を切りタマネギをギュッと絞っておきます。
ニンニクは1片をスライス、ハラペーニョ1個を縦半分に切っておきます。
きゅうりのほうがいんげんよりもピクルス液を吸いやすいのでハラペーニョの量も少なめにしました。
後はいんげんに同じく、熱湯消毒済みの瓶に、きゅうり、赤タマネギ、ニンニクと黒粒胡椒の順に繰り返して重ね、途中で月桂樹の葉とハラペーニョを外側に差込み、最後に同じ割合で作ったピクルス液を注いで気泡を潰して出来上がり。

キュルッとしたきゅうりの食感とシャキシャキのタマネギとハラペーニョの辛さが、食欲もビール飲みたい度も刺激する~!(爆)
こちらもオリーブオイルたらりんとするとこれまた美味しい!
meloさん、ごちそうさまでした♪
で、ビール進みすぎちゃうんだけどどーしましょう?!


オバGoとでも呼びたい所ですが、ちょっとゴロがイマイチ…。^_^;

特徴は基本のピクルス液よりも酢と砂糖を多めに使うこと。
ゴーヤの苦味にはこれくらい濃いピクルス液のほうが合うのです。
今回はピクルス液の再利用なので、このピンクのスパイシーピクルス液にりんご酢と砂糖を目分量で結構足して温めて作りました。
スパイスは黒粒胡椒とピンクペッパーをたっぷり♪
ニンニクは特に使わず、月桂樹とハラペーニョはいんげんときゅうりのピクルスのものを使いまわしました。
こちらは3日ほど置いたほうが美味しく漬かるはずなので只今冷蔵庫で待機中。
ピクルス液も濃いので、夏が終わってもまだ食べられるほど長く保存できます。
さて、ハラペーニョ使用のゴーヤピクルス、辛さと苦味のダブルのパンチできっとまたビールが止まらなくなることでしょう♪
楽しみのような怖いような…。^_^;

こちらはピーマンと茄子をニンニクとハラペーニョとオリーブオイルで炒めてナンプラーと胡椒で味をとののえたもの。
この辛さがたまらんのだよね~。
少々ピクルス液を吸っているのでさっぱり感も加わって食べやすいです。
さてさて真夏のピクルス工房、いつまで続けられるでしょうか。
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2009年 08月 20日
賀茂茄子 VS イタリア茄子
今回ご紹介するのは茄子!

最近は茄子の種類も多く賀茂茄子に似ている丸茄子もたくさん売っていますが、賀茂茄子は三枚のへたを持ち肉厚で肉質が緻密でしまっている日本最大の丸茄子。

道の駅で売られている野菜は採れたて低農薬のものが多いけれど、これは素晴らしいことに無農薬。
数ある茄子のコーナーの中でもこれ一つしかなかったし、手書きでわざわざ書かれていると言うことはかなりの自信作なのでは!
他の野菜も買ってレジに持って行ったら、レジのおねーさんが「あら~こんなの売ってた?あら~いいわね~。これはいいわよ。」と言って隣のレジの人にも見せてました。(*^_^*)
賀茂茄子と言うと他の茄子に比べてちょっとお値段高めなのだけれど、これはなんと100円!
ラッキーだったわぁ~。(見つけてくれた夫よ、ありがとー!)
こういう丸い形の味のある形の野菜って、出来るだけその形のままいただきたいですよね!
賀茂茄子は焼いても実が崩れにくく、油を必要以上に吸わないという訳で、形を活かした田楽にすることにしました。

賀茂茄子は皮がしっかりしているので剥いて調理したほうがよいと書かれてあるものもあったけど、ちょっともったいなかったし皮の色がきれいだったので、縦方向の縞々に剥いてみました。
それを横半分に切って、すわりがよくなるようにへたとお尻の部分を少々切り取り、竹串で適当にブスブスと刺し、更に大きな平らな面に少々格子の隠し包丁を入れて火を通りやすくします。
竹串刺すと賀茂茄子の肉質が緻密なのがよくわかりますね~。
プスプスと小気味よい音がします!
その賀茂茄子を鍋に2cmくらいの高さまで入れた油の中で中温~低温くらいでじっくりと両面を揚げます。
ホントはもっとたくさんの油で揚げたほうがよいと思うけど、うちはあまり揚げ物をしないので少なめで都度処分派。
油が少ないと焦げやすいので温度があまり高くならないように気をつけながら揚げていきます。
その間に、手前味噌70グラム、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1を混ぜて火にかけてつやつやになるまで練ったものを作っておきます。
茄子が揚げあがる少し前に縦半分に切った万願寺唐辛子も揚げ油に入れてさっと揚げ、茄子と共に器に盛り付け、最後に茄子に味噌を塗れば出来上がり!
結構長めに揚げていたのだけれど全然形が崩れませんでした!
しっかりと中まで火が通った茄子はしっかりとした食感を残しつつ味が濃い!!
とても食べ応えのある茄子だわ~~。
初めて調理したにしてはかなり上出来!
とても美味しい茄子です。

練り味噌を耐熱容器に入れそこに小口切りにした九条ネギと韓国唐辛子をたっぷりと入れて混ぜ、少々電子レンジでチン!
麺は沖縄そばの乾麺を茹でて冷たく〆たものを使いました。
麺の上に味噌をのせて九条ネギと韓国唐辛子を追加でのせれば出来上がり♪
これをぐるぐるかき混ぜて食べれば、肉は入ってないけどコクもあってすごく美味しいです。
なんと言ってもあまりもの利用だからすぐに出来るし。^_^;
ひとりランチはお手軽に出来るものに限るわぁ~。

紫の縞々みたいな模様がきれいでしょ~。
思わずうっとり♪
賀茂茄子ほどの大きさと丸さではないけれど、茄子の中ではかなり大きめに入るサイズ。

これも一つだけポツンと棚に置かれていたんですよ~。
「イタリアナス ガプリス」と書かれてあったので検索してみたんだけれど、そのような名前の茄子にはたどり着かず…。
ここのページにあるリスターダ・デ・ガンディアと言う茄子ではないかと思われます。
これも1個100円♪
お野菜が何でも安くて嬉しい~!

せっかくの素材なので、イタリア茄子のおいしい食べ方を教えてくださいとかずさんにお聞きし、作ってみました。
皮は固そうだったら剥いたほうがいいということでしたが、イマイチ固いのか柔らかいのかわからなかったし、多分消えちゃうだろうけど運良く模様が少しでも残れば…と思い剥かずにいきます!
へたを取った茄子を縦に4分割。
反面が皮になっている二枚はそのままだと火が通りにくいと思い皮を剥きました。
それを水に少々放ってから(茄子の油の吸いすぎが怖いので私はいつも焼いたり揚げたり炒めたりする前に水に放ってからその水気を拭いて使ってます)、たっぷりのオリーブオイルをひいたフライパンに並べて両面をじっくりこんがりソテーして、焼けたところで塩胡椒。
お皿に盛りつけたら上にバジルをのせて、生ハムを添えて出来上がり!
こちらも全く実が崩れることなくきれいに焼きあがったのですが、食べた感じは賀茂茄子よりもトロッとした感じ。
味が濃くて美味しいです!
やはり縞々は消えてしまいましたが、皮は全く気になりませんね。
生ハムとの相性は聞いていた通り抜群で、甘いほどにとろりんと焼けた茄子と生ハムの塩気がとてもよい具合です。
とても美味しかったのでまた見つけたら買おう♪と思ってるんですが、この後同じ店に行ってもこの茄子を見かけることがないのが残念です。
最近は特に、店頭に並ぶ茄子、トマト系の種類が増えて、選ぶのが楽しいですよね♪
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2009年 08月 18日
古都奈良の夏の夜歩き~なら燈花会~

それが「なら燈花会(とうかえ)」。
奈良公園を中心とした地域をろうそくの灯りで照らし、奈良の夜を魅力あるものにしようと平成11年から夏の夜に行なわれている行事です。
今年の開催時期は8月5日から8月14日まで。
はじまったときにはちょうど旅行に行って留守にしていたため、最終日の8月14日にギリギリで行くことが出来ました。

これはまた別途記事にしたいと思いますが、ホントに素敵で素敵で…。
短い時間の一人歩きでしたが有意義な時間を過ごせたわ~。

猿沢池横の三条通り(奈良も京都のように筋が一条、二条…と並んでいるんですね)はこの通りの人、人、人!
「奈良に引越してきてから県内でこんなにたくさんの人、初めてみたわ~」と思っていたら、後ろを歩いている若者も「オレ、奈良でこんなに人がいるの初めてだよ~」って言ってたので、これはかなりの人出になることでしょう!
実は、燈花会より少し前から奈良の寺社がライトアップされるイベント「ライトアッププロムナードなら」が行なわれており、奈良駅からちょっと離れた朱雀門と薬師寺には出向いていたのですけれど、その時には全く人がいなかったのでそのギャップにかなりびっくりした私。
人ごみの中、何とかまた近鉄奈良駅まで戻り、そこで仕事帰りの夫と待ち合わせて、さあ燈花会へと向かいましょう♪

コロッケ安いね~。
このコロッケ屋さんは確か大和郡山のコロッケ屋さんと書いてあったと思うけど、結構人気みたいでした。
揚げたてコロッケを紙に包んでもらって歩きながら食べましたが、こういう正に食べ歩きってなんだかおいしく感じるんだよね~。
衣がカリッとしているんだけど同時になぜかもちっとしてて歯にくっつく感じなのが不思議なコロッケだったわ。

ちょっと明るい時に見ると池の水は決してきれいではないのだけれど、たくさんのカメの姿を目撃!
かつては竜が住んでいて、この池に身を投げた巫女がいたと言う悲しい伝説もあるようです。
それにしても奈良とは思えないほど人が集まってますね~。(笑)

池の奥に見えるのは、奈良の街のランドマークでもある興福寺の五重塔。
水面に合わせ鏡のように移る灯りには本当にうっとり。
あー来て良かった~♪

池沿いに置かれているのが燈花会の燈篭。
池の中にももう少し大きいのが浮かべられており、そちらはもう少し儚いような灯りを点しておりました。
奥に見えるのは猿沢池沿いに建つ「天平ホテル」。
昼間に見ると「なんだか昭和の修学旅行で生徒が泊まりそうなホテルだなぁ」と思わせるような何の変哲もない、よく言えばレトロなホテルなのですけれど、こうして猿沢池に映し出されるとなんだかとっても魅力的です。

燈花会の各会場にはこんな風に味のある字で場所の名前が描かれた燈篭が置かれています。
もちろんその横の五十二段の階段は人、人、人。

近くで見るとこんな感じ。
何度も焼失と再建を繰り返してきて、今の建物は応永33年(1426年)に再建された6代目だそうです。
それでも十分古いですよねぇ…。
五重塔とその横の東金堂の前にもたくさんの燈篭が置かれており、建物のライトアップと共に柔らかい光を演出しています。
興福寺を後にしまた三条通りに戻り春日大社の一の鳥居前まで歩き、そこから奈良公園のエリアに入っていきます。
なんとな~く鹿の匂いが…。(笑)
これがまたなんとなくではなく、夜で暗いので気がつきにくいのですけれど、気がつくと横に鹿がいるって感じでびっくり!
こんなに近くまでそれもゴロゴロと多数いるものなんですねぇ。

大正時代に建てられた堂のようですから、奈良にあっては比較的新しい建物です。
この浮見堂の雰囲気が私は今回で一番好きでした。
凛として、そしてあまりに静かなので逆に夜の空気の音がするのではないかと思うほど。
浮見堂のライトアップはきっと普段はもう少し明るく照らしているのではないかと思うけど、この燈花会の時は燈篭の灯りと調和するごとくボーっと暗闇に浮かぶような儚い灯り。
その静かな池には燈篭を付けたボートが音もなくたくさん浮かび(普通のオールで漕ぐ手漕ぎボート。乗る場所が良くわからなかったけどカップルがたくさん乗ってました。)、本当に現代ではないような錯覚さえ覚えるほどの静けさと美しさ。

この表参道は燈花会の間も夜は閉鎖されていますが、この14日だけは境内の石灯籠と釣灯篭の全てに火を灯す万燈籠が行なわれているため(万燈籠は15日も)、開放されているのです。
全部で2000基もあるといわれているだけあり、参道かなり長いです…。(汗)
そしてこれは春日大社の持っている空気なのか神様の力なのか、はたまた周りが木々に囲まれているだけだからなのか、そのあたりはよくわかりませんが、明らかに今まで歩いていたところよりも涼しくて、私など途中から寒くなってきてしまったほど。
盆地のため暑い、暑いといわれている奈良ですが、ここは特別として夜の奈良は思いのほか涼しく快適です。
果てしなく、永遠まであと一歩というほど続く参道。
とても幻想的で別の世を歩いているかのような雰囲気は良いのですが、既にここにたどり着く前にかなり歩いているので、足が痛い…。
そして夫はお腹が空いた…と横で呪文のように唱えてる…。


ここの素麺はなにやら由緒あるものらしく、その説明と図解入りの食べ方説明の紙がついてきました。
素麺と言えば関東にいたときは迷わず「揖保乃糸」でしたが、こちらに来てからはやはり地元と言うことで「三輪素麺」派になってます。
ここの素麺もきっと三輪だな~。
三種類の素麺のうち、具がのっていない二つは、一つは崩した梅肉を、一つは練り辛子を入れて食べてくださいと言うもので、梅肉は思ったとおりのさっぱりとしたおいしさでしたが、練り辛子と言うのが意外なおいしさ発見でした。

が、この時点で9時を回っており、閉門が9時半とのことでしたので広い春日大社の中は手前の方だけざっと見る程度。
大きな燈籠が並ぶ廊下。
空気にも緊張感がある感じ。
燈花会の燈籠が灯火されているのは9時45分まで。
先を急がねば…。

東大寺の前にある、燈花会の受付などもある広い会場。
寺社や池とセットで見る燈籠もよいけれど、広い広い場所に点々と並ぶ燈籠もとてもよいもので、燈花会としてだけの魅力としてはここが一番ではないでしょうか。

園地内は自由に入る事が出来るのでそれぞれの燈花会を楽しむことが出来ます。
奥には若草山が見え、翌晩の大文字送り火を静かに待っているかのよう。

和紙に似せたようなプラスチック(かな?)の容器に水を張り、そこに小さなろうそくを浮かべてあります。
これがひとつ、ひとつ、あちらへ、こちらにも、並んでいるというわけです。

こちらは一番手前の南大門。(写真提供:ミッキー)
高さ25メートルの重層入母屋造りの重厚な門。

これ見ただけで来た価値があると心底思えるほどのすごい迫力。
灯りに照らされて影がくっきりとするので余計に迫力が出るのでしょうね~。
素晴らしい、それしか言葉が出ません。
鎌倉時代に運慶、快慶が一門を率いてわずか75日で完成させただなんて信じられますか。
この後、更に先へ進み、中門のところまでたどり着き、閉まった門の先に大仏殿の姿が煌々と見えた一瞬の後、正に計っていたかのように劇的とも思えるタイミングで灯りが消えました…。
一瞬だけ目に映った大仏殿。
また次の機会には是非じっくりと見たいものです。
奈良の灯りの夜は素晴らしいです。
燈花会はもう終わってしまいましたが、寺社がライトアップされる「ライトアッププロムナードなら」は9月27日まで続きます。
夏休みにちょっとどこかへ出かけてみたいなって方も、少し涼しくなったらあちこち観光してみたいって方も、夜の奈良のそぞろ歩きはいかがでしょう♪
この燈花会へ行った翌日、この日に浮雲園地から見た若草山の大文字送り火が行なわれました。
京都だけではなく奈良にも大文字送り火があるんです!!
大文字焼きとついつい言ってしまいますが、これは山焼きのためではなく先祖の慰霊のための送り火。
お盆の15日に行なわれます。

いちばん奥に見えるオレンジの火。
今のマンションを借りるときに「若草山の山焼き(これは冬にある)が見えますよ」と言われて楽しみにしていたのですが、大文字送り火はさすがに山全体を焼くわけではなく火を灯すのだからうちからでは無理だろう…と思っていたら、しっかりと見えました!!
ただし上から見ているわけではないので「大」の字の上部がよく見えず人文字送り火になってましたが…。(汗)
この日、餃子パーティーと称して遊びに来ていた奈良で生まれ育った友人Fちゃんも、「大文字、久しぶりに見られた~」と感動してました。
来年は近くまで行って見てもいいかな~。(*^_^*)
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2009年 08月 14日
初夏の吉野山とおいしいもの その2

参道をふらふらと散策することにしました。

蛙がいっぱい!!
実は数日後の七夕の日には、この先にある金峯山寺(きんぷせんじ)・蔵王堂で「蛙飛び行事」がありました。
1000年以上続く祭で、その昔、蔵王権現を侮る暴言を吐いた男が、大ワシにさらわれ、絶壁で置き去りに。同寺の高僧が男をカエルの姿に変えて救い出し、読経で人間の姿に戻して改心させた――という故事にちなんでいるそうで、着ぐるみの蛙をのせたお神輿が練り歩き、その蛙が本堂前でぴょんぴょん跳ねるというユニークなお祭なんですって。
一度見てみたいですよね!

とても大きく立派です。

あぁ…こういう仏像(?)を写真に撮るって難しい!!
ものすごく迫力ある仁王様とその表情だったんですが、なんだかこの私の写真だとすっとぼけた仁王様になっちゃってる…。(汗)
ホンモノ見て欲しいです。

これも押し寄せてくるような迫力があり、更に細かい部分にも繊細な細工をされている建物だったのですけれど、全くその雰囲気が表せてません…。(泣)
木造建築では奈良の東大寺大仏殿につぐ大きさで、現在の建物は室町時代の建築であり国宝となっています。
この色とりどりのヒラヒラは蛙飛び行事のためなのかな。
ちなみに蔵王堂と仁王門は背中合わせとなっており、下界から参拝する人には仁王門が迎え、山上ケ岳から巡礼して来た人には蔵王堂が迎えてくれるという作りとなっているそうです。
あーほんとに素晴らしかった…。

ここまで続く階段と道と、そして建物が一体化していてなんともすっきりとした素晴らしい景色。

桜の頃に宿泊するにはかなり前から申し込まないと泊まれないんだろうなぁ。

葛粉、葛きり、葛菓子、葛湯などを購入することが出来、店内の「吉野天人庵」でそれらを食べることが出来ます。

暖かい灯りに包まれた店内はひんやりとしていて、オアシスだわ~。
和紙で作られた照明の傘には葛を作る工程が描かれていて、オレンジの灯りにその絵が浮かび上がっていて思わず見とれてしまいました。
この店内の他にテラス席もあり、そちらも風が通って気持ちが良さそうでしたよ。

ここの葛きりは注文を受けてから作ってくれるので切り立てが味わえるんです!
あー氷がいっぱい浮かんだ水に漂うもちもちで透明の葛きり。
黒蜜をつけていただくと、体の奥までひんやりとしてきて幸せな気分になります。

黒蜜で頂くのが定番でしょうが、変り種として戻して茹でて冷やした葛きりを自作の梅酒に氷と一緒に入れて冷菓としていただいてみました。
甘すぎず、梅の香りも爽やかで、夏にぴったり!
食べてしばらくの間は体の中までひんやりとしてましたよ~。

奈良や比叡山など古い霊地霊山には、東南院あるいは東南寺という名の寺院があるそうで、これは開基または始祖といわれる人が、その霊地を開くときに中心になる伽藍を立てると同時に、そこから巽(東南)の方角に当たる所に寺を建てて一山の興隆を祈願する意味があるそうです。

とても風情のある薬屋さん。
さてその正体は…。

胃腸に良い漢方で、特に二日酔いや、「今日は大いに飲むぞー」と言うときには事前に飲んでおくと(そこまでするか…汗)悪酔いすることがないように思います。
それにしても店の中も一種独特な雰囲気で、しかもこの薬しか置いてなくて、勿論ショーケースがあるわけでもなくて、異次元空間にタイムスリップしてしまったような気分にさえなります。

おおっホントに三本指だ!!

成人なら一回に20粒服用。
これをやりたいので分包ではなく瓶にて購入!(笑)
ここ藤井利三郎薬房にて今回の吉野参道散策は折り返し。

良い具合に皮がパリパリに焼けたのを頂き、おばちゃんに「座って食べていって」と言われ、竹林が見えるベンチに座ってまた一休みさせていただきました。
見ては一休み、食べては一休み…。
そんなのんびり散策がいいんだよねぇ。
また是非ちょくちょく訪れたいなぁと思った吉野山でした。

平城遷都1300年祭のイメージキャラクターで「可愛くない」だの「気持ち悪い」だのと物議をかもし出していたせんとくん。
イラストだと「確かにどーよ…」と言った感もありますが、この着ぐるみせんとくんはとぉーっても可愛いと思うんですが、みなさまはいかが?
横の鹿も「なんだかわからないけどとりあえず出てみました」的な表情がキュート♪
みなさまも奈良はいかが?
せんとくんも待ってるよー!
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2009年 08月 12日
初夏の吉野山とおいしいもの その1

こちらに引越してそろそろ荷物も大方片付いてきて、今まで仕事してたのでずっと家にいるということのない私がずっと家にこもっていたものだから(と言っても近所では精力的に食材探しの旅をしてたんですけどね…笑)、多分会社の人などからも言われたのではないかと思うけど夫なりに心配してくれたみたいで、「週末にどこか行ってみよう♪」と誘ってくれたというわけです。
ちょっと調べてみたらちょうど吉野山で紫陽花祭が行なわれているということだったので、ではいざ吉野へ~と奈良県内初ドライブの旅♪(と言ってももちろん日帰りだよ~!)
奈良県は縦に長く、うちは北部に当たりますが吉野のあたりは奈良県南部になります。
それでも高速も使わずゆっくりドライブで2時間もあれば十分着いてしまうのですから近いもの。
朝食を食べてちょっとゆっくりしてから家を出発。
奈良に引越して来てから、一番今までと違うなぁと感じたのが坂の多さと山肌に沿うようにびっしりと建っている家々。
気づくと山、気づくと斜面に沿ってびっしりと家が張り付いているという環境。
吉野方面に行く道づたいにもずっとそんな光景が続いていて、関東で育った私たち夫婦は少々慣れてきてはいても「すごいねぇ」と言う言葉が思わず出てきてしまうのです。
私はまだあちらこちら出歩いていないのだけれど、夫曰く大阪も兵庫も京都も同じように山が近くに迫って来ているところが多く、同じようにそこには家が建っている、と。
夫に「そうだよな~日本最大の平野、関東平野って言うくらいだけあり、あれだけ広い平地が延々続いているほうが日本全体からしてみれば珍しい光景なのかもしれないよね。」と言われ、なるほどな~と思う私なのでありました。

吉野山に入ってしまうとお店も混んでるかもしれないから、早めの昼食を取ろうとあらかじめ調べておいた山に入る手前の平宗吉野本店にて昼食をとることとしました。
この平宗と言うのは私も大好きな柿の葉寿司で有名らしいですが、この時期は鮎もおいしいということで選んでみました。
海のない奈良県のそのまた山奥と言っても良い吉野では、昔から貴重な蛋白源として吉野川で捕れる鮎が食べられていたのではないかしら。

まずは鮎の卵、甘うるか。
鮎の内臓の苦うるかと迷ったのですが、何となく卵のほうが高級そうな気がして(笑)そちらを頼みました。
おお、美しいですが量は少ないですね~。(爆)
まぁうるかといえば酒の肴でしょうからこれが適量だと思うけど。
ここから運転手交代と言うことで、夫はビールもぐびぐび!

これまた本当に美しい!
鮎寿司は私はちょっと骨の固さが気になってしまったのだけれど、こんなものなのかな。

鯖のお寿司です。
葉っぱを鼻の辺りに香るように持ってくるようにしながら食べると、ふんわりと緑の香りがしておいしいのですよ~。

奈良と言えばこの茶粥も名物みたい!
とてもさらさらとしてさっぱりといただけておいしい!!
さっぱりしすぎて夫の反応はイマイチでしたが、見た目もきれいだしほうじ茶の香りが香ばしく香ってきて私は好きだなぁ。

こちらにも柿の葉寿司がついてます。

あぁ…これは至福の美味しさ!
同じ鮎料理としては鮎寿司よりもこちらの鮎素麺に軍配があがるなぁ。
ひとりでこれの二倍くらいはペロッと食べられる!!

吉野大淀iセンター。
結構大きな道の駅で駐車場も広いのだけれど、ほとんど埋まっているくらいの盛況ぶり。

野菜の直売所!
もちろん私の胸も高まるーーーー!
中に入ると外から見るよりもかなり広いスペースに野菜も種類と量共に沢山並んでいます。
これから吉野山に行くっていう手前なのに、思わず鼻息荒いわ~。(笑)

赤紫蘇です。
赤紫蘇1000円って値段だけ見たらそりゃーびっくりだけれど、この袋、多分45リットルのポリ袋以上の大きさだったと思います。
ちょうどこの時期はこれから漬けてある梅干しに赤紫蘇加える頃だったし、京都が近いからね~、しば漬けもおうちで作られたりする方が多いのでしょう。
さすがに私は奈良県民歴浅いので使いこなせる自信がなく買わなかったけど(笑)、何年も居たら「やっぱこのくらいの量は必要だよね~」と思うときが来るのか…。^_^;

ここで買った梅で今年の梅ジャム作ったんです!
万願寺唐辛子、賀茂茄子、白瓜、新生姜、梅干し。
どれもこれもとってもおいしかったー。
やっぱりいいよなー、道の駅♪

吉野と言えば吉野杉。
その吉野杉の削り屑がこんな袋に入って売っていました。
下駄箱に入れたり枕に入れたり…と書かれてあったので、家に帰って早速枕に入れてみたところ、ふんわりと香る杉の良い香り。
多分ちゃんと袋から出してばらして入れればよいのだと思うのですけど、袋のまま枕の下に突っ込んだのでちょっとゴロゴロしてました。^_^;
最近はあんまり香らなくなってきちゃったけど、100円でしばらくの間あの香りに包まれて眠れたらなかなか良い買い物と言ってよいのでは!
お腹も目も気分も満足して、今度は本当にいざ吉野山!
山を上ったところにある駐車場に車を止めて、売店で飲み物買っていろいろ情報聞いて、参道に向かってボチボチと歩いていくと、見えて来たのが冒頭の写真の風景。
とても暑い日だったのですけど、さすがに山の上まで登ると少々暑さも和らいでいて風がとっても気持ちがいいです。

ここがその入り口。
紫陽花祭と称しているのでこれは沢山の人がいるのだろうと思っていたら、何と人がいません…。(爆)
売店のおばちゃんが「わざわざ車を置いていかなくても車で下って、途中で写真撮りたければ車止めて撮れるわよ~」とやたらと薦めてきた意味がわかりました。
これはゆったりと散策できそうで嬉しい~!
…と思ったら、まだその七曲り坂に足を踏み入れてもいないというのに夫が一休みしたいと言い出しました。
ビールが効いているのか?!

吉野の桜ソフトクリーム♪
桜餅の味がする~!

こんな感じに九十九折になってる坂道沿いに紫陽花が咲いています♪


確か土のPHで赤くなったり青くなったりすると思うのだけれど、ここの土は酸性、アルカリ性のどちらなのかなぁ。

普通の紫陽花と比べて額紫陽花って雰囲気が柔らかで私は好きですね~。

お水を飲んで涼みました♪

散策にはちょうど良い距離でした!
下るのは楽勝でしたが根性ないので上りはロープウェーで♪
確か30分に1本くらいの割で出てました。

あくまでものんびり、のんびり…。(笑)

うふふ、もちろん乗っているのは私たち2人だけ。
貸切です。
ゆったり、ゆったり…。

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2009年 08月 10日
2009年7月に読んだ本
先月は暑さにかまけてまったりとうちで過ごしてることが多かったので、結構本読みましたよ~。
今までは通勤途上の読書でしたのでほぼ文庫本専門でしたが、今は図書館に行く時間もたっぷりとあるのでこれからしばらくは図書館で借りた本の読書となりそうです。

沖縄を多く描いている池上永一は、「テンペスト」の評判が良いので一度読んでみたかった作家。「テンペスト」は貸し出し中でなかったので、表紙の絵に惹かれてこちらを手に取ってみた次第。
ジャンルで言うとファンタジー、ある程度普通に大人の本が読める子供が読んでもかなり楽しめる内容となっている。
こちらも舞台は沖縄。
設定で言えば今よりももう少し前の時代の話なのではないかと思うけれど、今現在、こんな村があっても沖縄だったらおかしくないと思ったり。
沖縄のとある結束の強い村。
その村を支配する巫女(のろ)であるマカト、陰の主とも言える樹王、天才的な泥棒チヨの老人3人たちには、この村を体を張ってでも必ず守るという強い信念があり、そして結束せざるを得ない秘密がある。
その秘密と言うのがいかにも作り物的であったり、この村のまるで某国の美女軍団のような秘密結社「寿隊」の存在と活躍、そしてまるで戦争ゲームのような戦い。
子供だましのようだなぁと思うところも少々あったのだけれど、読み進んでいくとちょっとおちゃらけたような描き方の中に、現在の沖縄が抱える全ての問題が含まれているんですよね。
その重い問題だけを書き進めてしまったらそれはファンタジーではなくなってしまうし、また多分この作者はそういった描き方をしたいわけではないのではないかな。
登場人物はそれぞれに個性豊かで魅力的なのだけれど、特にこの3老人の孫である3人の子供達がそれぞれに異なる個性を持ちそれぞれにとても沖縄的な子供で、読んでいてなんだかスカーーーッとする。
他にも評判の良い作品が沢山あるようなのでまた見つけて読んでみたい作家です。

最近農業に興味があるのと、この塩見さんと言う方が住んでいるところが京都の綾部と言うところであり、今私が住んでいるところから比較的近い地域にあたるので、何か気になる情報があればと言うことで読んでみた。
この塩見さんと言う方は、脱サラして綾部と言うご自分の生まれ育ったところに戻られ、お父様が持っていた畑を耕し自給自足的な生活をしながら、NPO法人「里山ねっと・あやべ」を運営されているという方。
こういった活動をしている方の中には、私の偏見かもしれないけど、もうガチガチに力が入っていてもはや宗教のような、それ以外のことは受け入れないみたいな考えの方も多くいるような気がするのだけれど、この方はそこそこ力が抜けているところが良いなぁと思った。
ガチガチだとどーも私はそれだけで引いてしまうので…。
この半農半Xと言うのは、自分の時間の全てを使って農業に従事するのではなく、農業は自分で食べる分だけを作り、残りの時間は例えば著作であるとかそれぞれの特技を活かした仕事をして暮そうという考え。
理想的だけれど、自分の食べる分だけの食物を作るだけでも大変だと思うのだけれど、もっと大変なのはそのXの部分をそれぞれが見つけることと、果たしてそのXを活かしてお金を得て生活することが出来るかと言うことだろうなぁ。
こうして声を大きくして訴えなくてもそんなことが出来るような世の中になれば、それが一番良いのだろうけれど。

いしいしんじさんの描く世界は独特だ。
本当にある出来事と空想の中を行ったり来たりしているような感じ。
不思議なタイトルに惹かれて読んでみたけれど、如何せんこの「四とそれ以上の国」の中のいしいワールドはあまりにもわからなすぎた~!
「塩」「峠」「道」「渦」「藍」の5編からなる、四国を舞台とした物語。
どんな風にわからないかと言うと、もう何のことを書かれているのか全くわからないんです…。(泣)
こんなに訳がわからない本は久々に読みました。
特に「塩」が一番わからなくて、図書館から借りた本だったのでもうここで断念して返してしまおうかなって思ったのだけれど、性格上一回読んだらつまらなくても読んだ意味が感じられなくても制覇したいタイプなので、がんばって読みましたよ。
後半の物語のほうがまだ少しだけれど意味がわかる部分が多くなってきたのは、この不思議な世界に慣れてきたってことなんでしょーか。
最後の「藍」はちょっと興味深く感じるところさえあり、一応途中で投げ出さないでよかったと思えたのがせめてもの救いでした。
途中から四とそれ以上の国とは四国のことをさしているんだなと気づきましたが、こういう不思議な世界を感じられるほど四国と言うのは神秘的な場所なのかなぁ。
その土地やそこにまつわるものに関する記述がかなり詳しく書かれているのだけれど、これが全て本当なのだとしたら、まだ私は足を踏み入れたことのない四国を旅してみたいな。
もしかすると四国好きで風土について詳しく知っている方だったらとても興味深く楽しく読めるのかもしれません。

料理家辰巳芳子さんのご自宅の庭の植物と料理と思い出と、そしてゆったりと過ごす日々を紹介されている本。
あまりに丁寧すぎるような気がして私はなかなか本も料理も含めて辰巳さんには手を出していなかったのだけれど(笑)、春の頃に買った雑誌「クロワッサン」に、多分この本の出版時期と重なっていたからかと思うけど春の庭で採れた草花を使ったお料理などが紹介されていて、それが読んでいて楽しかったので、その四季版のようなものであれば楽しめそうと読んでみました。
料理好きな人は勿論、庭いじりや植物が好きな人だったらとても楽しめる一冊。
月ごとの庭の様子が写真や思い出やその時に作ったり仕込んだりする料理と共に紹介されていて、その庭に植わっている植物の種類の多さと管理の仕方と言うのがこのまた素晴らしく…。
何十年もお願いしている庭師の方が何人かいらっしゃるそうですし、一般人にはとてもじゃないけどここまでのことは出来ないとは思うけど、でもどこにどんなものが植えてあるくらいは少なくとも把握されているのでしょうし、それだけでも素晴らしいと思えるほど立派なお庭です。
料理、特に仕込みモノ系が好きな人や植物を育てるのが好きな人、写真が好きな人にはお薦めの本。
本文の前にある福岡伸一さん(「生物と無生物のあいだ」の著者)の解説がこれまた良かったです。

これ、好きですね~。
幸田真音のファンと言うのは多分、経済小説が好きっていう人が多いのではないかと思うけど、私は経済小説よりも幸田さんのこの手のタイプの小説が好き。
大手外資系カード会社を訳あってというか、もしかしたらちょっとした運命のいたずらなのかもしれないけれど退職することになった主人公翔が、元の会社の人たちと一緒にベンチャー企業を立ち上げて成功し、それでも悩む過程や人間関係などが描かれた物語。
これを経済小説だと言ってしまうと語弊があると思うけど、働く姿とか成功へ向かうプロセスとか気持ちの葛藤や高揚などが活き活きと描かれていて、なんだか読んでてこちらまで元気が出そうな感じなんですよね~。
あとがきによると、この小説は幸田さんご自身の経験も多分に盛り込まれており、外資系銀行や証券会社でディーラーやってた幸田さんが体を壊して退職を余儀なくされ、その後作家になるまでベンチャーの世界に身をおいていたそうで、その時のワクワク感などを盛り込めたらと書かれたそうです。
なるほどね~、この小説に出てくる人たちもみんな、ものすごく優秀な人たちなんだけれど、それがちっとも嫌味ではなく、テレビのコメンテーターとして時々姿を拝見する幸田さんとも重なるような部分があるのは、そういった背景があるのかもしれません。
幸田さんの小説(単に経済小説だけが好きと言うわけではなく)、また幸田真音さん自身に好意を持たれている方だったら、小説の中の幸田さんを探すのも楽しい読み方のように思います。
この小説の中に出てくるあの会社は実在のあの会社のことを言っているのだなとか、あの社長のことだなと思って読むと、これもまた特徴がよく描かれていたりして面白い。
優秀な人と言うのは限りなく可能性を秘めているものなのだなぁと半分はため息つきながら読んだけど、普通の人でもなんだか何かを出来そうなそんな元気をもらえる本です。
はぁしかし、私は今は特に働いているわけでもなく、仕事に限らずそろそろ何かやるべきことを考えなくちゃなぁ…とちょっと焦りを感じさせられるような小説でもありました…。(^^ゞ
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先日やっと初めて鱧買って来ました!
ぴっかぴかだよ~~~♪

鱧は丸ごと売っているわけではなく、三枚におろして骨切りされたものが売っているので、それを適当な大きさに切って沸騰したお湯に塩少々入れてそこに鱧を入れてさっと茹で、すぐに氷水にとって冷やせば出来上がり。
既にこの状態で売っていることも多いです。
旨い!旨いよ~~~!!
鱧LOVE!!
写真撮り忘れてしまいましたが、この茹でたお湯と昆布の出汁と塩と醤油少々入れて湯引きした鱧も豪華にたっぷりと入れて、鱧のお吸い物も一緒に頂きました。
これがまた旨かったのなんのって!!
京都の夏と言えば鱧。
なぜ鱧かと言えば、昔まだ冷蔵設備が整っていなかった頃、暑い夏に暑い京都まで運ぶ間に魚はみんな悪くなってしまったけれど、この鱧だけは無事だったのだそうです。
奈良も海なし県だからね、同じような感じだったのかもしれません。
旅行前夜にこの鱧三昧のお食事をして、「これに秋刀魚の棒寿司なんかが付いてきたら最高だなぁ」などと夫はのたまっていたのですが、先月まではまだまだ生秋刀魚はかなりのお値段。
旅行から帰ってきたら安くなってるかもーと思っていましたら、やはりなってましたよ~。
と言うか、びびびっくりの今までの私の中での最高の底値、新秋刀魚一尾50円也!
まだ8月に入ったばかりだというのにこれでいいんでしょうか…。

あーやっぱり秋刀魚の塩焼きはいいよね~。
あっでも昨日買ったこの秋刀魚、やっぱりかなりのお買い得品だったらしく、今日他で見たら200円弱してました。
鱧三昧に秋刀魚三昧、おいしいものをいっぱい食べられるって素敵だわ~♪